オールカマー(G2)のデータ

オールカマーを過去の結果から集計したページです。舞台は中山芝2200m。掲載している数値はすべて JRA の確定成績から機械的に集計したもので、着順予想ではありません。

今年の登録馬については オールカマー 今年のプレビュー をご覧ください。

結論

中山芝2200mについて 32 件を統計的に検定し、差が確認できたのは 9 件でした(168 レース・2367 頭ぶんの集計)。

残りは、この頭数の範囲では差があるとは言えませんでした。差が確認できなかったことも結果です。内訳は次のとおりで、比較相手が違うので軸をまたいで見比べないでください

よく走った / 走らなかった区分(好走率)

脚質・枠順・人気の 16 区分を検定し、差が確認できたのは 4 区分です。

判定区分実績比較相手
↓ 不利10番人気以下(人気)複勝率 3.0%・872頭全国の同型コースの同区分 4.4% の 0.68倍
↓ 不利5枠(枠順)複勝率 17.1%・298頭全国の同型コースの同区分 24.8% の 0.69倍
↓ 不利7〜9番人気(人気)複勝率 9.6%・490頭全国の同型コースの同区分 13.8% の 0.7倍
↓ 不利差し(脚質)複勝率 21.5%・781頭全国の同型コースの同区分 24.9% の 0.86倍

残る 12 区分では、この頭数の範囲で差を確認できませんでした。

評価は複勝率の統計判定です。↑有利/↓不利は基準線 (全国の同型コースの同区分、取れない場合はコース全体) との差が偶然では説明しにくい水準にあることを、「— 差なし」はサンプル数の範囲では差があると言えないことを、「判定対象外」は検定が成立する頭数に届かず差の有無を述べていないことを示します。この判定に回収率は使っていません (回収率は別の節で、独立した基準で判定しています)。

買って報われた / 報われなかった区分(回収率)

同じ区分を回収率でも 16 区分検定し、差が確認できたのは 5 区分です。⚠ 判定は全国との比較で、100% を超えているかどうかではありません。

判定区分実績比較相手
↓ 全国より低い逃げ(脚質)単複平均 89.7%・329頭全国の同型コースの同区分 139.2%
↓ 全国より低い3枠(枠順)単複平均 45.1%・267頭全国の同型コースの同区分 74.3%
↓ 全国より低い5枠(枠順)単複平均 41.8%・298頭全国の同型コースの同区分 77.9%
↓ 全国より低い6枠(枠順)単複平均 44.9%・311頭全国の同型コースの同区分 69.7%
↓ 全国より低い10番人気以下(人気)単複平均 34.5%・872頭全国の同型コースの同区分 68.4%

残る 11 区分では、この頭数の範囲で差を確認できませんでした。

回収率は投じた額に対する払戻の割合です。判定は単勝と複勝の平均を全国の同型コースの同区分と比べた統計判定 (Welch 検定・片側 5%) で、「↑ 全国より高い」「↓ 全国より低い」は差が偶然では説明しにくい水準にあることを、「— 差なし」はサンプル数の範囲では差があると言えないことを示します。⚠ 判定は全国との比較であって、100% を超えているかどうかではありません(100% を超えていても全国の同区分より低いことがあります)。⚠ これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。また好走率とは別の軸なので、よく走る区分が買って報われる区分とは限りません。

差が出なかった区分を含む全区分の成績中山芝2200m のコース傾向データ に掲載しています。

ここで使っている勝率・期待値は、JRA全レース分を毎週計算して公開しています。

1. オールカマーというレースの決着傾向

過去11回(2015年〜2025年)の結果を集計しました。平均13.2頭立てで、着順がついた延べ145頭が集計対象です(出走取消・競走中止は分母に入れていません)。このほかに1開催が該当しましたが、2014年(新潟芝2200m)は開催コースが異なるため除外しています。

過去の結果

頭数馬場勝ち馬人気勝ちタイム勝ち馬の脚質3着以内の人気
202511レガレイラ1番人気2:10.2追込1-2-4
202415レーベンスティール1番人気2:11.8先行1-10-12
202315ローシャムパーク4番人気2:12.0先行4-1-7
202213ジェラルディーナ5番人気2:12.7差し5-6-7
202116ウインマリリン2番人気2:11.9逃げ2-5-3
20209稍重センテリュオ5番人気2:15.5追込5-2-3
201910スティッフェリオ4番人気2:12.0逃げ4-3-6
201812レイデオロ1番人気2:11.2差し1-3-2
201717ルージュバック5番人気2:13.8先行5-1-3
201612ゴールドアクター1番人気2:11.9差し1-3-6
201515ショウナンパンドラ3番人気2:11.9差し3-1-7

