2026年9月20日(日)中山11R・芝2200m。この記事は9月14日時点の登録馬を対象に、オールカマーと中山芝2200mで語られてきた傾向がデータで支持されるかを確かめたものです。予想ではありません。
数字にはすべて「何頭ぶんの話か」を添えています。頭数が少ない数字は、たまたまでも簡単に動くからです。
オールカマーの過去の決着傾向とコース傾向の検証は オールカマーのデータ にまとめています。
この記事では「◯倍」という言い方をよく使います。比べる相手を1.0としたときの比率のことで、0.68倍なら3分の1ほど低い、1.03倍ならほぼ同じ、2.15倍なら2倍あまり高い、という意味です。差の大きさを「何ポイント低い」で比べると、もともとの割合が違う区分どうしで大小が逆転するため、このサイトでは倍率で揃えています。
先に結論

- 「休み明けは走らない」は、このレースでは逆でした。 過去11回の13週以上は3着以内率30.7%(75頭ぶん)で、同じレースに出ていた残りの馬14.3%の2.15倍(2倍あまり高い)。⚠ ただしこの区分は前走のレースと重なっています(主な前走は宝塚記念16頭・天皇賞(春)10頭)。間隔そのものの効果としては読めません。
- コースの側では、10番人気以下・5枠・7〜9番人気・差しが低い側に出ました。 中山芝2200mの10番人気以下は複勝率3.0%(872頭ぶん)で全国の同じコース型4.4%の0.68倍、5枠は17.1%(298頭ぶん)で0.69倍、7〜9番人気は9.6%(490頭ぶん)で0.7倍、差しは21.5%(781頭ぶん)で0.86倍。高い側に出た区分はありませんでした。⚠ 1つ目とは比べている集団が違います(同じレースに出ていた残りの馬 / 全国の同じコース型)。軸をまたいで大小を比べないでください。
- 買って報われなかった区分もコースの側で5つ出ています。 逃げ・3枠・5枠・6枠・10番人気以下の回収率が、全国の同じ区分より低い側でした。好走率とは別の軸です(第3節)。
- 残りは、支持されませんでした。 中山芝2200mについて32件を検定して、差が出たのは9件です。内枠が有利・外枠は不利・前走で大敗した馬は消していい・前走を勝ってきた馬が強い・追い込みは届かない。いずれも確かめられていません。
ここで使っている勝率・期待値は、JRA全レース分を毎週計算して公開しています。
1. はっきり差が出た軸
出走間隔 — 「休み明けは走らない」の逆だった
オールカマーの過去11回で、レースの側で差が出たのは出走間隔だけです。13週以上は3着以内率30.7%(75頭ぶん)で、同じレースに出ていた残りの馬14.3%の2.15倍と高い側でした。反対に3週以内は0.0%(14頭ぶん)で0.0倍と低い側です。
⚠ ただしこの区分は前走のレースと重なっています。13週以上の主な前走は宝塚記念16頭・天皇賞(春)10頭、3週以内の主な前走は新潟記念8頭・オープン特別6頭です。間隔そのものの効果としては読めません。春の大きなレースから直行してきた馬が走っている、と読むのが実態に近い形です。
今年の登録馬でこの区分に入るのは9頭(アスクドゥポルテ、ジューンテイク、リビアングラス、エセルフリーダ、セイウンプラチナ、パンジャ、レガレイラ、ワイドエンペラー、コスモキュランダ)です。13頭のうち9頭なので、この軸だけでは登録馬をほとんど絞れません。低い側に出た3週以内に当てはまる登録馬はいません。今年のレースを読む材料にはなりません。
前走のレース別では、どの区分でもこの頭数では差を確認できませんでした。前走宝塚記念の登録馬は3頭(ジューンテイク、レガレイラ、コスモキュランダ)で、このレースの過去16頭中7頭が3着以内(43.8%)。率は高く見えますが、残りの馬との差があるとは言えません。残る10頭の前走は、過去にこのレースへ来た頭数が少なく、比べる相手が取れませんでした。
人気と枠 — コースの側で低い側に出た区分

中山芝2200mでは、168レース・2367頭ぶんの集計から32件を検定して、9件で差が出ました。人気では、10番人気以下が複勝率3.0%(872頭ぶん)で全国の同じコース型4.4%の0.68倍、7〜9番人気が9.6%(490頭ぶん)で13.8%の0.7倍と、下位の人気がどちらも低い側でした。このコースでは人気薄の一発が、全国の同型コースより起きにくかった、ということです。
⚠ レース単位では話が別です。オールカマーの過去11回では、人気別の4つの区分すべてで差は確認できていません。10番人気以下は3着以内率4.3%(46頭ぶん)で0.9倍、上位人気(1〜3番人気)は54.5%(33頭ぶん)で1.08倍。この頭数の範囲では、荒れやすい・堅いのどちらとも言えません。

