キーンランドカップ(G3)のデータ

キーンランドカップを過去の結果から集計したページです。舞台は札幌芝1200m。掲載している数値はすべて JRA の確定成績から機械的に集計したもので、着順予想ではありません。

今年の登録馬については キーンランドカップ 今年のプレビュー をご覧ください。

結論

札幌芝1200mについて 32 件を統計的に検定し、差が確認できたのは 6 件でした(250 レース・3416 頭ぶんの集計)。

残りは、この頭数の範囲では差があるとは言えませんでした。差が確認できなかったことも結果です。内訳は次のとおりで、比較相手が違うので軸をまたいで見比べないでください

よく走った / 走らなかった区分(好走率)

脚質・枠順・人気の 16 区分を検定し、差が確認できたのは 2 区分です。

判定区分実績比較相手
↑ 有利8枠(枠順)複勝率 26.6%・463頭全国の同型コースの同区分 18.7% の 1.42倍
↓ 不利3枠(枠順)複勝率 16.5%・412頭全国の同型コースの同区分 21.9% の 0.75倍

残る 14 区分では、この頭数の範囲で差を確認できませんでした。

評価は複勝率の統計判定です。↑有利/↓不利は基準線 (全国の同型コースの同区分、取れない場合はコース全体) との差が偶然では説明しにくい水準にあることを、「— 差なし」はサンプル数の範囲では差があると言えないことを、「判定対象外」は検定が成立する頭数に届かず差の有無を述べていないことを示します。この判定に回収率は使っていません (回収率は別の節で、独立した基準で判定しています)。

買って報われた / 報われなかった区分(回収率)

同じ区分を回収率でも 16 区分検定し、差が確認できたのは 4 区分です。⚠ 判定は全国との比較で、100% を超えているかどうかではありません。

判定区分実績比較相手
↓ 全国より低い差し(脚質)単複平均 58.0%・1090頭全国の同型コースの同区分 70.2%
↓ 全国より低い2枠(枠順)単複平均 59.3%・386頭全国の同型コースの同区分 83.1%
↓ 全国より低い3枠(枠順)単複平均 40.1%・412頭全国の同型コースの同区分 76.8%
↑ 全国より高い8枠(枠順)単複平均 99.4%・463頭全国の同型コースの同区分 67.9%

残る 12 区分では、この頭数の範囲で差を確認できませんでした。

回収率は投じた額に対する払戻の割合です。判定は単勝と複勝の平均を全国の同型コースの同区分と比べた統計判定 (Welch 検定・片側 5%) で、「↑ 全国より高い」「↓ 全国より低い」は差が偶然では説明しにくい水準にあることを、「— 差なし」はサンプル数の範囲では差があると言えないことを示します。⚠ 判定は全国との比較であって、100% を超えているかどうかではありません(100% を超えていても全国の同区分より低いことがあります)。⚠ これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。また好走率とは別の軸なので、よく走る区分が買って報われる区分とは限りません。

差が出なかった区分を含む全区分の成績札幌芝1200m のコース傾向データ に掲載しています。

1. キーンランドカップというレースの決着傾向

過去12回(2014年〜2025年)の結果を集計しました。平均15.6頭立てで、着順がついた延べ186頭が集計対象です(出走取消・競走中止は分母に入れていません)。

過去の結果

頭数馬場勝ち馬人気勝ちタイム勝ち馬の脚質3着以内の人気
202516パンジャタワー2番人気1:08.2差し2-4-3
202416サトノレーヴ2番人気1:07.9先行2-8-7
202316ナムラクレア1番人気1:09.9差し1-8-2
202216ヴェントヴォーチェ6番人気1:09.1差し6-2-4
202116レイハリア3番人気1:09.1逃げ3-7-9
202016エイティーンガール5番人気1:10.6追込5-2-9
201916稍重ダノンスマッシュ1番人気1:09.2差し1-2-3
201816稍重ナックビーナス1番人気1:09.4逃げ1-4-9
201713エポワス12番人気1:09.0追込12-2-5
201614ブランボヌール2番人気1:08.5先行2-1-3
201516ウキヨノカゼ8番人気1:08.6追込8-9-1
201416ローブティサージュ3番人気1:09.0差し3-1-5

勝ち馬の人気は、12回のうち3番人気以内が8回、4〜6番人気が2回、7〜9番人気が1回、10番人気以下が1回です。勝ち馬の脚質は逃げ2回・先行2回・差し5回・追込3回。馬場は良8回・稍重2回・重2回。勝ちタイムは良が1:07.9〜1:09.1、稍重が1:09.2〜1:09.4、重が1:09.9〜1:10.6です。勝ちタイムは馬場状態で大きく変わるため、年をまたいだ比較はしていません(馬場を併記)。「勝ち馬の脚質」はそのレースで実際に取った位置取りで、事前に分かるものではありません。