勝ち馬の人気は、11回のうち3番人気以内が6回、4〜6番人気が5回です。勝ち馬の脚質は逃げ2回・先行3回・差し4回・追込2回。馬場は良10回・稍重1回。勝ちタイムは良が2:10.2〜2:13.8、稍重が2:15.5〜2:15.5です。勝ちタイムは馬場状態で大きく変わるため、年をまたいだ比較はしていません(馬場を併記)。「勝ち馬の脚質」はそのレースで実際に取った位置取りで、事前に分かるものではありません。

人気別の決着

区分頭数3着内3着内率基準倍率評価
1〜3番人気331854.5%50.6%1.08倍— 差なし
4〜6番人気331030.3%27.7%1.09倍— 差なし
7〜9番人気3339.1%14.5%0.63倍— 差なし
10番人気以下4624.3%4.8%0.9倍— 差なし

基準は全国の重賞・芝2000〜2400m(出走頭数の構成をこのレースに合わせて調整)の同じ区分(6603頭)です(うち出走頭数が一致する重賞がなく比較に使えなかった分が6%)。3着内率は出走頭数だけで機械的に上下する(12頭立てなら無作為でも25%、18頭立てなら16.7%)ため、頭数の構成をこのレースに合わせて調整したうえで比べています。倍率が1.0倍なら基準どおり、評価は正確確率検定(両側5%)です。多くの区分を同時に見ているので、1つの判定だけを強く受け取らないでください。

脚質別の決着

区分頭数3着内3着内率基準倍率評価
逃げ21628.6%29.5%0.97倍— 差なし
先行29724.1%25.8%0.93倍— 差なし
差し471123.4%25.7%0.91倍— 差なし
追込48918.8%15.2%1.24倍— 差なし

基準・評価の読み方は前の表と同じです。

前走レース別

前走頭数3着内3着内率残りの馬着順の内訳評価
オープン特別20210.0%24.8%3着・3着— 差なし
宝塚記念16743.8%20.2%1着・1着・1着・2着・2着・3着・3着— 差なし
札幌記念12216.7%23.3%2着・2着— 差なし
天皇賞(春)10330.0%22.2%1着・1着・2着— 差なし
七夕賞10220.0%23.0%2着・2着— 差なし
函館記念9222.2%22.8%1着・3着— 差なし
小倉記念8112.5%23.4%1着— 差なし
新潟記念800.0%24.1%— 差なし
目黒記念7342.9%21.7%3着・3着・3着— 差なし
大阪杯5120.0%22.9%2着— 差なし

「3着内率」はその前走から来た馬のうち3着以内に入った割合、評価は同じレースに出ていた残りの馬と比べた統計判定です(レース全体では145頭中33頭 = 22.8%)。頭数が少ない22通りの前走(合計40頭)は表から省いています。前走別は1区分あたりの頭数が小さいため、判定が出ていない区分でも「差が無い」ではなく「この頭数では差を示せない」と読んでください。多くの区分を同時に見ている点にも注意が必要です。

前走からの間隔別

区分頭数3着内3着内率残りの馬倍率主な前走評価
3週以内1400.0%25.2%0.0倍新潟記念8頭・オープン特別6頭↓ 低い
4〜6週23417.4%23.8%0.73倍札幌記念12頭・小倉記念5頭— 差なし
7〜12週33618.2%24.1%0.76倍七夕賞10頭・オープン特別9頭— 差なし
13週以上752330.7%14.3%2.15倍宝塚記念16頭・天皇賞(春)10頭↑ 高い

「残りの馬」は同じレースに出ていたそれ以外の馬の3着内率で、評価はこれとの比較です。ただし出走間隔は前走のレース格と重なります(「主な前走」列を参照)。間隔そのものの効果として読むことはできません。

前走の着順別

区分頭数3着内3着内率基準倍率評価
前走1着18527.8%22.0%1.26倍— 差なし
前走2〜3着28932.1%20.5%1.57倍— 差なし
前走4〜5着28725.0%22.2%1.13倍— 差なし
前走6着以下681116.2%28.6%0.57倍— 差なし