枠では、5枠が複勝率17.1%(298頭ぶん)で全国の同じコース型24.8%の0.69倍と低い側でした。差が出たのは8つの枠のうち5枠だけです。
⚠ 枠順は当日まで決まりません。ここで書いているのは、このコースの過去の傾向です。
脚質 — 差しがコースの側で低い側

中山芝2200mで差が出た脚質は差しだけで、複勝率21.5%(781頭ぶん)で全国の同じコース型24.9%の0.86倍と低い側でした。登録馬のうち主な脚質が差しなのは5頭(ジューンテイク、キャントウェイト、パンジャ、レガレイラ、ヴーレヴー)です。⚠ 「主な脚質」は過去のレースで最も多かった脚質で、当日の展開で変わります。そのまま当日の脚質になるとは限りません。
⚠ こちらもレース単位では差が出ていません。オールカマーの過去11回の差しは3着以内率23.4%(47頭ぶん)で0.91倍。逃げ・先行・追込を含めて、4つの脚質すべてでこの頭数では、たまたまの範囲を出ていません。レースの傾向とコースの傾向は別物です。
2. よく言われるけれど、確かめられなかったこと
差が出なかったことは「調べていない」という意味ではありません。調べたうえで、たまたまの範囲を出なかった、ということです。
- 「内枠が有利」 — 中山芝2200mの1枠は25.1%(239頭ぶん)で1.03倍、2枠は21.8%(257頭ぶん)で0.92倍。どちらも差は出ていません。
- 「外枠は不利」 — 8枠は20.2%(367頭ぶん)で0.92倍。差は出ていません。
- 「このコースで追い込みは届かない」 — 中山芝2200mの追込は15.3%(752頭ぶん)で0.9倍。
- 「追い込みは届かない」(レース単位) — 過去11回の追込は3着以内率18.8%(48頭ぶん)で1.24倍。低い側どころか、むしろ数字は上でした。
- 「前走で大敗した馬は消していい」 — 過去11回の前走6着以下は3着以内率16.2%(68頭ぶん)で、同じレースに出ていた残りの馬28.6%の0.57倍。
- 「前走を勝ってきた馬が強い」 — 前走1着は27.8%(18頭ぶん)で1.26倍。
前走6着以下の0.57倍は、率だけ見ると「やはり消しでいい」と読めます。それでも判定は「差があるとは言えない」です。68頭ぶんは、この幅の差を確かめるには足りません。この記事で率に必ず頭数を添えているのは、こういう数字を「傾向」と書かないためです。
前走の着順は、前走1着・前走2〜3着・前走4〜5着・前走6着以下の4つの区分すべてで差が出ていません。この軸は前走のレース名や出走間隔と違い、どのレースから来たかに依存しない分、差が出ていれば使いやすい軸でしたが、今回はそうなりませんでした。
3. 馬券妙味はあるか
好走率の話と、買って報われるかの話は別です。ここまでは「よく走ってきたか」の話でした。
中山芝2200mの16区分を回収率でも検定して、差が確認できたのは5区分です。いずれも低い側でした。逃げが単複平均89.7%(329頭ぶん)で全国の同じコース型の逃げ139.2%より低く、3枠が45.1%(267頭ぶん)で74.3%より、5枠が41.8%(298頭ぶん)で77.9%より、6枠が44.9%(311頭ぶん)で69.7%より、10番人気以下が34.5%(872頭ぶん)で68.4%より低い側です。⚠ 判定は全国の同じ区分との比較であって、100%を超えているかどうかではありません。⚠ これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。
回収率の「高い」「低い」は、同じ条件と比べての話です。控除率があるので平均は100%を下回り、この舞台に出た馬全体の単複平均回収率は73.0%でした。100%を超えて儲かるという意味ではありません。
好走率で低い側に出た区分のうち、5枠と10番人気以下は回収率でも低い側でした。一方、逃げは好走率では差が出ていないのに回収率では低い側、7〜9番人気と差しは好走率で低い側なのに回収率では差が出ていません。よく走らない区分が、そのまま買って報われない区分になっているわけではありませんでした。
父単位では、この舞台の平均より高い回収率が1つ出ています。キズナの単複平均97.9%(1941走ぶん)です。低い側はサトノクラウンの47.4%(344走ぶん)と、アルアインの40.5%(195走ぶん)でした。⚠ 父単位の集計であって、出走する個々の馬の適性を示すものではありません。
4. 血統から見る
父ごとの成績を芝2000〜2400mで見ます(2016年9月14日以降・全国59714走、うち中山は9346走)。この舞台に出た馬全体では3着以内が23.8%、単勝と複勝を1点ずつ買ったときの平均回収率は73.0%でした。