人気別の決着

区分頭数3着内3着内率基準倍率評価
1-3番人気361952.8%46.4%1.14倍— 差なし
4-6番人気36719.4%21.8%0.89倍— 差なし
7-9番人気36925.0%14.8%1.69倍— 差なし
10-番人気7811.3%7.8%0.17倍↓ 低い

基準は全国の重賞・芝1000〜1400m(出走頭数の構成をこのレースに合わせて調整)の同じ区分(4169頭)です。3着内率は出走頭数だけで機械的に上下する(12頭立てなら無作為でも25%、18頭立てなら16.7%)ため、頭数の構成をこのレースに合わせて調整したうえで比べています。倍率が1.0倍なら基準どおり、評価は正確確率検定(両側5%)です。多くの区分を同時に見ているので、1つの判定だけを強く受け取らないでください。

脚質別の決着

区分頭数3着内3着内率基準倍率評価
逃げ28828.6%29.0%0.99倍— 差なし
先行39923.1%27.2%0.85倍— 差なし
差し601220.0%17.5%1.14倍— 差なし
追込59711.9%11.5%1.03倍— 差なし

基準・評価の読み方は前の表と同じです。

前走レース別

前走頭数3着内3着内率残りの馬着順の内訳評価
オープン特別79810.1%26.2%1着・1着・2着・2着・2着・2着・3着・3着↓ 低い
函館スプリントステークス40922.5%18.5%1着・1着・1着・1着・2着・2着・3着・3着・3着— 差なし
アイビスサマーダッシュ15213.3%19.9%1着・3着— 差なし
3勝クラス9444.4%18.1%1着・2着・2着・3着— 差なし
高松宮記念8225.0%19.1%3着・3着— 差なし
NHKマイルカップ7342.9%18.4%1着・1着・3着— 差なし
葵ステークス4250.0%18.7%1着・2着— 差なし
ヴィクトリアマイル3266.7%18.6%1着・2着— 差なし
京王杯スプリングカップ3133.3%19.1%3着— 差なし
CBC賞3133.3%19.1%2着— 差なし

「3着内率」はその前走から来た馬のうち3着以内に入った割合、評価は同じレースに出ていた残りの馬と比べた統計判定です(レース全体では186頭中36頭 = 19.4%)。頭数が少ない13通りの前走(合計14頭)は表から省いています。また1頭は前走を国内の中央競馬で確認できず(海外遠征・地方競馬・初出走)、この表の集計から外れています。前走別は1区分あたりの頭数が小さいため、判定が出ていない区分でも「差が無い」ではなく「この頭数では差を示せない」と読んでください。多くの区分を同時に見ている点にも注意が必要です。

前走からの間隔別

区分頭数3着内3着内率残りの馬倍率主な前走評価
3週以内6169.8%24.0%0.41倍オープン特別59頭・アイビスサマーダッシュ1頭↓ 低い
4〜6週31619.4%19.4%1.0倍アイビスサマーダッシュ14頭・オープン特別7頭— 差なし
7〜12週581424.1%17.2%1.4倍函館スプリントステークス40頭・オープン特別9頭— 差なし
13週以上351028.6%17.2%1.66倍高松宮記念8頭・NHKマイルカップ7頭— 差なし

「残りの馬」は同じレースに出ていたそれ以外の馬の3着内率で、評価はこれとの比較です。ただし出走間隔は前走のレース格と重なります(「主な前走」列を参照)。間隔そのものの効果として読むことはできません。

前走の着順別

区分頭数3着内3着内率基準倍率評価
前走1着401332.5%15.8%2.06倍↑ 高い
前走2〜3着36822.2%18.7%1.19倍— 差なし
前走4〜5着1915.3%21.0%0.25倍— 差なし
前走6着以下881314.8%23.5%0.63倍— 差なし

