2026年8月23日(日)札幌11R・芝1200m。この記事は8月17日時点の登録馬を対象に、キーンランドカップと札幌芝1200mで語られてきた傾向がデータで支持されるかを確かめたものです。予想ではありません。
数字にはすべて「何頭ぶんの話か」を添えています。頭数が少ない数字は、たまたまでも簡単に動くからです。
レースそのものの決着傾向とコース傾向の全体は キーンランドカップのデータ にまとめています。
この記事では「◯倍」という言い方をよく使います。比べる相手を1.0としたときの比率のことで、1.42倍なら4割ほど高い、0.75倍なら4分の1ほど低い、1.0倍前後なら差がない、という意味です。差の大きさを「何ポイント高い」で比べると、もともとの割合が違う区分どうしで大小が逆転するため、このサイトでは倍率で揃えています。
先に結論

- 「外枠は不利」は、このコースでは逆でした。 札幌芝1200mの8枠は3着以内率26.6%(463頭ぶん)で、全国の同じコース型18.7%の1.42倍(4割ほど高い)。回収率でも99.4%(全国の同じ枠67.9%)で高い側です。ただし枠は当日にならないと分かりません。
- 「前走を勝ってきた馬が強い」は支持されました。 前走1着の3着以内率は32.5%(40頭ぶん)で、同じレースに出ていた残りの馬15.8%の2.06倍。今年の登録馬でこれに当てはまるのは2頭です。
- 人気薄はほとんど来ていません。 10番人気以下の3着以内率は1.3%(78頭ぶん)で、同型の重賞の基準7.8%の0.17倍。過去12回で3着以内に届いたのは1頭だけです。
- 内枠有利・追い込みは届かない・休み明けは走らない・前走大敗は消し。この4つは、いずれも支持されませんでした。内訳は下の節にまとめてあります。
ここで使っている勝率・期待値は、JRA全レース分を毎週計算して公開しています。
1. 支持された傾向と、逆だった傾向
外枠 — 不利どころか、有利な側

札幌芝1200mの枠順で差が出たのは2つです。8枠が3着以内率26.6%(463頭ぶん)で全国の同じコース型18.7%の1.42倍、3枠が16.5%(412頭ぶん)で21.9%の0.75倍(4分の1ほど低い)でした。
一般には「外枠は不利」と言われますが、この舞台では逆向きに差が出ています。一方で「内枠が有利」の方は支持されません。1枠は24.8%(375頭ぶん)で1.1倍、2枠は22.3%(386頭ぶん)で1.01倍。外が有利で、内が有利なわけではない、というのがこのコースの形です。
⚠ 枠順は当日まで決まりません。ここで書いているのは、このコースの過去の傾向です。
前走1着 — 唯一はっきり差が出たレース史の軸
前走の着順で差が出たのは前走1着だけです。32.5%(40頭ぶん)で、同じレースに出ていた残りの馬15.8%の2.06倍。前走2〜3着は22.2%(36頭ぶん)で1.19倍、前走4〜5着は5.3%(19頭ぶん)、前走6着以下は14.8%(88頭ぶん)で、いずれも差とは言えません。
この軸は、前走のレース名や出走間隔と違ってどのレースから来たかに左右されません。今年の登録馬でこれに当てはまるのは、ロジケープとナムラクララの2頭です。
人気薄が沈むレース

10番人気以下は3着以内率1.3%(78頭ぶん)で、同型の重賞の基準7.8%の0.17倍でした。基準の6分の1以下ということです。過去12回で3着以内に届いた人気薄は1頭だけです。
ただし「堅い」とまでは言えません。1〜3番人気は52.8%(36頭ぶん)で基準46.4%の1.14倍、4〜6番人気は19.4%(36頭ぶん)で0.89倍、7〜9番人気は25.0%(36頭ぶん)で1.69倍。上位人気が特別に強いわけではなく、極端な人気薄だけが沈んでいます。
2. よく言われるけれど、確かめられなかったこと
差が出なかったことは「調べていない」という意味ではありません。調べたうえで、たまたまの範囲を出なかった、ということです。

- 「内枠が有利」 — 1枠24.8%(375頭ぶん)で1.1倍、2枠22.3%(386頭ぶん)で1.01倍。どちらも比較相手とほぼ同じです。
- 「このコースで追い込みは届かない」 — 札幌芝1200mの追込は9.4%(1070頭ぶん)で1.11倍。
- 「追い込みは届かない」(このレース) — 過去12回の追込は11.9%(59頭ぶん)で1.03倍。勝ち馬12頭のうち3頭は追込です。
- 「休み明けは走らない」 — 13週以上は28.6%(35頭ぶん)で、残りの馬17.2%の1.66倍。高く出ていますが、35頭ではまだ何とも言えません。
- 「前走で大敗した馬は消していい」 — 前走6着以下は14.8%(88頭ぶん)で、残りの馬23.5%の0.63倍。低く見えますが、この頭数ではたまたまの範囲を出ません。
