株式投資理論を応用した競馬予想【競馬予想のコンセプト】

こんにちは,経営学者で競馬予想のyoshiと申します。

普段は経営学の研究者をやっています。この記事は私の競馬予想のコンセプトと特徴について説明した記事ではありますが、下記の人にもお勧めいたします。

  • 競馬を単にギャンブルではなく、投資としても楽しみたい人
  • 競馬でお金を失いたくない人
  • 競馬と株式投資の両方に関心のある人

私は、競馬予想に株式投資の考え方を応用することにより、可能な限りリスクを抑え、リターン(回収率)を高めることができると思っております。

拙く長い文章ですし少々小難しい話もありますが、私の競馬予想を利用されない方にも多少なりとも気づきがあるかも知れませんので、よろしければ最後までお読み頂けますと幸いです。

競馬予想のコンセプト

私の競馬予想のコンセプトは、「株式投資の理論を応用した競馬予想」です。私の競馬予想を参考にしていただくことにより、比較的初心者の方でもプロ予想家の行っているようなオッズの比較や、株式投資理論を応用した馬券戦略によって回収率を上げることができると思っております。

「投資競馬」という言葉がありますが、株式投資の理論をしっかり踏み込んで競馬に応用している競馬予想はほとんどないように思います。


私の競馬予想コンセプトは馬券裁判卍さんの競馬理論をもとにしています。卍さんの競馬理論は全体的な完成度が非常に高く、競馬を投資とするためのアイデアが整合性をもって構築されています。
しかし、卍さんの投資競馬も株式投資の理論には踏み込んでおらず、そこに私の競馬予想のオリジナリティがあります。(まだ卍さんの書籍をお読みでない方は一読頂くことをオススメいたします)

株式投資を競馬予想に適用することのメリット

まず、株式投資を競馬予想に適用することのメリットを説明させていただきます。

  • ファイナンス研究の知見を使ったリスクの低減とリターンの最大化

一つ目は、「学術的に多くの研究の蓄積がある投資の知見を使うことで,馬券を可能なかぎりリスクを小さく,リターンを大きくすることができる」という点です。株式投資は主にファイナンスの分野で,世界の優秀な研究者が数え切れないほどの投資理論・投資戦略に関する研究を行っています。

一方で,競馬予想に関する学術的論文もあるにはありますが,数は少なく,また統計的な検証が不十分であったり,十分に実証されていないことが多いです。(さらに、競馬に関する主な学術論文は米国の研究者によるものが多いのですが、気候や芝・ダートなどの競争条件が大きく異なるため、米国の研究の知見を日本の競馬にそのまま適用することには問題があります。)

競馬には控除率があり、またギャンブルであるため,短期的に大きなリターンを得ることが出来ても,長期的に儲け続けることは困難です。

しかし,資産運用としての側面が強い株式投資では,リスクを抑えてリターンを高め,長期的に儲けるための手法が研究されています。これを競馬に適用することによって,損失を抑え,利益をえるための競馬ができるようになります

  • 株式市場と比べた市場の効率性の違い

「じゃあわざわざ競馬に適用するなんて面倒なことをせずに、株式投資だけをすればいいじゃん」と思われる方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、「そもそも競馬は競走馬や騎手に関するストーリーや競技性があるため楽しい」ですし、「投資でお金を稼ぐための重要なコンセプトである市場の効率性という面で競馬にはまだ稼ぐ余地がある」ように思います。

前者の競馬の楽しさはわざわざ私が説明するまでもなく、むしろ皆さんの方がより詳しいかと思います。問題は「市場の効率性」についてです。

株式市場には「効率的市場仮説」という仮説があります。効率的市場仮説と競馬予想との関係性は長くなるので、別の記事で説明させて頂きたいと思うのですが、要は、

「株式市場は情報を効率的に株価に反映させるため、株式市場全体の成長がもたらすパイの拡大(具体的には、日経平均株価のような市場平均の上昇分)を超えた超過利益を株式投資で得ることはできない」

という仮説です。

この仮説は、様々な研究により実証されており、ファイナンス研究において主流な学説となっております。

この仮説を競馬予想に当てはめると、「競馬では情報が効率的にオッズに反映されるため、還元率(75〜80%)を大きく超えた回収率は長期的に達成できない」ということになります。実際にオッズ(支持率)は基本的には的中率と等しく、馬券市場における一定の効率性が確認されております(伊藤 2010)

しかしながら、上記の論文にもあるように、その効率性は(株式市場に比べて)高くはなく、統計を使った分析によりオッズの歪みをつくことで期待値を稼ぐことが出来る可能性が示されております(控除率の壁は厚く、なかなかそう上手くはいきませんが)。

