札幌2歳ステークス(G3)のデータ

札幌2歳ステークスを過去の結果から集計したページです。舞台は札幌芝1800m。掲載している数値はすべて JRA の確定成績から機械的に集計したもので、着順予想ではありません。

今年の登録馬については 札幌2歳ステークス 今年のプレビュー をご覧ください。

結論

札幌芝1800mについて 32 件を統計的に検定し、差が確認できたのは 15 件でした(204 レース・2181 頭ぶんの集計)。

残りは、この頭数の範囲では差があるとは言えませんでした。差が確認できなかったことも結果です。内訳は次のとおりで、比較相手が違うので軸をまたいで見比べないでください

よく走った / 走らなかった区分(好走率)

脚質・枠順・人気の 16 区分を検定し、差が確認できたのは 9 区分です。

判定区分実績比較相手
↑ 有利1枠(枠順)複勝率 35.3%・204頭全国の同型コースの同区分 23.9% の 1.48倍
↑ 有利7枠(枠順)複勝率 30.3%・317頭全国の同型コースの同区分 22.3% の 1.36倍
↑ 有利2枠(枠順)複勝率 31.0%・203頭全国の同型コースの同区分 22.9% の 1.35倍
↑ 有利8枠(枠順)複勝率 28.0%・328頭全国の同型コースの同区分 21.0% の 1.33倍
↑ 有利差し(脚質)複勝率 29.6%・666頭全国の同型コースの同区分 23.5% の 1.26倍
↑ 有利先行(脚質)複勝率 34.9%・470頭全国の同型コースの同区分 28.3% の 1.23倍
↑ 有利追込(脚質)複勝率 17.4%・697頭全国の同型コースの同区分 14.4% の 1.21倍
↑ 有利逃げ(脚質)複勝率 37.9%・317頭全国の同型コースの同区分 31.8% の 1.19倍
↑ 有利1-3番人気(人気)複勝率 60.6%・612頭全国の同型コースの同区分 53.5% の 1.13倍

残る 7 区分では、この頭数の範囲で差を確認できませんでした。

評価は複勝率の統計判定です。↑有利/↓不利は基準線 (全国の同型コースの同区分、取れない場合はコース全体) との差が偶然では説明しにくい水準にあることを、「— 差なし」はサンプル数の範囲では差があると言えないことを、「判定対象外」は検定が成立する頭数に届かず差の有無を述べていないことを示します。この判定に回収率は使っていません (回収率は別の節で、独立した基準で判定しています)。

買って報われた / 報われなかった区分(回収率)

同じ区分を回収率でも 16 区分検定し、差が確認できたのは 6 区分です。⚠ 判定は全国との比較で、100% を超えているかどうかではありません。

判定区分実績比較相手
↓ 全国より低い逃げ(脚質)単複平均 96.7%・317頭全国の同型コースの同区分 137.4%
↑ 全国より高い差し(脚質)単複平均 92.6%・666頭全国の同型コースの同区分 64.1%
↓ 全国より低い追込(脚質)単複平均 38.5%・697頭全国の同型コースの同区分 48.8%
↓ 全国より低い2枠(枠順)単複平均 47.9%・203頭全国の同型コースの同区分 78.5%
↓ 全国より低い4枠(枠順)単複平均 57.7%・275頭全国の同型コースの同区分 78.8%
↓ 全国より低い5枠(枠順)単複平均 52.4%・293頭全国の同型コースの同区分 72.2%

残る 10 区分では、この頭数の範囲で差を確認できませんでした。

回収率は投じた額に対する払戻の割合です。判定は単勝と複勝の平均を全国の同型コースの同区分と比べた統計判定 (Welch 検定・片側 5%) で、「↑ 全国より高い」「↓ 全国より低い」は差が偶然では説明しにくい水準にあることを、「— 差なし」はサンプル数の範囲では差があると言えないことを示します。⚠ 判定は全国との比較であって、100% を超えているかどうかではありません(100% を超えていても全国の同区分より低いことがあります)。⚠ これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。また好走率とは別の軸なので、よく走る区分が買って報われる区分とは限りません。

差が出なかった区分を含む全区分の成績札幌芝1800m のコース傾向データ に掲載しています。

ここで使っている勝率・期待値は、JRA全レース分を毎週計算して公開しています。

1. 札幌2歳ステークスというレースの決着傾向

過去12回(2014年〜2025年)の結果を集計しました。平均12.8頭立てで、着順がついた延べ152頭が集計対象です(出走取消・競走中止は分母に入れていません)。