| 父 | 今年の登録馬 | 全国 出走 | 3着内率 | 距離が合うか | 単複平均回収率 | 妙味 | 中山 出走 | 3着内率 | 中山が合うか |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ハービンジャー | アスクドゥポルテ | 3040 | 26.4% | ↑ この距離が得意 | 73.6% | — 差なし | 411 | 24.3% | — 他場と変わらない |
| ルーラーシップ | ワイドエンペラー | 2487 | 26.3% | — 他の距離と変わらない | 73.3% | — 差なし | 366 | 26.5% | — 他場と変わらない |
| ゴールドシップ | キャントウェイト・コスモブッドレア・パンジャ | 2114 | 21.9% | — 他の距離と変わらない | 73.6% | — 差なし | 449 | 17.6% | — 他場と変わらない |
| キズナ | ジューンテイク・メイショウゲキリン・リビアングラス | 1941 | 31.0% | — 他の距離と変わらない | 97.9% | ↑ 回収率が高い | 225 | 21.8% | ↓ この競馬場は苦手 |
| キタサンブラック | エセルフリーダ | 862 | 33.1% | — 他の距離と変わらない | 70.7% | — 差なし | 127 | 29.9% | — 他場と変わらない |
| サトノクラウン | ヴーレヴー | 344 | 15.7% | — 他の距離と変わらない | 47.4% | ↓ 回収率が低い | 52 | 17.3% | — 他場と変わらない |
| スワーヴリチャード | レガレイラ | 280 | 28.6% | — 他の距離と変わらない | 76.0% | — 差なし | 35 | 37.1% | — 他場と変わらない |
| アルアイン | コスモキュランダ | 195 | 15.9% | — 他の距離と変わらない | 40.5% | ↓ 回収率が低い | 34 | 26.5% | ↑ この競馬場が得意 |
| ミッキーアイル | セイウンプラチナ | 141 | 22.7% | — 他の距離と変わらない | 70.7% | — 差なし | 10 | 10.0% | 10走では判定できません |
「距離が合うか」は父の優秀さではなく、同じ父の産駒どうしで、この距離帯と他の距離を比べた結果です。判定は全国の芝2000〜2400mで行っています。中山に絞ると1つの父につき数十走しかなく、ほとんどの父で差を確かめられないためです(中山の欄は参考値)。
- この距離が向いている父: ハービンジャー(この距離26.4% / 他の距離23.4%・アスクドゥポルテ)
- 中山で他場と差が出た父: キズナ(中山21.8% / 他場28.9%・ジューンテイク・メイショウゲキリン・リビアングラス)、アルアイン(中山26.5% / 他場11.6%・コスモキュランダ)
キズナは、回収率では高い側、中山に限った好走率では低い側という向きの違う判定が同時に出ています。アルアインはその逆で、回収率では低い側、中山では高い側です。よく走ることと、買って報われることは別、という例が2つ並びました。⚠ 中山の欄は参考値で、6つの見方の当てはめ(第6節)には使っていません。
5. 今年の登録馬
13頭が登録しています(出走馬はまだ確定していません)。集計は2026年9月14日より前の出走のみです。
| 馬名 | 父 | 通算 | 前走 | 当コース | 同距離帯 | 重賞 | 主な脚質 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| レガレイラ | スワーヴリチャード | 13戦6好走 | 宝塚記念 7着(5人気) | 1戦1好走 | 9戦3好走 | 11戦4好走 | 差し |
| コスモキュランダ | アルアイン | 21戦8好走 | 宝塚記念 4着(8人気) | 3戦2好走 | 17戦7好走 | 16戦5好走 | 追込 |
| リビアングラス | キズナ | 22戦7好走 | 福島民報杯 5着(7人気) | 1戦0好走 | 18戦7好走 | 11戦3好走 | 先行 |
| ジューンテイク | キズナ | 19戦7好走 | 宝塚記念 8着(15人気) | — | 13戦5好走 | 13戦4好走 | 差し |
| ヴーレヴー | サトノクラウン | 14戦6好走 | クイーンステークス 3着(4人気) | — | 1戦0好走 | 7戦1好走 | 差し |
| エセルフリーダ | キタサンブラック | 14戦9好走 | 中山牝馬ステークス 1着(6人気) | — | 12戦7好走 | 2戦1好走 | 先行 |
| ワイドエンペラー | ルーラーシップ | 31戦11好走 | メトロポリタンステークス 11着(9人気) | 3戦0好走 | 29戦11好走 | 5戦0好走 | 追込 |
