天皇賞(秋)(G1)のデータ

天皇賞(秋)を過去の結果から集計したページです。舞台は東京芝2000m。掲載している数値はすべて JRA の確定成績から機械的に集計したもので、着順予想ではありません。

今年の登録馬については 天皇賞(秋) 今年のプレビュー をご覧ください。

結論

東京芝2000mについて 32 件を統計的に検定し、差が確認できたのは 11 件でした(414 レース・4801 頭ぶんの集計)。

残りは、この頭数の範囲では差があるとは言えませんでした。差が確認できなかったことも結果です。内訳は次のとおりで、比較相手が違うので軸をまたいで見比べないでください。

よく走った / 走らなかった区分(好走率)

脚質・枠順・人気の 16 区分を検定し、差が確認できたのは 9 区分です。

判定区分実績比較相手
↑ 有利1枠(枠順)複勝率 30.7%・466頭全国の同型コースの同区分 22.6% の 1.36倍
↓ 不利7〜9番人気(人気)複勝率 8.7%・1149頭全国の同型コースの同区分 12.3% の 0.71倍
↑ 有利5枠(枠順)複勝率 28.9%・606頭全国の同型コースの同区分 24.2% の 1.19倍
↑ 有利3枠(枠順)複勝率 27.2%・530頭全国の同型コースの同区分 23.0% の 1.18倍
↑ 有利8枠(枠順)複勝率 25.5%・761頭全国の同型コースの同区分 21.9% の 1.16倍
↑ 有利差し(脚質)複勝率 27.4%・1532頭全国の同型コースの同区分 23.8% の 1.15倍
↑ 有利追込(脚質)複勝率 17.3%・1558頭全国の同型コースの同区分 15.0% の 1.15倍
↑ 有利先行(脚質)複勝率 31.8%・1021頭全国の同型コースの同区分 28.8% の 1.1倍
↑ 有利1〜3番人気(人気)複勝率 60.8%・1240頭全国の同型コースの同区分 55.3% の 1.1倍

残る 7 区分では、この頭数の範囲で差を確認できませんでした。

評価は複勝率の統計判定です。↑有利/↓不利は基準線 (全国の同型コースの同区分、取れない場合はコース全体) との差が偶然では説明しにくい水準にあることを、「— 差なし」はサンプル数の範囲では差があると言えないことを、「判定対象外」は検定が成立する頭数に届かず差の有無を述べていないことを示します。この判定に回収率は使っていません (回収率は別の節で、独立した基準で判定しています)。

買って報われた / 報われなかった区分(回収率)

同じ区分を回収率でも 16 区分検定し、差が確認できたのは 2 区分です。⚠ 判定は全国との比較で、100% を超えているかどうかではありません。

判定区分実績比較相手
↓ 全国より低い2枠(枠順)単複平均 50.4%・496頭全国の同型コースの同区分 69.9%
↓ 全国より低い7〜9番人気(人気)単複平均 51.3%・1149頭全国の同型コースの同区分 69.6%

残る 14 区分では、この頭数の範囲で差を確認できませんでした。

回収率は投じた額に対する払戻の割合です。判定は単勝と複勝の平均を全国の同型コースの同区分と比べた統計判定 (Welch 検定・片側 5%) で、「↑ 全国より高い」「↓ 全国より低い」は差が偶然では説明しにくい水準にあることを、「— 差なし」はサンプル数の範囲では差があると言えないことを示します。⚠ 判定は全国との比較であって、100% を超えているかどうかではありません(100% を超えていても全国の同区分より低いことがあります)。⚠ これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。また好走率とは別の軸なので、よく走る区分が買って報われる区分とは限りません。

差が出なかった区分を含む全区分の成績は 東京芝2000m のコース傾向データ に掲載しています。

ここで使っている勝率・期待値は、JRA全レース分を毎週計算して公開しています。

1. 天皇賞(秋)というレースの決着傾向

過去12回(2014年〜2025年)の結果を集計しました。平均15.1頭立てで、着順がついた延べ180頭が集計対象です(出走取消・競走中止は分母に入れていません)。

過去の結果

年頭数馬場勝ち馬人気勝ちタイム勝ち馬の脚質3着以内の人気
202514良マスカレードボール1番人気1:58.6差し1-3-8
202415良ドウデュース2番人気1:57.3追込2-9-8
202311良イクイノックス1番人気1:55.2先行1-6-3
202215良イクイノックス1番人気1:57.5差し1-7-4
202116良エフフォーリア3番人気1:57.9差し3-1-2
202012良アーモンドアイ1番人気1:57.8先行1-5-2
201916良アーモンドアイ1番人気1:56.2先行1-3-6
201813良レイデオロ2番人気1:56.8差し2-4-6
201718不良キタサンブラック1番人気2:08.3差し1-2-13
201615良モーリス1番人気1:59.3先行1-7-6
201518良ラブリーデイ1番人気1:58.4先行1-10-6
201418良スピルバーグ5番人気1:59.7追込5-2-1

