2026年9月13日(日)阪神11R・芝1800m。この記事は9月7日時点の登録馬を対象に、ローズステークスと阪神芝1800mで語られてきた傾向がデータで支持されるかを確かめたものです。予想ではありません。
数字にはすべて「何頭ぶんの話か」を添えています。頭数が少ない数字は、たまたまでも簡単に動くからです。
ローズステークスの過去の決着傾向とコース傾向の検証は ローズステークスのデータ にまとめています。
この記事では「◯倍」という言い方をよく使います。比べる相手を1.0としたときの比率のことで、0.3倍なら3分の1ほど低い、1.0倍ならほぼ同じ、1.91倍なら2倍近く高い、という意味です。差の大きさを「何ポイント低い」で比べると、もともとの割合が違う区分どうしで大小が逆転するため、このサイトでは倍率で揃えています。
先に結論

- 「追い込みは届かない」は、このレースでは逆でした。 過去8回の追込は3着以内率22.5%(40頭ぶん)で、全国の同型重賞の同じ脚質11.8%の1.91倍(2倍近く高い)。過去8回のうち3回は追込の馬が勝っています。
- 「前走で大敗した馬は消していい」は、このレースでは支持されました。 前走6着以下は3着以内率7.8%(51頭ぶん)で、同じレースに出ていた残りの馬26.0%の0.3倍(3分の1ほど低い)。今年の登録馬では4頭がこの区分に入ります。
- コースの側では、2枠・4枠・差し・上位人気が高い側に出ました。 阪神芝1800mの2枠は複勝率27.9%(538頭ぶん)で全国の同じコース型22.8%の1.22倍、4枠は29.0%(586頭ぶん)で1.21倍、差しは26.5%(1615頭ぶん)で1.13倍、1〜3番人気は58.3%(1229頭ぶん)で1.09倍。⚠ 1つ目・2つ目とは比べている集団が違います(全国の同型重賞 / 同じレースに出ていた残りの馬 / 全国の同じコース型)。軸をまたいで大小を比べないでください。
- 残りは、支持されませんでした。 阪神芝1800mについて32件を検定して、差が出たのは6件です。休み明けは走らない・外枠は不利・前走を勝ってきた馬が強い・このコースで追い込みは届かない。いずれも確かめられていません。
ここで使っている勝率・期待値は、JRA全レース分を毎週計算して公開しています。
1. はっきり差が出た軸
追込 — このレースでは「届かない」の逆だった
ローズステークスの過去8回で差が出た脚質は追込だけです。3着以内率22.5%(40頭ぶん)で、全国の同型重賞(芝1600〜2000m・出走頭数の構成をこのレースに合わせたもの)の同じ脚質11.8%の1.91倍でした。逃げは29.4%(17頭ぶん)で1.58倍、先行は18.8%(32頭ぶん)で0.75倍、差しは10.3%(39頭ぶん)で0.48倍。いずれもこの頭数では、たまたまの範囲を出ていません。
今年の登録馬で、過去に最も多かった脚質が追込なのはエンネ・アンジュドジョワ・イクシード・オモイヲノセテの4頭です。⚠ 「主な脚質」は過去のレースで最も多かった脚質で、当日の展開で変わります。そのまま当日の脚質になるとは限りません。
⚠ コース単位では話が変わります。阪神芝1800mで高い側に出た脚質は差しで、複勝率26.5%(1615頭ぶん)。同じコースの追込は15.5%(1557頭ぶん)で1.08倍にとどまり、差は確認できませんでした。レースの傾向とコースの傾向は別物です。

登録馬のうち主な脚質が差しなのは5頭(ミリタリータトゥー、アンディムジーク、レイクラシック、タイセイボーグ、スマートプリエール)です。
前走6着以下 — 数少ない「定説どおり」だった軸
前走の着順では、前走6着以下が3着以内率7.8%(51頭ぶん)で、同じレースに出ていた残りの馬26.0%の0.3倍でした。この軸は前走のレース名や出走間隔と違い、どのレースから来たかに依存しません。
今年の登録馬でこの区分に入るのは4頭(エンネ、スマートプリエール、アンジュドジョワ、ナムラコスモス)です。このうちエンネとアンジュドジョワは、主な脚質が追込で良い側にも入ります。割れたまま書いておきます。
枠と人気 — コースの側で差が出た区分

阪神芝1800mでは、411レース・5009頭ぶんの集計から32件を検定して、6件で差が出ました。枠は2枠が複勝率27.9%(538頭ぶん)で全国の同じコース型22.8%の1.22倍、4枠が29.0%(586頭ぶん)で23.9%の1.21倍。「内枠が有利」という説のうち、2枠については支持されました。1枠は26.7%(513頭ぶん)で1.11倍ですが、この頭数では、たまたまの範囲を出ていません。