「基準」は同じレースに出ていた残りの馬の3着内率です。前走のレース名や出走間隔と違い、この軸はどのレースから来たかに依存しません

3着以内が複数回ある厩舎

厩舎出走勝利3着内
池江泰寿703
高野友和322
田中博康222
音無秀孝312
国枝栄502
宗像義忠302

この表は過去の実績の記録で、統計的な判定はしていません(1厩舎あたりの出走数が数頭のため、検定が成立しません)。

3着以内が複数回ある騎手

騎手出走勝利3着内
戸崎圭太925
C.ルメール434
横山武史422
田辺裕信802
津村明秀602

騎乗馬は当日まで確定しないため、この表は過去の記録としてのみ示しています。

2. よく言われる説の検証

一般に語られる 7 個の説を、このレースとこのコースのデータで検証しました。

結果根拠にした区分実績比較相手
このコースで追い込みは届かない— 支持されず追込(中山芝2200mの脚質)15.3%・752頭17.0% の 0.9倍
休み明けは走らない⇄ 逆だった13週以上(オールカマーの過去11年の前走からの間隔)30.7%・75頭14.3% の 2.15倍
内枠が有利だ— 支持されず1枠(中山芝2200mの枠)25.1%・239頭24.3% の 1.03倍
内枠が有利だ— 支持されず2枠(中山芝2200mの枠)21.8%・257頭23.8% の 0.92倍
前走で大敗した馬は消していい— 支持されず前走6着以下(オールカマーの過去11年の前走の着順)16.2%・68頭28.6% の 0.57倍
前走を勝ってきた馬が強い— 支持されず前走1着(オールカマーの過去11年の前走の着順)27.8%・18頭22.0% の 1.26倍
外枠は不利だ— 支持されず8枠(中山芝2200mの枠)20.2%・367頭21.9% の 0.92倍
追い込みは届かない— 支持されず追込(オールカマーの過去11年の脚質)18.8%・48頭15.2% の 1.24倍

⚠ ただしこの区分は前走のレースと重なっています。間隔そのものの効果としては読めません

このほか、定説と結びつかない 34 区分も検定しています。差が出たものは冒頭の結論に、全区分はレース史とコース傾向の表に出ています。

よくある質問

オールカマーで統計的に確かめられた傾向はありますか?

中山芝2200mの人気「10番人気以下」の3着以内率は3.0%(872頭ぶん)、比較相手は4.4%で0.68倍。たまたまでは説明しにくい差です。人気は市場の評価そのものなので、コースの性質というより配当の付き方の話になります。中山芝2200mの人気「7〜9番人気」の3着以内率は9.6%(490頭ぶん)、比較相手は13.8%で0.7倍。たまたまでは説明しにくい差です。人気は市場の評価そのものなので、コースの性質というより配当の付き方の話になります。中山芝2200mの枠「5枠」の3着以内率は17.1%(298頭ぶん)、比較相手は24.8%で0.69倍。たまたまでは説明しにくい差です。ほかに同じ水準の区分が 2 件あります(本文の表に出ています)。

オールカマーで「休み明けは走らない」は本当ですか?

オールカマーの過去11年の前走からの間隔「13週以上」の3着以内率は30.7%(75頭ぶん)、比較相手は14.3%で2.15倍。たまたまでは説明しにくい差です。ただしこの区分は前走のレースと重なっています。間隔そのものの効果としては読めません。

オールカマーで「前走で大敗した馬は消していい」は本当ですか?

オールカマーの過去11年の前走の着順「前走6着以下」の3着以内率は16.2%(68頭ぶん)、比較相手は28.6%で0.57倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

オールカマーで「このコースで追い込みは届かない」は本当ですか?

中山芝2200mの脚質「追込」の3着以内率は15.3%(752頭ぶん)、比較相手は17.0%で0.9倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

オールカマーで「外枠は不利だ」は本当ですか?

中山芝2200mの枠「8枠」の3着以内率は20.2%(367頭ぶん)、比較相手は21.9%で0.92倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

オールカマーで「内枠が有利だ」は本当ですか?

中山芝2200mの枠「2枠」の3着以内率は21.8%(257頭ぶん)、比較相手は23.8%で0.92倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。中山芝2200mの枠「1枠」の3着以内率は25.1%(239頭ぶん)、比較相手は24.3%で1.03倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

オールカマーで「追い込みは届かない」は本当ですか?

オールカマーの過去11年の脚質「追込」の3着以内率は18.8%(48頭ぶん)、比較相手は15.2%で1.24倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

オールカマーで「前走を勝ってきた馬が強い」は本当ですか?

オールカマーの過去11年の前走の着順「前走1着」の3着以内率は27.8%(18頭ぶん)、比較相手は22.0%で1.26倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

オールカマーで買って報われてきた区分はありますか?

中山芝2200mの脚質「逃げ」の単複平均回収率は89.7%(329頭ぶん)で、同じ舞台の平均139.2%を下回っています。中山芝2200mの枠「3枠」の単複平均回収率は45.1%(267頭ぶん)で、同じ舞台の平均74.3%を下回っています。中山芝2200mの枠「5枠」の単複平均回収率は41.8%(298頭ぶん)で、同じ舞台の平均77.9%を下回っています。ほかに同じ水準の区分が 2 件あります(本文の表に出ています)。これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。

このページについて

好走率の判定には正確確率検定(両側 5%)を、回収率の判定には Welch 検定(片側 5%)を用いています。2 つは別の軸なので、判定も分けて出しています。内容は同じ URL のまま毎年更新します。

舞台となるコースの全区分の成績は 中山芝2200m のコース傾向データ に掲載しています。

この記事の集計は、JRA全レースの勝率・複勝率・適正オッズ・期待値を毎週計算しているデータをもとにしています。自分の予想や印と重ねて、買う条件と見送る条件を検証したい方は、15日間の無料トライアルがあります。

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