| アスクドゥポルテ | ハービンジャー | 28戦10好走 | 福島民報杯 12着(13人気) | — | 23戦10好走 | 3戦0好走 | 追込 |
| パンジャ | ゴールドシップ | 21戦10好走 | サンシャインステークス 1着(1人気) | 2戦1好走 | 12戦6好走 | 1戦0好走 | 差し |
| コスモブッドレア | ゴールドシップ | 18戦8好走 | 関越ステークス 16着(16人気) | — | 11戦5好走 | 4戦1好走 | 先行 |
| セイウンプラチナ | ミッキーアイル | 24戦7好走 | ダイヤモンドステークス 8着(11人気) | 1戦0好走 | 5戦0好走 | 3戦0好走 | 逃げ |
| メイショウゲキリン | キズナ | 32戦15好走 | 八坂ステークス 6着(2人気) | — | 20戦11好走 | 2戦1好走 | 逃げ |
| キャントウェイト | ゴールドシップ | 22戦9好走 | ワールドAJ 2 1着(4人気) | 2戦1好走 | 21戦9好走 | — | 差し |
6. 6つの見方に当てはめる
このレースでは、出走した馬のうち22.8%が3着以内に入っています。その平均と比べて各馬が当てはまる区分が良かったか悪かったかを、6つの見方で並べました。どの馬が勝つかを予想したものではありません。
まず、6つの見方のどれかに判定が出た馬だけを抜き出します。
| 馬名 | 父 | 過去の傾向との重なり |
|---|---|---|
| アスクドゥポルテ | ハービンジャー | 良い: 13週以上 75頭ぶん・血統(この距離が得意) 3040走ぶん |
| ジューンテイク | キズナ | 良い: 13週以上 75頭ぶん・血統(回収率) 1941走ぶん |
| リビアングラス | キズナ | 良い: 13週以上 75頭ぶん・血統(回収率) 1941走ぶん |
| エセルフリーダ | キタサンブラック | 良い: 13週以上 75頭ぶん |
| セイウンプラチナ | ミッキーアイル | 良い: 13週以上 75頭ぶん |
| パンジャ | ゴールドシップ | 良い: 13週以上 75頭ぶん |
| メイショウゲキリン | キズナ | 良い: 血統(回収率) 1941走ぶん |
| レガレイラ | スワーヴリチャード | 良い: 13週以上 75頭ぶん |
| ワイドエンペラー | ルーラーシップ | 良い: 13週以上 75頭ぶん |
| コスモキュランダ | アルアイン | 良い: 13週以上 75頭ぶん / 悪い: 血統(回収率) 195走ぶん |
| ヴーレヴー | サトノクラウン | 悪い: 血統(回収率) 344走ぶん |
「◯頭ぶん」はレース史の出走頭数、「◯走ぶん」はその父の産駒の出走数です。件数が少ない判定は、たまたまでも動きます。ここに出ていない2頭は、どの見方でも判定が出ていません。全体は次の表のとおりです。
| 馬名 | 前走レース | 前走の着順 | 出走間隔 | 脚質 | 血統(距離) | 血統(妙味) | まとめ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| アスクドゥポルテ | —(福島民報杯・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↑ 良い(13週以上) | ↗ やや良い(追込) | ↑ 良い(この距離が得意) | → 平均並み | 良い: 13週以上・血統(この距離が得意) |
| ジューンテイク | ↗ やや良い(宝塚記念) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↑ 良い(13週以上) | → 平均並み(差し) | → 平均並み | ↑ 良い(回収率97.9%) | 良い: 13週以上・血統(回収率) |
| リビアングラス | —(福島民報杯・例が少ない) | → 平均並み(前走4〜5着) | ↑ 良い(13週以上) | → 平均並み(先行) | → 平均並み | ↑ 良い(回収率97.9%) | 良い: 13週以上・血統(回収率) |
| エセルフリーダ | —(中山牝馬ステークス・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | ↑ 良い(13週以上) | → 平均並み(先行) | → 平均並み | → 平均並み | 良い: 13週以上 |
| セイウンプラチナ | —(ダイヤモンドステークス・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↑ 良い(13週以上) | → 平均並み(逃げ) | → 平均並み | → 平均並み | 良い: 13週以上 |