数字は動いているのに、間隔の効果とは読めないもの
前走からの間隔では、3週以内が9.8%(61頭ぶん)で残りの馬24.0%の0.41倍と低く出ています。ただしこれを「間隔が詰まると走らない」とは読めません。3週以内の61頭のうち59頭は前走がオープン特別で、見えているのは間隔ではなく前走の格です。
そのオープン特別組は79頭中8頭(10.1%)で、残りの馬26.2%より低い区分でした。ただし今年の登録馬にこの経路の馬はいません。今年のレースを読む材料にはなりません。
一方、3週以内に当てはまる登録馬は6頭います(ロードフォアエース・イツモニコニコ・ナムラクララ・ダノンマッキンリー・ルシード・ジョーメッドヴィン)。その多くはUHB賞からの臨戦で、過去に多かったオープン特別組とは中身が違います。
3. 買って報われてきたか
ここまでは「よく走ってきたか」の話でした。ここからは「買って報われてきたか」の話で、別のものです。好走率が高くても、その分だけオッズが低ければ、買った側の取り分は増えません。
回収率の「高い」は、同じ条件の全国平均と比べて高いという意味です。控除率があるので平均は100%を下回ります。99.4%でも「儲かる」という意味ではありません。
- 8枠: 単複平均99.4%(463頭ぶん)で、全国の同じ枠67.9%を上回ります。好走率でも高い側だった区分です。
- 3枠: 単複平均40.1%(412頭ぶん)で、全国の同じ枠76.8%を下回ります。好走率でも低い側でした。
- 2枠: 単複平均59.3%(386頭ぶん)で、全国の同じ枠83.1%を下回ります。好走率では差がありません。
- 差し: 単複平均58.0%(1090頭ぶん)で、全国の同じ脚質70.2%を下回ります。このコースの脚質は好走率では差が出ておらず、回収率だけが低い側に出ています。
好走率で差が出た区分と、回収率で差が出た区分は一致していません。
4. 血統から見る
父ごとの成績を芝1000〜1400mで見ます(2016年8月17日以降・全国74592走、うち札幌は3428走)。この舞台に出た馬全体では3着以内が20.5%、単勝と複勝を1点ずつ買ったときの平均回収率は74.0%でした。
| 父 | 今年の登録馬 | 全国 出走 | 3着内率 | 距離が合うか | 単複平均回収率 | 妙味 | 札幌 出走 | 3着内率 | 札幌が合うか |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ロードカナロア | ロードフォアエース | 3556 | 28.3% | ↑ この距離が得意 | 83.5% | ↑ 回収率が高い | 169 | 30.2% | — 他場と変わらない |
| モーリス | ダノンマッキンリー | 1311 | 23.9% | — 他の距離と変わらない | 89.7% | — 差なし | 65 | 24.6% | — 他場と変わらない |
| ビッグアーサー | イツモニコニコ | 1275 | 26.9% | ↑ この距離が得意 | 75.7% | — 差なし | 71 | 23.9% | — 他場と変わらない |
| キズナ | リラエンブレム | 1185 | 24.5% | — 他の距離と変わらない | 75.2% | — 差なし | 48 | 14.6% | — 他場と変わらない |
| ミッキーアイル | サウンドモリアーナ | 1076 | 24.7% | — 他の距離と変わらない | 69.2% | — 差なし | 62 | 27.4% | — 他場と変わらない |
| スクリーンヒーロー | ウインカーネリアン・マイネルジェロディ・ルシード | 868 | 23.2% | — 他の距離と変わらない | 88.7% | — 差なし | 54 | 22.2% | — 他場と変わらない |
| ドレフォン | ジョーメッドヴィン | 570 | 22.3% | — 他の距離と変わらない | 56.9% | ↓ 回収率が低い | 39 | 33.3% | — 他場と変わらない |
| ドゥラメンテ | レッドアヴァンティ | 516 | 21.5% | ↓ この距離は苦手 | 67.2% | — 差なし | 27 | 29.6% | 27走では判定できません |
| ファインニードル | エイシンディード | 496 | 26.0% | ↑ この距離が得意 | 111.0% | ↑ 回収率が高い | 19 | 42.1% | 19走では判定できません |
| マクフィ | エーティーマクフィ | 473 | 21.4% | ↑ この距離が得意 | 102.1% | — 差なし | 14 | 21.4% | 14走では判定できません |