勝ち馬の人気は、12回のうち3番人気以内が11回、4〜6番人気が1回です。勝ち馬の脚質は先行5回・差し5回・追込2回。馬場は良11回・不良1回。勝ちタイムは良が1:55.2〜1:59.7、不良が2:08.3〜2:08.3です。勝ちタイムは馬場状態で大きく変わるため、年をまたいだ比較はしていません(馬場を併記)。「勝ち馬の脚質」はそのレースで実際に取った位置取りで、事前に分かるものではありません。

人気別の決着

区分頭数3着内3着内率基準倍率評価
1〜3番人気362055.6%45.3%1.23倍— 差なし
4〜6番人気36925.0%27.1%0.92倍— 差なし
7〜9番人気36513.9%16.0%0.87倍— 差なし
10番人気以下7222.8%5.5%0.51倍— 差なし

基準は全国の重賞・芝1800〜2200m(出走頭数の構成をこのレースに合わせて調整)の同じ区分(8101頭)です。3着内率は出走頭数だけで機械的に上下する(12頭立てなら無作為でも25%、18頭立てなら16.7%)ため、頭数の構成をこのレースに合わせて調整したうえで比べています。倍率が1.0倍なら基準どおり、評価は正確確率検定(両側5%)です。多くの区分を同時に見ているので、1つの判定だけを強く受け取らないでください。

脚質別の決着

区分頭数3着内3着内率基準倍率評価
逃げ28517.9%25.2%0.71倍— 差なし
先行391025.6%22.1%1.16倍— 差なし
差し581424.1%22.1%1.09倍— 差なし
追込55712.7%14.1%0.9倍— 差なし

基準・評価の読み方は前の表と同じです。

前走レース別

前走頭数3着内3着内率残りの馬着順の内訳評価
毎日王冠44715.9%21.3%1着・2着・3着・3着・3着・3着・3着— 差なし
宝塚記念26934.6%17.5%1着・1着・1着・2着・2着・2着・3着・3着・3着— 差なし
札幌記念22418.2%20.3%1着・2着・2着・3着— 差なし
オールカマー2214.5%22.2%1着— 差なし
京都大賞典1218.3%20.8%1着— 差なし
新潟記念1100.0%21.3%—— 差なし
安田記念8562.5%18.0%1着・1着・2着・2着・3着↑ 高い
東京優駿6466.7%18.4%1着・1着・1着・3着↑ 高い
天皇賞(春)5240.0%19.4%2着・2着— 差なし
ジャパンカップ300.0%20.3%—— 差なし

「3着内率」はその前走から来た馬のうち3着以内に入った割合、評価は同じレースに出ていた残りの馬と比べた統計判定です(レース全体では180頭中36頭 = 20.0%)。頭数が少ない12通りの前走(合計21頭)は表から省いています。前走別は1区分あたりの頭数が小さいため、判定が出ていない区分でも「差が無い」ではなく「この頭数では差を示せない」と読んでください。多くの区分を同時に見ている点にも注意が必要です。

前走からの間隔別

区分頭数3着内3着内率残りの馬倍率主な前走評価
3週以内56814.3%22.6%0.63倍毎日王冠43頭・京都大賞典12頭— 差なし
4〜6週2627.7%22.1%0.35倍オールカマー22頭・神戸新聞杯2頭— 差なし
7〜12週37513.5%21.7%0.62倍札幌記念22頭・新潟記念11頭— 差なし
13週以上612134.4%12.6%2.73倍宝塚記念26頭・安田記念8頭↑ 高い

「残りの馬」は同じレースに出ていたそれ以外の馬の3着内率で、評価はこれとの比較です。ただし出走間隔は前走のレース格と重なります(「主な前走」列を参照)。間隔そのものの効果として読むことはできません。

前走の着順別

区分頭数3着内3着内率基準倍率評価
前走1着361027.8%18.1%1.54倍— 差なし
前走2〜3着491632.7%15.3%2.14倍↑ 高い
前走4〜5着28310.7%21.7%0.49倍— 差なし
前走6着以下66710.6%25.4%0.42倍↓ 低い

「基準」は同じレースに出ていた残りの馬の3着内率です。前走のレース名や出走間隔と違い、この軸はどのレースから来たかに依存しません。

3着以内が複数回ある厩舎

厩舎出走勝利3着内
堀宣行1414
藤沢和雄923
矢作芳人503
国枝栄322
木村哲也322
手塚貴久512
中内田充正502
藤原英昭502
杉山晴紀402
栗田博憲202