| パンジャ | —(サンシャインステークス・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | ↑ 良い(13週以上) | → 平均並み(差し) | → 平均並み | → 平均並み | 良い: 13週以上 |
| メイショウゲキリン | —(八坂ステークス・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↘ やや悪い(4〜6週) | → 平均並み(逃げ) | → 平均並み | ↑ 良い(回収率97.9%) | 良い: 血統(回収率) |
| レガレイラ | ↗ やや良い(宝塚記念) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↑ 良い(13週以上) | → 平均並み(差し) | → 平均並み | → 平均並み | 良い: 13週以上 |
| ワイドエンペラー | —(メトロポリタンステークス・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↑ 良い(13週以上) | ↗ やや良い(追込) | → 平均並み | → 平均並み | 良い: 13週以上 |
| コスモキュランダ | ↗ やや良い(宝塚記念) | → 平均並み(前走4〜5着) | ↑ 良い(13週以上) | ↗ やや良い(追込) | → 平均並み | ↓ 悪い(回収率40.5%) | 良い: 13週以上 / 悪い: 血統(回収率) |
| キャントウェイト | —(ワールドAJ 2・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | ↘ やや悪い(4〜6週) | → 平均並み(差し) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| コスモブッドレア | —(関越ステークス・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↘ やや悪い(7〜12週) | → 平均並み(先行) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| ヴーレヴー | —(クイーンステークス・例が少ない) | ↗ やや良い(前走2〜3着) | ↘ やや悪い(7〜12週) | → 平均並み(差し) | → 平均並み | ↓ 悪い(回収率47.4%) | 悪い: 血統(回収率) |
↑↓ は、たまたまでは説明しにくい差が出た区分です。↗↘→ は差があるとまでは言えない範囲の目安で、「—」は過去に例が少なく比べられないという意味です。
結局どう見るか
過去に成績が良かった区分に最も多く当てはまるのはアスクドゥポルテ・ジューンテイク・リビアングラスの3頭で、いずれも2つずつです。ただし3頭とも、良い側の1つは13週以上です。この区分は登録馬13頭のうち9頭が当てはまるうえ、前走のレースと重なっているので、3頭を他の馬から分けている根拠は、実質的には父の判定だけです。アスクドゥポルテは父ハービンジャーの距離適性、ジューンテイクとリビアングラスは父キズナの回収率で、根拠の種類も違います。割れたまま書いておきます。
コスモキュランダは13週以上で良い側、父アルアインの回収率で悪い側と、判定が両側に出ています。ヴーレヴーは父サトノクラウンの回収率で悪い側だけが出ています。
残る2頭は、どの見方でもはっきりした差が出ていません。差が出ないことは、弱いという意味ではありません。 過去のデータでは判断材料にならない、というだけです。
このレースで事前に効いた軸は、出走間隔(=実質は前走の格)と父の判定だけです。前走のレース別・前走の着順・脚質はどの区分でも差が出ず、コースの側で見つかった人気と枠の差は、当日の枠順とオッズが出るまで各馬に割り当てられません。コースの側で低い側に出た差しは、当日の展開で変わります。
最後に
各馬の勝率と期待値は、前日のオッズが出てから計算してWebアプリに掲載します。この記事は、その前段として「このレースで言われてきたことが本当か」を確かめるためのものです。
たまたま出た差を「傾向」と書かないために、判定は統計の検定を通したものだけに限っています。差が出なかった区分を含む全区分の成績は 中山芝2200m のコース傾向データ に掲載しています。
この記事の集計は、JRA全レースの勝率・複勝率・適正オッズ・期待値を毎週計算しているデータをもとにしています。自分の予想や印と重ねて、買う条件と見送る条件を検証したい方は、15日間の無料トライアルがあります。