| タワーオブロンドン | パンジャタワー | 366 | 22.1% | — 他の距離と変わらない | 65.4% | — 差なし | 18 | 22.2% | 18走では判定できません |
| フランケル | ティニア | 318 | 32.7% | — 他の距離と変わらない | 58.7% | ↓ 回収率が低い | 20 | 55.0% | 20走では判定できません |
| ラブリーデイ | ゾンニッヒ | 291 | 20.3% | — 他の距離と変わらない | 78.0% | — 差なし | 15 | 33.3% | 15走では判定できません |
| アドマイヤマーズ | ナムラクララ | 164 | 26.2% | — 他の距離と変わらない | 67.3% | — 差なし | 10 | 30.0% | 10走では判定できません |
| シュヴァルグラン | カルプスペルシュ | 115 | 21.7% | — 他の距離と変わらない | 64.4% | — 差なし | 12 | 50.0% | 12走では判定できません |
| ロジユニヴァース | ロジケープ | 67 | 23.9% | — 他の距離と変わらない | 58.7% | — 差なし | 3 | 66.7% | 3走では判定できません |
「距離が合うか」は父の優秀さではなく、同じ父の産駒どうしで、この距離帯と他の距離を比べた結果です。判定は全国の芝1000〜1400mで行っています。札幌に絞ると1つの父につき数十走しかなく、ほとんどの父で差を確かめられないためです(札幌の欄は参考値)。
- この距離が向いている父: ロードカナロア(ロードフォアエース)、ビッグアーサー(イツモニコニコ)、ファインニードル(エイシンディード)、マクフィ(エーティーマクフィ)
- この距離では落ちる父: ドゥラメンテ(レッドアヴァンティ)
- 買って報われてきた父: ロードカナロア(単複平均83.5%)、ファインニードル(単複平均111.0%)
- 人気のわりに報われていない父: ドレフォン(単複平均56.9%)、フランケル(単複平均58.7%)
札幌に限って判定できたのは7父ですが、いずれも他場と差はありませんでした。血統から「札幌が得意」とは言いにくい、というのがこのデータの答えです。
5. 今年の登録馬
18頭が登録しています(出走馬はまだ確定していません)。
| 馬名 | 父 | 通算 | 前走 | 当コース | 同距離帯 | 重賞 | 主な脚質 | 最高IDM |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ウインカーネリアン | スクリーンヒーロー | 31戦16好走 | 高松宮記念 3着(7人気) | 1戦0好走 | 7戦4好走 | 18戦7好走 | 逃げ | 71 |
| パンジャタワー | タワーオブロンドン | 8戦4好走 | 安田記念 5着(4人気) | 1戦1好走 | 5戦3好走 | 7戦3好走 | 差し | 70 |
| エーティーマクフィ | マクフィ | 33戦23好走 | 函館スプリントステークス 2着(4人気) | 2戦1好走 | 25戦18好走 | 6戦2好走 | 差し | 68 |
| ゾンニッヒ | ラブリーデイ | 38戦13好走 | 安達太良ステークス 4着(4人気) | 5戦1好走 | 17戦4好走 | 10戦1好走 | 差し | 67 |
| ダノンマッキンリー | モーリス | 18戦4好走 | UHB賞 4着(8人気) | 3戦0好走 | 16戦4好走 | 13戦2好走 | 追込 | 67 |
| マイネルジェロディ | スクリーンヒーロー | 37戦12好走 | 安達太良ステークス 6着(8人気) | 6戦0好走 | 36戦12好走 | 2戦0好走 | 先行 | 65 |
| ナムラクララ | アドマイヤマーズ | 15戦7好走 | UHB賞 1着(1人気) | 2戦1好走 | 13戦7好走 | 5戦0好走 | 先行 | 64 |
| ルシード | スクリーンヒーロー | 17戦9好走 | UHB賞 2着(3人気) | 3戦3好走 | 14戦9好走 | 1戦0好走 | 逃げ | 64 |
| ティニア | フランケル | 26戦9好走 | 青函ステークス 5着(6人気) | — | 23戦8好走 | 3戦0好走 | 差し | 63 |
| ジョーメッドヴィン | ドレフォン | 33戦14好走 | UHB賞 8着(10人気) | 6戦2好走 | 32戦14好走 | 3戦0好走 | 先行 | 63 |
| サウンドモリアーナ | ミッキーアイル | 14戦9好走 | 北九州記念 6着(8人気) | 1戦1好走 | 14戦9好走 | 1戦0好走 | 先行 | 63 |