⚠ 枠順は当日まで決まりません。ここで書いているのは、このコースの過去の傾向です。

人気では、1〜3番人気が複勝率58.3%(1229頭ぶん)で全国の同じコース型53.5%の1.09倍と高い側、7〜9番人気が10.7%(1108頭ぶん)で13.4%の0.8倍と低い側でした。
2. よく言われるけれど、確かめられなかったこと
差が出なかったことは「調べていない」という意味ではありません。調べたうえで、たまたまの範囲を出なかった、ということです。
- 「このコースで追い込みは届かない」 — 阪神芝1800mの追込は15.5%(1557頭ぶん)で1.08倍。レース単位では差が出ましたが、コース全体では出ていません。
- 「内枠が有利」(1枠) — 阪神芝1800mの1枠は26.7%(513頭ぶん)で1.11倍。2枠では差が出ましたが、1枠では出ていません。
- 「外枠は不利」 — 8枠は22.8%(782頭ぶん)で1.08倍。低い側どころか、むしろ数字は上でした。
- 「前走を勝ってきた馬が強い」 — 過去8回の前走1着は3着以内率27.1%(48頭ぶん)で1.96倍。
- 「休み明けは走らない」 — 13週以上は17.5%(63頭ぶん)で0.88倍。⚠ ただしこの区分は前走のレースと重なっています(主な前走は優駿牝馬38頭)。間隔そのものの効果としては読めません。
前走1着の1.96倍は、率だけ見ると決定的に見えます。それでも判定は「差があるとは言えない」です。48頭ぶんは、この幅の差を確かめるには足りません。この記事で率に必ず頭数を添えているのは、こういう数字を「傾向」と書かないためです。
人気も同じでした。ローズステークスの過去8回では、上位人気(1〜3番人気)の3着内率は41.7%(24頭ぶん)で、全国の同型重賞の基準44.6%の0.93倍。この頭数の範囲では、荒れやすい・堅いのどちらとも言えません。⚠ コース単位では1〜3番人気が高い側に出ています。比べている集団が違うので、並べて大小を見ないでください。
前走のレース別では、どの区分でもこの頭数では差を確認できませんでした。今年最も多い経路は優駿牝馬の5頭(エンネ、アンジュドジョワ、レイクラシック、スウィートハピネス、スマートプリエール)で、このレースの過去38頭中9頭が3着以内(23.7%)。残りの馬との差があるとは言えません。残る6頭の前走は、過去にこのレースへ来た頭数が少なく、比べる相手が取れませんでした。出走間隔についても、4つの区分すべてで差は確認できていません。
3. 馬券妙味はあるか
好走率の話と、買って報われるかの話は別です。ここまでは「よく走ってきたか」の話でした。
阪神芝1800mの16区分を回収率でも検定して、差が確認できたのは1区分だけです。7枠が単複平均53.0%(754頭ぶん)で、全国の同じコース型の7枠78.4%より低い側でした。⚠ 判定は全国の同じ区分との比較であって、100%を超えているかどうかではありません。⚠ これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。
回収率の「高い」「低い」は、同じ条件と比べての話です。控除率があるので平均は100%を下回り、この舞台に出た馬全体の単複平均回収率は71.6%でした。100%を超えて儲かるという意味ではありません。
好走率で高い側に出た2枠・4枠・差し・1〜3番人気は、回収率ではどれも差が出ていません。よく走る区分が、そのまま買って報われる区分になっているわけではありませんでした。
父単位では、この舞台の平均より高い回収率が2つ出ています。キズナの単複平均95.6%(3504頭ぶん)と、エピファネイアの84.2%(4086頭ぶん)です。低い側はハービンジャーの65.8%(4764頭ぶん)でした。⚠ 父単位の集計であって、出走する個々の馬の適性を示すものではありません。
4. 血統から見る
父ごとの成績を芝1600〜2000mで見ます(2016年9月7日以降・全国124517走、うち阪神は16972走)。この舞台に出た馬全体では3着以内が22.9%、単勝と複勝を1点ずつ買ったときの平均回収率は71.6%でした。