この株式市場と馬券市場の効率性の違いは、「世界中のプロの投資家がしのぎを削り、また最先端の研究の蓄積が多く、競馬とくらべても情報やデータベースが充実している株式市場」にくらべて、「人の思いによるバイアスや洗練されていない(ギャンブラー的な)馬券購入者が多い競馬」の違いによるものであると考えられます。

これにより、統計を活用することによって、株式市場では達成できないリターンを達成することができる可能性があり、競馬予想の魅力であるといえます。このことは、ユープロという株式市場の分析を主な事業とする会社が、統計と株式投資の手法を用いて競馬で160億円の配当を得、その所得隠しで摘発された事例からも明らかです。こうしたの事例は下記の書籍で詳しく説明されています。

以上が株式投資を競馬予想に応用することのメリットとなります。

競馬予想と株式市場の類似点と相違点

つづいて、競馬予想と株式市場の類似点を簡単に整理し、そもそも株式投資の考え方が適用できるのか、また相違点から導かれる競馬の基本的な戦略を整理いたします。

これも長くなるので詳細は別の記事にしたいと思います。

類似点

まずは類似点の整理です。

  • 株価 ≒ オッズ

株価はその企業の基礎的なキャッシュ・フローを獲得する能力であるファンダメンタルズを株式投資家が評価することによって決められます。これは競馬において、各競走馬の能力の相対的な比較によりオッズが決められることと似ています。

すなわち、当たり前ではありますが、過去の各競走馬のデータからオッズを推定することが理論的には可能ということです。私の予想モデルではPBRやROEといった株式投資におけるファンダメンタルズ指標を競馬予想モデルのなかで応用・アレンジしております

  • 株式ポートフォリオ ≒ 買い目

基本的に株式投資においては、投資家は複数の企業の株式を購入することによりポートフォリオをつくり、リスクを分散させます。このポートフォリオは競馬における買い目と同じ考え方です。ヒモを広げればリスクは分散します。

また、私の予想においては、可能な限り複数の馬券種を購入してリスクを分散することをお勧めいたします。私も1レースに単勝・馬連・3連複のような形で2~3つの馬券種を購入します。

相違点

次に、競馬予想と株式市場の相違点についても、簡単に整理したいと思います。違いを知ることによって,そこに儲けるための重要なヒントがあるはずです。

  • プラスサムゲームの株式投資とマイナスサムゲームの競馬

株式投資は投資した企業が成長すれば、その企業に投資したすべての投資家が儲かることのできるプラスサムゲームです。

一方で、競馬はJRAが控除率を引いたうえで、馬券の購入総額の余りを全員で奪い合うマイナスサムゲームとなっております。そのため、競馬で儲けるためには、他の馬券を馬券購入者を出し抜くということが非常に重要です。かつ馬券市場は株式市場よりも規模が小さいため,馬券の購入によりオッズが下がりやすい構造となっています

馬券購入によるオッズの低下というのは、一個人の競馬ファンとしては実感がわきませんが、とくに人気予想家の予想を参考にする場合は重要ですし、血統評論家として有名な亀谷敬正さんは自分の馬券購入によりどれくらいオッズが下がるのかまで考えて馬券を購入するそうです(徹底されていますね)。

株式投資の有名な格言として

人の行く裏に道あり 花の山

という言葉があります。

これは、人と違うことをしなければ投資において成功できないという言葉です。プラスサムゲームである株式投資においても人と違うことをすることが重要であるのに、いわんやマイナスサムゲームであり、オッズが比較的簡単に低下して期待値が取りづらくなりやすい競馬において、このことはより重要であると言えます。

人と違う買い目を選択し、他の馬券購入者を出し抜かなくてはなりません。人と違う買い目を選択するだけなら人気薄を買えばいいだけですが、難しいのは出し抜くことでなんですけどね。

  • 馬券を売ることはできない

株式は基本的に買った後いつでも売却することができますし,空売りすることも可能です。

しかし,馬券の場合,馬券購入後にオッズの変動などによって期待値が取れないことがわかっても馬券を売ることはできません。このことは、可能な限りレース直前まで自分の予想するオッズと実際のオッズを比較した上で馬券を購入する必要があるということを意味します。私の予想では、それがしやすいように予想オッズという形で予想を公開しております

株式投資スタイルの競馬予想への適用

  • 伝統的な投資スタイルの適用

株式投資における伝統的な投資スタイルは(1)バリュー投資と(2)グロース投資の2つです。バリュー投資とは「企業の実態に比べて株価が割安な過小評価されている銘柄に投資するスタイル」であり,グロース投資は「企業の成長に期待して,売上高や利益が伸びている企業に投資するスタイル」です。