過去の結果

頭数馬場勝ち馬人気勝ちタイム勝ち馬の脚質3着以内の人気
202512ショウナンガルフ1番人気1:50.6追込1-10-4
202412マジックサンズ3番人気1:50.3差し3-6-1
202310稍重セットアップ3番人気1:50.5逃げ3-4-2
202214ドゥーラ1番人気1:50.0差し1-6-4
202110ジオグリフ1番人気1:49.1追込1-4-5
202014ソダシ2番人気1:48.2先行2-5-1
201912稍重ブラックホール5番人気1:50.4差し5-3-2
201814ニシノデイジー6番人気1:50.1追込6-4-1
201714ロックディスタウン1番人気1:51.4差し1-4-7
201613トラスト5番人気1:49.9逃げ5-10-7
201514稍重アドマイヤエイカン2番人気1:50.8追込2-1-8
201414ブライトエンブレム5番人気1:50.0追込5-11-7

勝ち馬の人気は、12回のうち3番人気以内が8回、4〜6番人気が4回です。勝ち馬の脚質は逃げ2回・先行1回・差し4回・追込5回。馬場は良8回・稍重3回・重1回。勝ちタイムは良が1:48.2〜1:51.4、稍重が1:50.4〜1:50.8、重が1:50.3〜1:50.3です。勝ちタイムは馬場状態で大きく変わるため、年をまたいだ比較はしていません(馬場を併記)。「勝ち馬の脚質」はそのレースで実際に取った位置取りで、事前に分かるものではありません。

人気別の決着

区分頭数3着内3着内率基準倍率評価
1-3番人気361541.7%47.4%0.88倍— 差なし
4-6番人気361438.9%29.3%1.33倍— 差なし
7-9番人気36411.1%16.3%0.68倍— 差なし
10-番人気4436.8%5.2%1.31倍— 差なし

基準は全国の重賞・芝1600〜2000m(出走頭数の構成をこのレースに合わせて調整)の同じ区分(11679頭)です。3着内率は出走頭数だけで機械的に上下する(12頭立てなら無作為でも25%、18頭立てなら16.7%)ため、頭数の構成をこのレースに合わせて調整したうえで比べています。倍率が1.0倍なら基準どおり、評価は正確確率検定(両側5%)です。多くの区分を同時に見ているので、1つの判定だけを強く受け取らないでください。

脚質別の決着

区分頭数3着内3着内率基準倍率評価
逃げ29413.8%28.3%0.49倍— 差なし
先行29827.6%26.4%1.05倍— 差なし
差し451226.7%25.7%1.04倍— 差なし
追込491224.5%17.6%1.39倍— 差なし

基準・評価の読み方は前の表と同じです。

前走レース別

前走頭数3着内3着内率残りの馬着順の内訳評価
新馬872124.1%23.1%1着・1着・1着・1着・1着・1着・1着・2着・2着・2着・2着・2着・2着・3着・3着・3着・3着・3着・3着・3着・3着— 差なし
未勝利33824.2%23.5%1着・1着・1着・1着・2着・2着・2着・3着— 差なし
オープン特別29724.1%23.6%1着・2着・2着・2着・3着・3着・3着— 差なし
函館2歳ステークス300.0%24.2%— 差なし

「3着内率」はその前走から来た馬のうち3着以内に入った割合、評価は同じレースに出ていた残りの馬と比べた統計判定です(レース全体では152頭中36頭 = 23.7%)。前走別は1区分あたりの頭数が小さいため、判定が出ていない区分でも「差が無い」ではなく「この頭数では差を示せない」と読んでください。多くの区分を同時に見ている点にも注意が必要です。

前走からの間隔別

区分頭数3着内3着内率残りの馬倍率主な前走評価
3週以内621016.1%28.9%0.56倍オープン特別28頭・新馬20頭— 差なし
4〜6週431534.9%19.3%1.81倍新馬27頭・未勝利13頭— 差なし
7〜12週461021.7%24.5%0.89倍新馬39頭・未勝利6頭— 差なし
13週以上11100.0%23.2%4.31倍新馬1頭— 差なし

「残りの馬」は同じレースに出ていたそれ以外の馬の3着内率で、評価はこれとの比較です。ただし出走間隔は前走のレース格と重なります(「主な前走」列を参照)。間隔そのものの効果として読むことはできません。

前走の着順別

区分頭数3着内3着内率基準倍率評価
前走1着1253326.4%11.1%2.38倍— 差なし
前走2〜3着16212.5%25.0%0.5倍— 差なし
前走4〜5着8112.5%24.3%0.51倍— 差なし
前走6着以下300.0%24.2%0.0倍— 差なし

