この記事では当ブログがご提供するアンサンブル競馬予想をご利用頂くにあたって必要な各種指数・印等の説明と使い方について解説します。
アンサンブル競馬予想に関する詳細は下記をクリック。
- 大手競馬予想サイトの予想を参考にしているけど全然回収率がプラスにならない。
- 個人競馬予想を購入してみたけど宣伝されているような大きな当たりが全然とれない。
15日間の無料トライアル実施中!アンサンブル競馬予想とは? アンサンブル競馬予想の特徴・強み 性質の異なるさまざまな指数 6,000項目以上のファクターを使用 中央競馬全レースが対象 余裕ある開[…]
アンサンブル予想の考え方や馬券戦略例,利用方法については下記の記事をご覧ください。
この記事では,当ブログが提供しているアンサンブル競馬予想の各種予想情報の利用法や馬券戦略の例についてご説明いたします。 ただ,この記事を書いている内に当ブログご利用者の方に競馬で買って頂きたい気持ちがあふれすぎてアンサンブル競馬予想[…]
主要指数・予想印
基本的に全ての予想印は◎・○・▲・△・✕の順で評価が高いことを示しています。基本的に,レース毎に各指数が高い順に機械的に印を付けている。
- 主要指数の算出過程
GPE指数・印
Grade Point Ensembleの略で,機械学習で算出した予想勝率・回収率・タイム・着差等の主要な指数をアンサンブル学習(統合)させて算出した「総合偏差値に,その出走馬に賭けることの妙味である期待値を掛け合わせて算出された指標で,アンサンブル競馬予想において核となるもの。
競馬予想では、的中率だけ高めても必ずしも回収率が100%を超えるわけではありません。一方で、回収率だけ高めても的中率が低すぎれば回収する前に資金が尽きてしまいます。GPE競馬予想では、複数の指標やモデルのアンサンブルを重ねることにより的中率と回収率のバランスのとれた予想を目指しています。
総合指数・総合印
6,000個を超える特徴量(予想ファクター)によって予想単複勝率・単複回収率・タイム・着差を機械学習によって予測し,それをさらにアンサンブルして一つの総合的な指標にまとめた指数。上記のGPEに比べてその馬の該当レースにおける相対的な強さを表すため,◎や○の的中率が高く安定した指標となっている。
総合指数はレース毎に標準化しており50を基準として値が大きいほど相対的に評価が高い。
期待値
その馬に賭けることの妙味を示す回収率重視の指標。概念的には,「真の勝率×オッズ」として表される。回収率の期待値。
基準オッズ
様々なファクターによって推定した単勝オッズの推定値。
使い方としては,上記の期待値を補助する役割を持つ。
- 実際の単勝オッズと比較して「実際のオッズ>基準オッズ」であれば過小評価馬,「実際のオッズ<基準オッズ」であえれば過大評価馬として判断する。賭ける対象としてはもちろん過小評価馬を積極的に買うことにより回収率は高まる。
- 基本的に前日時点で公開されるため,自分の馬券検討の参考にする。
などなど。注意点として,馬券回収率をアップさせるためには過小評価馬を狙っていくことになるが,過小評価馬は勝率・的中率が低くなる傾向があるため,柔軟に買い目を検討する必要がある。
的中率重視印
予想勝率をもとに修正を加えることによって算出した予想印。回収率は考慮せず,的中率のみを高めるべく調整している。
回収率重視印
予想回収率をもとに修正を加えることによって算出した予想印。的中率は考慮せず,回収率のみを高めるべく調整している。
タイム重視印
過去走のタイム指数やレース条件などをもとに機械学習によって算出された予想タイムにもとづく予想印。他の指数・予想印がそのレースにおける各出走馬の相対的な力関係をもとに算出されているが,タイム重視印は各出走馬の絶対的なタイムを予想している。