これを競馬予想に当てはめると,

(1)実際のオッズと予想モデルで算出されたオッズを比較することにより、回収率を高めるためのバリュー投資(2)特定の馬の潜在的な能力を見抜き、その成長に期待するグロース投資

となります。

(1)バリュー投資は投資競馬における基本的な考え方です。株式投資の神様・オマハの賢人であるウォーレン・バフェットは基本的にバリュー投資戦略で莫大な富を築き、世界長者番付で6位となっています。私の予想は予想オッズを開示しているという点に特徴があるのですが、予想オッズの情報は競馬においてバリュー投資を行うために絶対的に必要な情報だと思います

(2)グロース投資についても競馬ファンであれば無意識のうちに皆さんやられていることかと思います。ちなみに、グロース投資はどの馬の成長性に賭けるのかが重要ですが、この6年間に5走以上しているの競走馬26,031頭のうち、約18.7%は平均単勝回収率が100%を超えます(意外と多いですよね)。

こうした馬の潜在力と成長性を早い段階で見抜き、その単勝を買い続けるだけで回収率は100%を超えることができます。

難しいのは、どうやって平均回収率100%を超える馬を早い段階で見つけることができるのかと言う点です。こういった分析は血統や馬体分析が得意とするところですが、統計でも出来ます。私の予想モデルでは、過去のデータから平均回収率が高くなるパターンを分析し、成長性が高いグロース馬の勝率が高くなるように調整しています。

  • エクスペクテーション投資の応用

株式投資には、「エクスペクテーション投資」という考え方があります。

これは、「株式投資において将来の株価の予測が困難であるならば、現在の株価から将来の市場の期待を読み解けば良い(この考え方は、効率的市場仮説により導かれます)」という考え方のもと、企業価値評価モデルによって算出された株価と実際の株価の差が何によるものなのかを分析し、その分析にもとづいて株式投資を行う手法です。

競馬もいくら頑張って予想してもハズれるときはハズレます。2021年安田記念で単勝オッズ1.5倍のグランアレグリアが2着に終わったり、秋華賞でオッズ1.9倍のソダシがレース直後のトラブルにより10着に沈んだりしたのは記憶に新しいかと思います。

このように競馬には不確実性が高く、将来のレース結果を予測することは困難を極めます。そのため、エクスペクテーション投資の考え方を競馬に応用し、「競馬においてレース結果の予測が困難であるならば、実際のオッズから競馬ファンの期待を読み解き、予想モデルから算出された予想オッズと実際のオッズを比較し、その差の原因を特定することで、勝負レースや馬券を決めればよい」ということが言えます。

具体的には、「予想オッズ<実際のオッズ」である過小評価馬であれば、過小評価となっている理由を分析し、「その理由が競馬ファンのバイアスなどオッズの歪みにもとづくものでありそうであれば馬券を買う」、「予想モデルで考慮していない当日情報や細かいコース適正のようなものであれば馬券を買わない、もしくは予想オッズを修正したうえで買い目を選択する」といったやり方です。

予想オッズと実際のオッズの比較とその差の理由を分析することは根気が必要で難しい作業ですが、回収率の高い予想家さんでしたら誰でもやっています。しかし、そうした予想家さんは、その経験や独自の理論にもとづき予想オッズを比較的高い精度で想定することが可能ですが、プロではない私達にとっては知識の不足やバイアスにより難しい作業です。

そこで、私の予想モデルの登場となります。私の予想モデルでは、統計により、30万を超えるレース・競走馬のデータから予想オッズを算出・公開します(私の知る限りでは予想オッズを公開している統計・AI予想はほとんどありません)。その予想オッズと実際のオッズを比較し、その差の原因を分析することにより、エクスペクテーション投資を競馬で実践することが可能です。エクスペクテーション投資の詳細については、下記の書籍に詳しいため、是非ご参照ください。

(今現在、プレミアが付いてこの本の値段が非常に高くなってますね)

ここで紹介しているのは、予想に組み込んでいる一部の株式投資理論となっています。他にも「行動ファイナンス」や「適応的市場仮説」など最新の理論を組み込んでいます。今後、何をどのように組み込んでいるかをご紹介出来たらと思っています。

私の競馬予想の特徴とメリット

私の競馬予想を利用することのメリットは下記のようになっております。

  1. 買い目ではなく、予想勝率・オッズの情報を提供していること。
  2. 株式投資理論を応用した競馬予想であること。
  3. 推奨度付きで全レースの予想情報を公開していること