この表は過去の実績の記録で、統計的な判定はしていません(1厩舎あたりの出走数が数頭のため、検定が成立しません)。

3着以内が複数回ある騎手

騎手出走勝利3着内
C.ルメール1268
川田将雅1105
戸崎圭太903
武豊922
横山武史412
福永祐一802
M.デムーロ702

騎乗馬は当日まで確定しないため、この表は過去の記録としてのみ示しています。

2. よく言われる説の検証

一般に語られる 7 個の説を、このレースとこのコースのデータで検証しました。

説結果根拠にした区分実績比較相手
このコースで追い込みは届かない⇄ 逆だった追込(東京芝2000mの脚質)17.3%・1558頭15.0% の 1.15倍
休み明けは走らない⇄ 逆だった13週以上(天皇賞(秋)の過去12年の前走からの間隔)34.4%・61頭12.6% の 2.73倍
内枠が有利だ↑ 支持された1枠(東京芝2000mの枠)30.7%・466頭22.6% の 1.36倍
内枠が有利だ— 支持されず2枠(東京芝2000mの枠)23.0%・496頭23.6% の 0.97倍
前走で大敗した馬は消していい↑ 支持された前走6着以下(天皇賞(秋)の過去12年の前走の着順)10.6%・66頭25.4% の 0.42倍
前走を勝ってきた馬が強い— 支持されず前走1着(天皇賞(秋)の過去12年の前走の着順)27.8%・36頭18.1% の 1.54倍
外枠は不利だ⇄ 逆だった8枠(東京芝2000mの枠)25.5%・761頭21.9% の 1.16倍
追い込みは届かない— 支持されず追込(天皇賞(秋)の過去12年の脚質)12.7%・55頭14.1% の 0.9倍

⚠ ただしこの区分は前走のレースと重なっています。間隔そのものの効果としては読めません

このほか、定説と結びつかない 34 区分も検定しています。差が出たものは冒頭の結論に、全区分はレース史とコース傾向の表に出ています。

よくある質問

天皇賞(秋)で統計的に確かめられた傾向はありますか?

東京芝2000mの枠「1枠」の3着以内率は30.7%(466頭ぶん)、比較相手は22.6%で1.36倍。たまたまでは説明しにくい差です。天皇賞(秋)の過去12年の前走の着順「前走6着以下」の3着以内率は10.6%(66頭ぶん)、比較相手は25.4%で0.42倍。たまたまでは説明しにくい差です。東京芝2000mの人気「7〜9番人気」の3着以内率は8.7%(1149頭ぶん)、比較相手は12.3%で0.71倍。たまたまでは説明しにくい差です。人気は市場の評価そのものなので、コースの性質というより配当の付き方の話になります。ほかに同じ水準の区分が 8 件あります(本文の表に出ています)。

天皇賞(秋)で「休み明けは走らない」は本当ですか?

天皇賞(秋)の過去12年の前走からの間隔「13週以上」の3着以内率は34.4%(61頭ぶん)、比較相手は12.6%で2.73倍。たまたまでは説明しにくい差です。ただしこの区分は前走のレースと重なっています。間隔そのものの効果としては読めません。

天皇賞(秋)で「このコースで追い込みは届かない」は本当ですか?

東京芝2000mの脚質「追込」の3着以内率は17.3%(1558頭ぶん)、比較相手は15.0%で1.15倍。たまたまでは説明しにくい差です。

天皇賞(秋)で「外枠は不利だ」は本当ですか?

東京芝2000mの枠「8枠」の3着以内率は25.5%(761頭ぶん)、比較相手は21.9%で1.16倍。たまたまでは説明しにくい差です。

天皇賞(秋)で「前走を勝ってきた馬が強い」は本当ですか?

天皇賞(秋)の過去12年の前走の着順「前走1着」の3着以内率は27.8%(36頭ぶん)、比較相手は18.1%で1.54倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

天皇賞(秋)で「内枠が有利だ」は本当ですか?

東京芝2000mの枠「2枠」の3着以内率は23.0%(496頭ぶん)、比較相手は23.6%で0.97倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

天皇賞(秋)で「追い込みは届かない」は本当ですか?

天皇賞(秋)の過去12年の脚質「追込」の3着以内率は12.7%(55頭ぶん)、比較相手は14.1%で0.9倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

天皇賞(秋)で買って報われてきた区分はありますか?

東京芝2000mの枠「2枠」の単複平均回収率は50.4%(496頭ぶん)で、同じ舞台の平均69.9%を下回っています。東京芝2000mの人気「7〜9番人気」の単複平均回収率は51.3%(1149頭ぶん)で、同じ舞台の平均69.6%を下回っています。これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。

このページについて

好走率の判定には正確確率検定(両側 5%)を、回収率の判定には Welch 検定(片側 5%)を用いています。2 つは別の軸なので、判定も分けて出しています。内容は同じ URL のまま毎年更新します。

舞台となるコースの全区分の成績は 東京芝2000m のコース傾向データ に掲載しています。

この記事の集計は、JRA全レースの勝率・複勝率・適正オッズ・期待値を毎週計算しているデータをもとにしています。自分の予想や印と重ねて、買う条件と見送る条件を検証したい方は、15日間の無料トライアルがあります。

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天皇賞(秋)2026|過去データを統計検証、本当に意味があった傾向は?
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