【競馬】GⅠレースそれぞれの特徴まとめ【各レースの位置づけから名勝負まで】

この記事では、各GⅠレースの競争条件や位置づけ・参考となるトライアルレースなどの情報を時期順でまとめています。また、各GⅠレースの名勝負も動画を添えてお届けします。

競馬初心者向けの情報にはなりますが、競馬予想を行うさいの参考に、または、出走するそれぞれの馬がどのような思いで出走するのかに関する背景を確認し、ストーリーのなかで競馬が楽しめるようになることお役にたてましたら幸いです。

※この記事は執筆中です。各GⅠの一週間前に追加していく予定です。

秋華賞【牝馬三冠】

(2021年秋華賞:アカイトリノムスメ)

競争条件:3歳牝馬

コース :京都芝2,000m

負担重量:馬齢(55kg)

一着賞金:1億円

位置づけ:牝馬三冠最終レース・エリザベス女王杯の前哨戦

  • 特徴

牝馬三冠の最後のレース。トライアルレースである紫苑ステークス組とローズステークス組に注目する必要はあるが、2018年アーモンドアイ、2019年クロノジェネシス、2020年デアリングタクト、2021年アカイトリノムスメと近年オークス直行組が活躍しており、こうしたぶっつけ組を嫌う必要は必ずしもないレース。

  • トライアルレース
競走名グレードコース優先出走権
紫苑ステークスGⅢ中山芝2000m3着以内
ローズステークスGⅡ阪神芝1800m3着以内
  • 秋華賞の名勝負

2007年:ダイワスカーレットvsウォッカ

牝馬クラシックを取っているダイワスカーレットとローブデコルテ、NHKマイル勝利馬のピンクカメオ、牝馬にしてダービー馬のウォッカというGⅠ馬4頭の史上最高レベルの出走馬が揃った年になります。注目は何と言ってもダイワスカーレットとウォッカのライバル関係。秋華賞はダイワスカーレットが勝利しますが、その後、ダイワスカーレットとウォッカの最強牝馬論争は今日まで続くことになります。

菊花賞【クラシック三冠】

(2022年菊花賞:アスクビクターモア)

競争条件:3歳牡・牝馬(国際・指定)

コース :京都芝3,000m

負担重量(牡57kg・牝馬55kg)

一着賞金:1億5000万円

位置づけ:クラシック三冠競争最終戦

  • 特徴

クラシック三冠競争の最終戦として行われ、二度の柵越えと3000mの長距離レースとなっていることからスピードとスタミナを兼ね備えていることが求められる。そのため、クラシック競走において「最も強い馬が勝つ」と称されている。また、クラシック最終戦ということから、オルフェーブルやキタサンブラック、エピファネイア、タイトルホルダーなど、ここでの勝ち馬は古馬G1レースでも活躍することが期待される。

  • トライアルレース
競走名グレードコース優先出走権
セントライト記念GⅡ中山芝2200m3着以内
神戸新聞杯GⅡ阪神芝2400m3着以内
  • 菊花賞の名勝負

1999年:ライスシャワーvsミホノブルボン

史上2頭目の無敗の三冠に挑んだミホノブルボンが敗れ、ライスシャワーが勝負を制したレースになります。このことから、ライスシャワーは「黒い刺客」という二つ名で呼ばれるようになります。その後、ミホノブルボンは右後肢跛行が確認されて現役引退。この菊花賞が唯一の黒星として最後のレースとなりました。

天皇賞(秋)【中距離最強馬決定戦・秋古馬三冠】

(2011年天皇賞秋・トーセンジョーダン)

競争条件: 3歳以上牡・牝馬

コース :東京芝2,000m

負担重量:定量(3歳56kg・4歳58kg・牝馬2kg減)

一着賞金:1億5000万円

レースレコード:1:56:1 トーセンジョーダン(2011年)

位置づけ:中距離の最強馬決定戦・秋古馬三冠レース

  • 特徴

国際競馬統括機関連盟(IFHA)の世界主要競走レートにて総合順位4位、芝部門3位、中距離部門2位、芝中距部門1位のレーティングを受けており、日本のG1のなかでは最も格付けの高いレースとなっている。そのため、国内における芝中距離の最強馬決定戦と言え、数々の名勝負が行われている。また、「ジャパンカップ」および「有馬記念」とともに、秋古馬三冠として括られており、同一年にこの3つのレースを全て制した馬には褒賞金が贈られる。

  • トライアルレース
競走名グレードコース優先出走権
オールカマーGⅡ中山芝2200m1着2着以内(地方競馬所属馬)
毎日王冠GⅡ東京芝1800m1着2着以内(地方競馬所属馬)
京都大賞典GⅡ京都芝2400m1着2着以内(地方競馬所属馬)
  • 天皇賞(秋)の名勝負

2008年:ウォッカvsダイワスカーレット

最強牝馬論争におけるウォッカvsダイワスカーレットの第5戦目。わずか2センチ差が勝敗を分けるこのライバル対決の最後の直線はいつ見ても手に汗握るレースとなっています。勝利したのはウォッカであり、当時のコース・レースレコードを0.8秒も更新しました。

エリザベス女王杯【中距離最強牝馬決定戦】

(2001年エリザベス女王:トゥザヴィクトリー)