以下、それぞれ説明させていただきます。

1.買い目ではなく、予想勝率・オッズの情報を提供していること。

私の予想の一番大きな特徴は、統計により算出された予想オッズを公開している点です。

この予想オッズの情報を参考にすることにより、比較的初心者の方でも熟練の予想家さんと同じように自分の予想オッズと実際のオッズを比較して回収率を意識した競馬予想を行うことができるようになります。また、これによりバリュー投資やエクスペクテーション投資のような投資競馬で有用な戦略をとることが可能となっております。

さらに、私の予想では買い目の情報はなく、各購入者がそれぞれ期待勝率・オッズにもとづき馬券を選択するため、予想の公開によりオッズが低下するという致命的な問題が生じにくくなっています。

投資競馬でとくに重要なことは

  • その馬の実力を反映した予想されたオッズと実際のオッズを比較して過小評価馬を見つけること
  • 他の人とは異なる馬券を買うこと

です。

それを行うためには、予想印や買い目といった予想情報ではなく、予想勝率やオッズと言った情報が最も適していると考えられます。詳しくは下記の記事をご参照くださいますと幸いです。

2.株式投資理論を応用した競馬予想であること

このことは、なぜわざわざ私の予想を利用するのかということと関係しています。

巷には数えられないほどの統計・AIを使った競馬予想の情報が溢れています。しかし、統計・AIを使った競馬予想であることの強みを活かし、また株式投資理論を整合性のある形で予想モデルに組み込み、開示する予想情報や分析法に活かしている予想家は私が知る限りではありません(もしあったらコメント等でお教えいただけると幸いです)。まだ発展途上ではありますが、その点に私の予想のオリジナリティがあると思います

また、私の予想情報を参考に、ご自身の予想や予算と組み合わせて買い目を選択することが可能です。単勝にするもよし、馬連にするもよし、予想勝率上位馬から軸馬探しをするもよし、実際のオッズと予想オッズが大きい穴馬探しに使うもよしです。

前述のように、ゼロサムゲームの競馬においては、人と異なる予想を行うことが絶対的に重要です。是非、私の予想を参考に、ご自身の予想と組み合わせてさらにオリジナルな馬券ポートフォリオを作っていただけると幸いです。

3.推奨度付きで全レースの予想情報を公開していること

競馬は控除率の壁が厚いため、たとえば重賞のみの勝負では安定して稼ぐことは難しいと思います(徹底的に重賞のみを検討することができるならば別ですが)。

そのためには、期待値の高いレースをいくつかピックアップして,回収率を高める必要があります。しかし,多くの競馬ファンの方には本業があり,すべてのレースを分析することは時間的にも厳しいかと思います。

競馬予想を本業とされている方は別ですが、土日に行われる全36レースを詳細に分析することは出来ません。なかには地方競馬も含めて毎日全レース予想されている方もいらっしゃいますがどうしてるんでしょうね。

しかし、この問題は統計解析により解決可能となります。私の全レース予想を参考に,ご自身の勝負レースを厳選いただけましたら幸いです。

また,株式投資におけるもっとも有効なリスク低減手法である分散投資の観点からは,一つのレースにぶっこむのではなく、数レース厳選して馬券を買った方がリスク分散になりますし、また大数の法則によって期待される回収率により早く近づくことができます。

ただし,せっかく予想を買ったからと全レースにかけることはおススメいたしません。予想モデルには得意・不得意な条件がありますし、1つ1つのレースのオッズ差の分析もおろそかになってしまい、回収率が低下する要因となってしまいます。

私の競馬予想のデメリット

最後に、私の競馬予想のデメリットを説明いたします。

(1)無名な私の予想は信頼できない、購入まではしたくない

これが一番の問題かと思います。ただ、逆に有名予想家の予想は、それを真似するフォロワーによってオッズが下がり、期待値が取りづらくなってしまいます。この点、無名な私の予想では心配ありません。また、私の予想を無料予想とした場合、どの程度の人が私の予想を参考にしていただき、オッズに影響しているのかということが全く分かりません。

そもそも、私は競馬予想家として有名になりたいわけではないため、無料で公開することには何のメリットもなく、ただただ自分の馬券のオッズを下げてしまうだけです。また、予想の販売によって儲けたいわけではなく、あくまで自分の馬券によって儲けたいと思っております。そんな私が、なぜ生意気にも有料で競馬予想を販売しているのかについては下記の記事をご参照くださいましたら幸いです。

☑ なぜ競馬予想を売るのか?