「基準」は同じレースに出ていた残りの馬の3着内率です。前走のレース名や出走間隔と違い、この軸はどのレースから来たかに依存しません

3着以内が複数回ある厩舎

厩舎出走勝利3着内
安田隆行1113
須貝尚介1013
藤沢和雄612
杉浦宏昭512
長谷川浩大512
飯田祐史412
梅田智之302
吉村圭司202

この表は過去の実績の記録で、統計的な判定はしていません(1厩舎あたりの出走数が数頭のため、検定が成立しません)。

3着以内が複数回ある騎手

騎手出走勝利3着内
C.ルメール723
J.モレイラ613
川田将雅512
松山弘平412
武豊1102
横山武史602
福永祐一302

騎乗馬は当日まで確定しないため、この表は過去の記録としてのみ示しています。

2. よく言われる説の検証

一般に語られる 7 個の説を、このレースとこのコースのデータで検証しました。

結果根拠にした区分実績比較相手
このコースで追い込みは届かない— 支持されず追込(札幌芝1200mの脚質)9.4%・1070頭8.5% の 1.11倍
休み明けは走らない— 支持されず13週以上(キーンランドカップの過去12年の前走からの間隔)28.6%・35頭17.2% の 1.66倍
内枠が有利だ— 支持されず1枠(札幌芝1200mの枠)24.8%・375頭22.5% の 1.1倍
内枠が有利だ— 支持されず2枠(札幌芝1200mの枠)22.3%・386頭22.1% の 1.01倍
前走で大敗した馬は消していい— 支持されず前走6着以下(キーンランドカップの過去12年の前走の着順)14.8%・88頭23.5% の 0.63倍
前走を勝ってきた馬が強い↑ 支持された前走1着(キーンランドカップの過去12年の前走の着順)32.5%・40頭15.8% の 2.06倍
外枠は不利だ⇄ 逆だった8枠(札幌芝1200mの枠)26.6%・463頭18.7% の 1.42倍
追い込みは届かない— 支持されず追込(キーンランドカップの過去12年の脚質)11.9%・59頭11.5% の 1.03倍

⚠ ただしこの区分は前走のレースと重なっています。間隔そのものの効果としては読めません

このほか、定説と結びつかない 34 区分も検定しています。差が出たものは冒頭の結論に、全区分はレース史とコース傾向の表に出ています。

よくある質問

キーンランドカップで統計的に確かめられた傾向はありますか?

キーンランドカップの過去12年の前走の着順「前走1着」の3着以内率は32.5%(40頭ぶん)、比較相手は15.8%で2.06倍。たまたまでは説明しにくい差です。札幌芝1200mの枠「3枠」の3着以内率は16.5%(412頭ぶん)、比較相手は21.9%で0.75倍。たまたまでは説明しにくい差です。キーンランドカップの過去12年の前走のレース「オープン特別」の3着以内率は10.1%(79頭ぶん)、比較相手は26.2%で0.39倍。たまたまでは説明しにくい差です。ほかに同じ水準の区分が 2 件あります(本文の表に出ています)。

キーンランドカップで「外枠は不利だ」は本当ですか?

札幌芝1200mの枠「8枠」の3着以内率は26.6%(463頭ぶん)、比較相手は18.7%で1.42倍。たまたまでは説明しにくい差です。

キーンランドカップで「前走で大敗した馬は消していい」は本当ですか?

キーンランドカップの過去12年の前走の着順「前走6着以下」の3着以内率は14.8%(88頭ぶん)、比較相手は23.5%で0.63倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

キーンランドカップで「休み明けは走らない」は本当ですか?

キーンランドカップの過去12年の前走からの間隔「13週以上」の3着以内率は28.6%(35頭ぶん)、比較相手は17.2%で1.66倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

キーンランドカップで「このコースで追い込みは届かない」は本当ですか?

札幌芝1200mの脚質「追込」の3着以内率は9.4%(1070頭ぶん)、比較相手は8.5%で1.11倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

キーンランドカップで「内枠が有利だ」は本当ですか?

札幌芝1200mの枠「2枠」の3着以内率は22.3%(386頭ぶん)、比較相手は22.1%で1.01倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。札幌芝1200mの枠「1枠」の3着以内率は24.8%(375頭ぶん)、比較相手は22.5%で1.1倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

キーンランドカップで「追い込みは届かない」は本当ですか?

キーンランドカップの過去12年の脚質「追込」の3着以内率は11.9%(59頭ぶん)、比較相手は11.5%で1.03倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

キーンランドカップで買って報われてきた区分はありますか?

札幌芝1200mの脚質「差し」の単複平均回収率は58.0%(1090頭ぶん)で、同じ舞台の平均70.2%を下回っています。札幌芝1200mの枠「2枠」の単複平均回収率は59.3%(386頭ぶん)で、同じ舞台の平均83.1%を下回っています。札幌芝1200mの枠「3枠」の単複平均回収率は40.1%(412頭ぶん)で、同じ舞台の平均76.8%を下回っています。ほかに同じ水準の区分が 1 件あります(本文の表に出ています)。これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。

このページについて

好走率の判定には正確確率検定(両側 5%)を、回収率の判定には Welch 検定(片側 5%)を用いています。2 つは別の軸なので、判定も分けて出しています。内容は同じ URL のまま毎年更新します。

舞台となるコースの全区分の成績は 札幌芝1200m のコース傾向データ に掲載しています。