競争条件:3歳以上牝馬

コース :京都芝2,200m

負担重量:定量(3歳54kg・4歳56kg)

一着賞金:1億500万円

レースレコード:2:11:2 トゥザビクトリー(2001年)

位置づけ:最強牝馬決定戦

  • 特徴

牝馬三冠戦線を戦ってきた三歳世代と古馬牝馬が鎬を削る秋の最強牝馬決定戦。2,200mという非根幹距離のGⅠレースであり、トライアルレースの他にも同距離で行われる宝塚記念のレース結果などが参考になります。また、ジャパン・オータムインターナショナルに含まれ褒賞金制度があるため、海外馬も参加することが多く、異次元の末脚で同レースを二連勝したスノーフェアリーなどが印象的です。

  • 参考レース
競走名グレードコース優先出走権
京都大賞典GⅡ京都芝2400m地方所属馬:2着以内
府中牝馬ステークスGⅡ東京芝1800mJRA所属馬:1着
地方所属馬:2着以内
秋華賞GⅠ京都芝2000m地方所属馬:2着以内
  • エリザベス女王杯の名勝負

2001年:トゥザビクトリーvsローズバトvsティコティコタック

20年以上破られていないレースレコードを記録し、かつ、1~5着までがハナ・ハナ・クビ・クビ差の大接戦となったレースです。勝ったのはドバイワールドカップ2着帰りのトゥザビクトリー。先行力とスピードに強みがあったトゥザビクトリーにあえて控える競馬をさせ、ゴール前で一気に差す競馬で勝利した天才・武豊騎手の騎乗が光るレースです。

マイルチャンピオンシップ【秋のマイル王者決定戦】

(2014年マイルチャンピオンシップ:ダノンシャーク)
競争条件:3歳以上牡馬・牝馬
コース :京都芝1600m
負担重量:定量(3歳56kg・4歳以上57kg、牝馬2kg減)
一着賞金:1億3,000万円
レースレコード:ダノンシャーク(2014年)1:31:5
位置づけ:秋のマイル王者決定戦
  • 特徴

春に行われる安田記念と双璧をなし、1600mのマイルの最強馬決定戦として位置づけられている。3歳馬のクラシック競走後に行われることから、クラシック路線を進んできた3歳馬と古馬が対戦する舞台となり、また天皇賞(秋)出走馬を中心とした中距離路線組とスプリンターズステークス出走馬を中心としたスプリント路線組が混ざり合って出走するため、予想が難しく大荒れになることも多い。

  • 優先出走権
競走名グレードコース優先出走権
富士ステークスGⅡ東京芝1600mJRA所属馬:1着
地方所属馬:2着以内
スプリンターズステークスGⅠ中山芝1200m地方所属馬:2着以内
スワンステークスGⅡ京都芝1400mJRA所属馬:1着
地方所属馬:2着以内
天皇賞(秋)GⅠ東京芝2000m地方所属馬:2着以内
  • マイルチャンピオンシップの名勝負

オグリキャップvsバンブーメモリー

マンガ版ウマ娘の主役でもあるオグリキャップとバンブーメモリーの名勝負。最後の直線に入ったところでバンブーメモリーが抜け出したものの、その後オグリキャップが再び末脚を発揮し抜き返し、写真判定の接戦を制したレースとなります。オグリキャップの負けん気が持っても現れているレースだと思います。

ジャパンカップ【競馬のオリンピック・秋古馬三冠】

(2020年ジャパンカップ:アーモンドアイ)
競争条件:3歳以上牡馬・牝馬
コース :東京芝2400m
負担重量:定量(3歳55kg・4歳以上57kg、牝馬2kg減)
一着賞金:4億円
レースレコード:アーモンドアイ(2018年)2:20:6
位置づけ:競馬のオリンピック・秋古馬三冠
  • 特徴と位置づけ

「世界に通用する強い馬」をつくることを目的に、海外の強豪馬を日本に招待して戦わせる日本初の国際招待競走として設立されたレース。そのため、「ジャパン・オータムインターナショナル」に指定されており、同年の指定国際競争に勝利した馬が招待され、国際色豊かなレースとなっている。また、「ジャパンカップ」および「有馬記念」とともに、秋古馬三冠として括られており、同一年にこの3つのレースを全て制した馬には褒賞金が贈られる。

  • 名勝負

アーモンドアイ vs コントレイル vs デアリングタクト

史上初めて3頭の三冠馬が揃った奇跡のレースです。史上最多のGⅠ8勝を成し遂げたアーモンドアイ・無敗の三冠馬コントレイル・史上初の無敗で牝馬三冠を達成したデアリングタクトの歴史に残る3頭の名馬が鎬を削りました。勝負を制したのはこのレースを引退の舞台に選んだアーモンドアイ。以下、2着コントレイル、3着デアリングタクトとつづき「世紀の一戦」と称されるにふさわしい名勝負となりました。

チャンピオンズカップ【ダート最強馬決定戦】

2019年チャンピオンズカップ:クリソベリル)

競争条件:3歳以上牡馬・牝馬(国際)(指定)

コース :中京ダート1800m

負担重量:定量(3歳56kg(開催が11月以前の場合は55kg)・4歳以上57kg、牝馬2kg減)

一着賞金:1億2000万円

レースレコード:クリソベリル(2019年) 1:48.5

位置づけ:ダート最強馬決定戦

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