万が一、予想を購入して頂ける方が増えた場合、オッズの低下を防ぐためにも、段階的に値上げをさせて頂く予定ですので、ご購入は私の予想が無名な時期にして頂いて、予想の有用性をお試ししていただきたく存じます。

また、私の予想を信頼して頂くために、良い情報だけでなく悪い情報も隠さずに公表にしております。過去の予想実績はまだ予想の公表を初めて間もないので少ないですが、全て公表しておりますので、ご確認頂けますと幸いです。

☑ 過去の公開競馬予想

正直、他の競馬予想を提供している方を分析しますと、普通に予想が当たったときだけ結果を公表したり、また回収率を無視した3連単マルチを買いあさって当たった高額配当馬券をアピールした方が注目されますし、予想の購入者も増えると思います(もちろん善意で競馬予想を公表されている方が多いかと思いますが、なかにはそのようなことをされている方がいらっしゃいます)。

しかし、皆さんに信頼してただくためにも、また上述のように予想の販売だけで儲けたいわけでもありませんので、そういうことは致しません。

(2)推奨買い目の情報がないため、予想モデルの精度が高くても買い目で回収率が低くなってしまうことがある。もしくは買い目選択がめんどい。

私の予想は予想勝率やオッズから自信で買い目を考える必要があるため、たとえ、予想の精度が高い場合でもご自身の買い目が噛み合わずに回収率が低くなってしまうことがあります。この点については、可能な限り長期的な視点で予想をご利用頂き、試行回数が増えることによる大数の法則によってそうしたブレを低減させることが可能です。

私の予想モデルの過去1年間のデータを使ったバックテストでは、単純な期待勝率1位馬の単勝を買うという戦略の場合回収率92%、期待勝率1位馬と過小評価馬の組み合わせで単勝回収率104%となっております(推奨度の高いレースだけを買えばさらに回収率は上がります)。

長期的には、この単純な戦略だけを取った場合でも、統計的にはこれらの回収率に収束していくはずです。さらに、予想モデルが得意な条件に絞ったり、単勝馬券以外の適切な買い目を選択するすることによってさらに回収率は向上します


株式投資でも一番安定してリターンが大きいのは長期投資であり、頻繁に売買する場合は収支がマイナスになる可能性が高いことが研究においても明らかにされています。株式投資の運用期間が長くなるほど、大きく稼げる可能性も減る一方で大きく損をする可能性も低下していき、最終的には期待されるリターンに収束します。

一番良くないのは、頻繁に参考とする予想やスタイルを変えてしまうことです。ある予想家が高額配当を得たからと行ってそれが今後も続くとは限りません。むしろ、不確実性の高い競馬においては、調子が良い時の後には、悪い時も必ず来ます。高額配当情報につられて翌週の競馬でその予想家の予想に乗っかったら全然当たらなかったという経験はないでしょうか?私はあります。

自分の競馬予想スタイルを頻繁に変えることが良くないということは、卍さんもギャンブラーとして有名なインスタントジョンソンじゃいさんもおっしゃっております。もちろん、私の予想も精度の良い週があれば悪い週もあります。

しかし、適切に予想を活用し、勝負レースや買い目を厳選すれば長期的には回収率100%を超えることは問題無くできると思っております。そのため、一時的に予想の精度が落ちたとしても、長い目で見て頂けると幸いです

また、私の予想は予想勝率・オッズという形式での予想となっており、一般的な予想印や買い目という情報ではないため、使いずらさを感じるかも知れません。しかし、予想オッズと実際のオッズを比較し、その理由を分析することも、自分流の買い目を選択することも競馬で稼ぐためには必要な作業です。

私の予想情報を使いこなすことができれば回収率100%超えることが出来るはずです。ただし、私の予想は過去の膨大なデータより勝ち負けの傾向を抽出し、予想勝率とオッズを算出しておりますが、これは必ずしも将来の勝率や回収率を保証するものではございません。その点、ご承知おきください。

まとめ

この記事をまとめさせていただきます

  • 投資予想のコンセプトは「株式投資理論を応用した競馬予想」
  • 株式投資理論を応用することでリスクを抑えて回収率を高めることができるはず
  • 予想の主な特徴としては統計により算出された予想勝率と予想オッズの情報を公開していること
  • その理由は主に、比較的簡単にバリュー投資とエクスペクテーション投資を実行できるようにするため
  • 競馬で儲けるためには他の競馬ファンと異なる買い目を選ぶ必要があり、それがしやすいようにしている
  • 予想の公表によりオッズが下がらないようにするための仕組みあり

拙い文章を長々と書いてしまって申し訳ありません。最後までお読みいただきありがとうございました。

精度の高い予想や皆さんのお役に立てるような記事を作成できるよう努力しますので,コメント・twitterフォローなどいただけますと嬉しいです。

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