| カルプスペルシュ | シュヴァルグラン | 15戦7好走 | 函館スプリントステークス 5着(2人気) | 2戦2好走 | 15戦7好走 | 6戦1好走 | 先行 | 63 |
| ロジケープ | ロジユニヴァース | 8戦8好走 | TVh賞 1着(1人気) | 1戦1好走 | 6戦6好走 | — | 差し | 63 |
| レッドアヴァンティ | ドゥラメンテ | 23戦10好走 | 安達太良ステークス 5着(1人気) | — | 22戦9好走 | 2戦0好走 | 差し | 62 |
| ロードフォアエース | ロードカナロア | 20戦13好走 | UHB賞 5着(5人気) | 1戦0好走 | 16戦10好走 | 2戦0好走 | 逃げ | 61 |
| イツモニコニコ | ビッグアーサー | 20戦7好走 | CBC賞 10着(13人気) | — | 19戦7好走 | 4戦0好走 | 差し | 61 |
| リラエンブレム | キズナ | 6戦2好走 | ジューンステークス 12着(5人気) | — | — | 3戦1好走 | 差し | 59 |
| エイシンディード | ファインニードル | 4戦2好走 | 葵ステークス 6着(2人気) | — | 3戦2好走 | 4戦2好走 | 逃げ | 56 |
「主な脚質」は過去のレースで最も多かった脚質です。当日の展開で変わるため、そのまま当日の脚質になるとは限りません。
6. 6つの見方に当てはめる
| 馬名 | 前走レース | 前走の着順 | 出走間隔 | 脚質 | 血統(距離) | 血統(妙味) | まとめ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| エイシンディード | ↗ やや良い(葵ステークス) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↗ やや良い(13週以上) | → 平均並み(逃げ) | ↑ 良い(この距離が得意) | ↑ 良い(回収率111.0%) | 良い: 血統(この距離が得意)・血統(回収率) |
| ロードフォアエース | —(UHB賞・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走4〜5着) | ↓ 悪い(3週以内) | → 平均並み(逃げ) | ↑ 良い(この距離が得意) | ↑ 良い(回収率83.5%) | 良い: 血統(この距離が得意)・血統(回収率) / 悪い: 3週以内 |
| エーティーマクフィ | ↗ やや良い(函館スプリントステークス) | ↗ やや良い(前走2〜3着) | ↗ やや良い(7〜12週) | → 平均並み(差し) | ↑ 良い(この距離が得意) | → 平均並み | 良い: 血統(この距離が得意) |
| ロジケープ | —(TVh賞・例が少ない) | ↑ 良い(前走1着) | → 平均並み(4〜6週) | → 平均並み(差し) | → 平均並み | → 平均並み | 良い: 前走1着 |
| イツモニコニコ | ↗ やや良い(CBC賞) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↓ 悪い(3週以内) | → 平均並み(差し) | ↑ 良い(この距離が得意) | → 平均並み | 良い: 血統(この距離が得意) / 悪い: 3週以内 |
| ナムラクララ | —(UHB賞・例が少ない) | ↑ 良い(前走1着) | ↓ 悪い(3週以内) | ↘ やや悪い(先行) | → 平均並み | → 平均並み | 良い: 前走1着 / 悪い: 3週以内 |
| ウインカーネリアン | ↗ やや良い(高松宮記念) | ↗ やや良い(前走2〜3着) | ↗ やや良い(13週以上) | → 平均並み(逃げ) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| カルプスペルシュ | ↗ やや良い(函館スプリントステークス) | ↘ やや悪い(前走4〜5着) | ↗ やや良い(7〜12週) | ↘ やや悪い(先行) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| サウンドモリアーナ | —(北九州記念・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↗ やや良い(7〜12週) | ↘ やや悪い(先行) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| ゾンニッヒ | —(安達太良ステークス・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走4〜5着) | ↗ やや良い(7〜12週) | → 