より詳しく過去のタイムや予想タイムを分析する場合は,Lookerの「タイム分析」ページを参照のこと。
予想タイム
100を基準として値が大きいほど走破タイムが速いことを示している。
調教・追切印
厩舎や調教師の質,標準化した追切タイムなど調教や追切に関して総合的に評価した予想印。
シャープレシオ
「期待値」を独自に算出したその出走馬に賭けることの「リスク」で割った値。投資においてはリスクとリターンは比例関係にあり,シャープレシオが高いほどリスクに対して期待リターンが高いことを示す。実践的には的中率は低い期待値をより安定化させた指標。
展開分析系指標
先行偏差値
レース内で標準化しており,50を基準として値が大きいほどそのレースで先行しやすいことを示している。
追込偏差値
レース内で標準化しており,50を基準として値が大きいほどそのレースでラスト3ハロンにおけるスピードが速いことを示している。
出遅率
その出走馬の過去のスタート出遅れ率。
騎手分析系指標
騎手印
騎手の素の能力や騎乗馬・コース適性等をもとにして算出した予想印。
騎手能力指数
騎手の能力を100を基準として指数化。騎手の成績は騎乗馬に大きな影響を受けるが,騎乗馬の能力を取り除いているため,騎手そのものの技術・能力を評価している。
騎手競馬場適性
騎手のその競馬場における単複回収率の平均値。
騎手距離適性
騎手のその距離における単複回収率の平均値
騎手脚質適性
当該レース騎乗馬の脚質と同じ脚質の馬に騎乗している時の騎手の単複回収率の平均値。
騎手出遅率
当該レースにおける状況におけるその騎手の想定出遅れ確率。
レース系指標
予想ペース
レースのペースを独自の方法で予想している。ハイ(H)・ミドル(M)・スロー(S)の3段階評価。
波乱度
レースの各馬券の払戻金を予想した数値を指数化し,堅い・荒れ・大荒れの3段階で提示している。
用語
買い目検討
独自のアルゴリズムに従って「軸候補」「相手」「ヒモ」「消候補」の4段階で出走馬を評価している。GPE印や総合印とは独立したアルゴリズムであるため,GPE印◎が必ず軸候補となるわけではない。買い目を検討する際の参考に。考え方は下記の通り。
軸候補
的中率と回収率がともに高い馬。買い目構築上の1番の狙い目。1レースに0頭の時も複数選ばれることもある。
相手
馬連・ワイド・馬単選択時の軸に対する相手。3連系馬券選択時は2列目の候補。()内の回収率・的中率はどちらの基準で相手に選ばれているのかを示す。
ヒモ
3連系馬券選択時の3列目候補。()内の回収率・的中率はどちらの基準で相手に選ばれているのかを示す。
消候補
的中率も回収率も低いと想定されており,馬券からは積極的に消去したい馬。ただし,期待値的に低いことを表し,必ずしも的中率が低いことや馬券内に来ないことを意味するわけでなく,普通に馬券内に絡んでくることが多いため参考までに。
軸馬類似度
基準オッズや脚質・出走馬毎の想定ペースなどからGPE印◎馬とどれくらい類似度が高いかを測定した指標で、0~100%までの値を取り、値が大きいほど軸馬と類似度が高いことを示します。単複以外の馬券種の場合、軸が来ても相手が来ないと意味はありません。軸馬と類似度が高いと同時に馬券内に来る可能性も高いため、買い目を検討するさいに結構重要な指標となります。
過小評価馬・過大評価馬
過小評価馬:実際のオッズが真の(基準)オッズよりも高く、その馬の勝つ可能性が過小評価されている馬。1番強い馬ではなく,過小評価馬に賭けることが競馬予想の基本。
過大評価馬:実際のオッズが真の(基準)オッズよりも低く,その馬の勝つ可能性が過大評価されている馬。1番強い馬(勝つ可能性が高い馬)でも過大評価されている場合は多い。
最後に
ご不明点等あればTwitterやこのブログのコメント欄でご質問ください。マニュアルに追加いたします。それでは良い競馬予想ライフを!