アンサンブル競馬予想・各指標の大まかな成績
2024年8月度、アンサンブル競馬予想の成績をまとめます。
まずは総合印・GPE印・最終評価それぞれの単複成績を振り返ります!
■総合印
■GPE印
■最終評価
8月度は各指標とも最高評価馬の成績が比較的良かったようです。
◎や軸候補馬を中心にする、セオリー通りの買い目に勝ち筋のあった月だったと言えるかも知れません。
8月度も「期待値」に注目します。
4月20日のアップデート以降、各指標の中で「期待値」に注目し続けています。
アンサンブル競馬予想の期待値は、GPE指数や最終評価など様々な指標を算出する上での根幹になっています。
例えばGPE指数は期待値と他の指標を元に計算された指標で、期待値が高いほどGPE指数が高くなり、逆も然りです。
8月度の期待値、どんな成績だったか振り返っていきます。
数値ごとの単複成績
まず期待値の数値ごとに単複それぞれの成績を見ていきます。
▶期待値ごとの成績|8月度
8月度は比較的難しい月となりました。
しかしその中でも、期待値と単複回収率はしっかり連動していました。
期待値100%を超える馬は複勝回収率90%以上と平均を上回っており、各券種へ展開した時の回収率が期待出来ます。
高期待値の馬を狙うだけでなく、低期待値馬を排除することでも馬券成績アップが見込めるはずです。
期待値順位ごとの単複成績
続いて、期待値順位ごとに見た単複成績です。
▶期待値順位ごとの成績|8月度
順位ごとの単複成績も相関はしていますが、上位馬の成績が振るったわけではありませんでした。
8月度・夏競馬という事もあり、やはり難しい期間だったかも知れません。
4月20日・最終大型アップデート以降の成績
8月は今一歩優位性を発揮出来なかった期待値ですが、4月20日の最終アップデート以降の通算成績はある程度良好です。
▶期待値ごとの単複成績|2024年4月20日~8月31日
ベタ買いプラスとまでは行きませんが、期待値が90%や100%を超える馬の単複成績は、実際の回収率で90%~95%と平均を大幅に超えています。
ちなみに単勝・複勝馬券は基本的に狙われやすく、他の券種に比べて回収率面で不利になりやすいです。
選ぶのが簡単な分、多くの馬券購入者と買い目が被ってしまうわけです。
高期待値の馬を中心とし、各券種へ展開するような馬券戦略の方が通算成績は高くなりやすいはずです。
特に注目は期待値の高い穴馬?
期待値を馬券に活かすための一例として、期待値の高い穴馬に注目してみます。
まず期待値100%以上の馬を、確定単勝人気別に分けた成績が下記です。
上位人気馬に比べて、穴馬の単勝回収率の方が高くなっています。
つまり各券種への展開を考える時、高期待値且つ人気のない馬に注目するほど有利になるはずです。
上位人気馬も概ね良し、しかし1番人気馬には要注意
上位人気馬の扱いに目を向けてみます。
4~5番人気馬の単勝回収率が低くなっていますが、この辺りは短期間のブレだと思います。
2~3番人気馬は単勝回収率100%に届きそうな水準ですので、人気馬でも平均を超える成績になりやすいという印象です。
注意したいのは1番人気馬です。
ここまでの成績を見る限り、期待値が実際の成績に反映されているとは言えません。
もともと1番人気馬は過剰人気しがちですので、基本的に2番人気以下の馬に注目する方が吉と出そうです。
単複回収率の高い穴馬、他券種でも効果的
単複回収率が高い穴馬というのは、連系馬券でも馬券成績アップの源泉になりやすいです。
アンサンブル競馬予想においても同様の傾向になるはずで、積極的に馬券へ組み込むべきだと考えています。
ただ、期待値は回収率の期待値であり好走率ではありません。
次のレースを当てるためでなく、長期間の馬券成績を上げるためという視点でないと、恩恵を受けるには至らないと思います。
レース推奨度・波乱度と期待値の関係
4月20日から数えて実戦データが溜まって来たので、高期待値馬の成績をレース推奨度・波乱度ごとにも見てみます。
非常に効果的かも知れません…
分析の対象は期待値100%以上の馬・4月20日~8月31日分。
まずはレース推奨度別に分けた単複成績です。
▶期待値100%以上の馬・レース推奨度ごとの成績|4月20日~8月31日
4カ月と少しの期間が対象なので確実とは言えませんが、推奨度の高いレースほど高期待値馬の単複成績が良くなっています。
また、同じような傾向がレース波乱度でも表れています。
▶期待値100%以上の馬・レース波乱度ごとの成績|4月20日~8月31日
どちらかというとレース波乱度の傾向が、現時点の期待値の性質を表しているかも知れません。
期待値が高くとも1番人気馬であれば馬券的妙味は薄くなり、穴馬であるほどおいしくなる。
大荒のレースはその名の通り配当の高い決着になりやすいため、高期待値の穴馬が上位に来やすいと言えそうです。
プラス回収率維持への道は目の前に有り!指標の活用法が鍵を握る
4月20日のアップデートがどれほど効果的だったか?
その答えが徐々に見え始めたかも知れません。
期待値とレース評価を用いる事で、実戦でも回収率の高くなる馬のピックアップが出来そうです。
つまり各指標の活用法が鍵であり、プラス回収率維持への道は確実に存在すると思えます。
今後も成績推移を観測しながら、より強力な馬券戦略へと繋げていきたいです。