「基準」は同じレースに出ていた残りの馬の3着内率です。前走のレース名や出走間隔と違い、この軸はどのレースから来たかに依存しません

3着以内が複数回ある厩舎

厩舎出走勝利3着内
須貝尚介1346
池江泰寿403
大久保龍志202

この表は過去の実績の記録で、統計的な判定はしていません(1厩舎あたりの出走数が数頭のため、検定が成立しません)。

3着以内が複数回ある騎手

騎手出走勝利3着内
C.ルメール923
吉田隼人413
武豊703
横山武史712
池添謙一712
岩田康誠512
柴田大知412
勝浦正樹312
斎藤新312

騎乗馬は当日まで確定しないため、この表は過去の記録としてのみ示しています。

2. よく言われる説の検証

一般に語られる 7 個の説を、このレースとこのコースのデータで検証しました。

結果根拠にした区分実績比較相手
このコースで追い込みは届かない⇄ 逆だった追込(札幌芝1800mの脚質)17.4%・697頭14.4% の 1.21倍
休み明けは走らない— 支持されず13週以上(札幌2歳ステークスの過去12年の前走からの間隔)100.0%・1頭23.2% の 4.31倍
内枠が有利だ↑ 支持された1枠(札幌芝1800mの枠)35.3%・204頭23.9% の 1.48倍
内枠が有利だ↑ 支持された2枠(札幌芝1800mの枠)31.0%・203頭22.9% の 1.35倍
前走で大敗した馬は消していい— 支持されず前走6着以下(札幌2歳ステークスの過去12年の前走の着順)0.0%・3頭24.2% の 0.0倍
前走を勝ってきた馬が強い— 支持されず前走1着(札幌2歳ステークスの過去12年の前走の着順)26.4%・125頭11.1% の 2.38倍
外枠は不利だ⇄ 逆だった8枠(札幌芝1800mの枠)28.0%・328頭21.0% の 1.33倍
追い込みは届かない— 支持されず追込(札幌2歳ステークスの過去12年の脚質)24.5%・49頭17.6% の 1.39倍

⚠ ただしこの区分は前走のレースと重なっています。間隔そのものの効果としては読めません

このほか、定説と結びつかない 28 区分も検定しています。差が出たものは冒頭の結論に、全区分はレース史とコース傾向の表に出ています。

よくある質問

札幌2歳ステークスで統計的に確かめられた傾向はありますか?

札幌芝1800mの枠「1枠」の3着以内率は35.3%(204頭ぶん)、比較相手は23.9%で1.48倍。たまたまでは説明しにくい差です。札幌芝1800mの枠「2枠」の3着以内率は31.0%(203頭ぶん)、比較相手は22.9%で1.35倍。たまたまでは説明しにくい差です。札幌芝1800mの枠「7枠」の3着以内率は30.3%(317頭ぶん)、比較相手は22.3%で1.36倍。たまたまでは説明しにくい差です。ほかに同じ水準の区分が 4 件あります(本文の表に出ています)。

札幌2歳ステークスで「外枠は不利だ」は本当ですか?

札幌芝1800mの枠「8枠」の3着以内率は28.0%(328頭ぶん)、比較相手は21.0%で1.33倍。たまたまでは説明しにくい差です。

札幌2歳ステークスで「このコースで追い込みは届かない」は本当ですか?

札幌芝1800mの脚質「追込」の3着以内率は17.4%(697頭ぶん)、比較相手は14.4%で1.21倍。たまたまでは説明しにくい差です。

札幌2歳ステークスで「前走を勝ってきた馬が強い」は本当ですか?

札幌2歳ステークスの過去12年の前走の着順「前走1着」の3着以内率は26.4%(125頭ぶん)、比較相手は11.1%で2.38倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

札幌2歳ステークスで「追い込みは届かない」は本当ですか?

札幌2歳ステークスの過去12年の脚質「追込」の3着以内率は24.5%(49頭ぶん)、比較相手は17.6%で1.39倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

札幌2歳ステークスで「前走で大敗した馬は消していい」は本当ですか?

札幌2歳ステークスの過去12年の前走の着順「前走6着以下」の3着以内率は0.0%(3頭ぶん)、比較相手は24.2%で0.0倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

札幌2歳ステークスで「休み明けは走らない」は本当ですか?

札幌2歳ステークスの過去12年の前走からの間隔「13週以上」の3着以内率は100.0%(1頭ぶん)、比較相手は23.2%で4.31倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

札幌2歳ステークスで買って報われてきた区分はありますか?

札幌芝1800mの脚質「逃げ」の単複平均回収率は96.7%(317頭ぶん)で、同じ舞台の平均137.4%を下回っています。札幌芝1800mの脚質「差し」の単複平均回収率は92.6%(666頭ぶん)で、同じ舞台の平均64.1%を上回っています。札幌芝1800mの脚質「追込」の単複平均回収率は38.5%(697頭ぶん)で、同じ舞台の平均48.8%を下回っています。ほかに同じ水準の区分が 3 件あります(本文の表に出ています)。これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。

このページについて

好走率の判定には正確確率検定(両側 5%)を、回収率の判定には Welch 検定(片側 5%)を用いています。2 つは別の軸なので、判定も分けて出しています。内容は同じ URL のまま毎年更新します。

舞台となるコースの全区分の成績は 札幌芝1800m のコース傾向データ に掲載しています。

この記事の集計は、JRA全レースの勝率・複勝率・適正オッズ・期待値を毎週計算しているデータをもとにしています。自分の予想や印と重ねて、買う条件と見送る条件を検証したい方は、15日間の無料トライアルがあります。

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