平均並み(差し) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| パンジャタワー | —(安田記念・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走4〜5着) | ↗ やや良い(7〜12週) | → 平均並み(差し) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| マイネルジェロディ | —(安達太良ステークス・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↗ やや良い(7〜12週) | ↘ やや悪い(先行) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| リラエンブレム | —(ジューンステークス・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↗ やや良い(7〜12週) | → 平均並み(差し) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| ダノンマッキンリー | —(UHB賞・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走4〜5着) | ↓ 悪い(3週以内) | → 平均並み(追込) | → 平均並み | → 平均並み | 悪い: 3週以内 |
| ティニア | —(青函ステークス・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走4〜5着) | ↗ やや良い(7〜12週) | → 平均並み(差し) | → 平均並み | ↓ 悪い(回収率58.7%) | 悪い: 血統(回収率) |
| ルシード | —(UHB賞・例が少ない) | ↗ やや良い(前走2〜3着) | ↓ 悪い(3週以内) | → 平均並み(逃げ) | → 平均並み | → 平均並み | 悪い: 3週以内 |
| レッドアヴァンティ | —(安達太良ステークス・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走4〜5着) | ↗ やや良い(7〜12週) | → 平均並み(差し) | ↓ 悪い(この距離は苦手) | → 平均並み | 悪い: 血統(この距離は苦手) |
| ジョーメッドヴィン | —(UHB賞・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↓ 悪い(3週以内) | ↘ やや悪い(先行) | → 平均並み | ↓ 悪い(回収率56.9%) | 悪い: 3週以内・血統(回収率) |
↑↓ は、たまたまでは説明しにくい差が出た区分です。↗↘→ は差があるとまでは言えない範囲の目安で、「—」は過去に例が少なく比べられないという意味です。
結局どう読むか
過去に成績が良かった区分に最も多く当てはまるのは エイシンディードとロードフォアエースで、いずれも2つずつです。ただし、2つとも血統の欄です。エイシンディードは父ファインニードル、ロードフォアエースは父ロードカナロアが距離と回収率の両方で良い側に出ています。同じ父から来た2つなので、別々の根拠が2つあるわけではありません。
レース史の軸ではっきり差が出たのは前走1着だけで、ここに入るのはロジケープとナムラクララです。ただしナムラクララは3週以内にも当てはまり、良い側と悪い側の両方に入ります。評価が割れたまま、というのが正確なところです。
逆に、過去の成績が低かった区分に当てはまるのはダノンマッキンリー・ティニア・ルシード・レッドアヴァンティ・ジョーメッドヴィンです。残る7頭はどの見方でもはっきりした差が出ていません。差が出ないことは、弱いという意味ではありません。 過去のデータでは判断材料にならない、というだけです。
このレースで事前に効く材料は多くありません。枠順は当日まで分からず、脚質も当日の展開しだいです。前走の着順と、父から見た距離適性。今年のデータで言えるのはその2つでした。
最後に
各馬の勝率と期待値は、前日のオッズが出てから計算してWebアプリに掲載します。この記事は、その前段として「このレースで言われてきたことが本当か」を確かめるためのものです。
たまたま出た差を「傾向」と書かないために、判定は統計の検定を通したものだけに限っています。
この記事の集計は、JRA全レースの勝率・複勝率・適正オッズ・期待値を毎週計算しているデータをもとにしています。自分の予想や印と重ねて、買う条件と見送る条件を検証したい方は、15日間の無料トライアルがあります。