| 父 | 今年の登録馬 | 全国 出走 | 3着内率 | 距離が合うか | 単複平均回収率 | 妙味 | 阪神 出走 | 3着内率 | 阪神が合うか |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ハービンジャー | ファストフォワード | 4764 | 24.7% | ↑ この距離が得意 | 65.8% | ↓ 回収率が低い | 658 | 26.0% | — 他場と変わらない |
| エピファネイア | スマートプリエール | 4086 | 30.0% | ↑ この距離が得意 | 84.2% | ↑ 回収率が高い | 594 | 30.1% | — 他場と変わらない |
| キズナ | エンネ・モンローウォーク | 3504 | 30.0% | — 他の距離と変わらない | 95.6% | ↑ 回収率が高い | 609 | 29.2% | — 他場と変わらない |
| キタサンブラック | アンジュドジョワ・イクシード・レイクラシック | 1494 | 32.1% | — 他の距離と変わらない | 78.3% | — 差なし | 209 | 29.2% | — 他場と変わらない |
| リアルインパクト | スウィートハピネス | 601 | 21.0% | — 他の距離と変わらない | 74.1% | — 差なし | 59 | 16.9% | — 他場と変わらない |
| デクラレーションオブウォー | ミリタリータトゥー | 521 | 24.2% | — 他の距離と変わらない | 81.8% | — 差なし | 55 | 25.5% | — 他場と変わらない |
| アドマイヤマーズ | アンディムジーク | 307 | 24.1% | — 他の距離と変わらない | 62.9% | — 差なし | 40 | 22.5% | — 他場と変わらない |
| ベンバトル | オモイヲノセテ | 173 | 22.5% | — 他の距離と変わらない | 111.6% | — 差なし | 12 | 41.7% | 12走では判定できません |
| ダノンプレミアム | ナムラコスモス | 125 | 20.8% | — 他の距離と変わらない | 88.9% | — 差なし | 19 | 26.3% | 19走では判定できません |
| インディチャンプ | タイセイボーグ | 93 | 34.4% | ↑ この距離が得意 | 111.1% | — 差なし | 19 | 36.8% | 19走では判定できません |
「距離が合うか」は父の優秀さではなく、同じ父の産駒どうしで、この距離帯と他の距離を比べた結果です。判定は全国の芝1600〜2000mで行っています。阪神に絞ると1つの父につき数十走しかなく、ほとんどの父で差を確かめられないためです(阪神の欄は参考値)。
- この距離が向いている父: ハービンジャー(この距離24.7% / 他の距離22.4%・ファストフォワード)、エピファネイア(この距離30.0% / 他の距離25.8%・スマートプリエール)、インディチャンプ(この距離34.4% / 他の距離19.8%・タイセイボーグ)
ハービンジャーは、この距離の好走率では高い側、回収率では低い側という向きの違う判定が同時に出ています。よく走ることと、買って報われることは別、という例です。
阪神に限って判定できたのは7父ですが、いずれも他場と差はありませんでした。血統から「阪神が得意」とは言いにくい、というのがこのデータの答えです。
5. 今年の登録馬
13頭が登録しています(出走馬はまだ確定していません)。集計は2026年9月7日より前の出走のみです。
| 馬名 | 父 | 通算 | 前走 | 当コース | 同距離帯 | 重賞 | 主な脚質 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| モンローウォーク | キズナ | 3戦3好走 | かもめ島特別 1着(1人気) | — | 3戦3好走 | — | 逃げ |
| エンネ | キズナ | 3戦2好走 | 優駿牝馬 7着(4人気) | 1戦1好走 | 2戦2好走 | 2戦1好走 | 追込 |
| スウィートハピネス | リアルインパクト | 6戦3好走 | 優駿牝馬 5着(11人気) | — | 5戦3好走 | 3戦0好走 | 先行 |
| レイクラシック | キタサンブラック | 6戦4好走 | 優駿牝馬 1着(1人気) | — | 4戦3好走 | 1戦0好走 | 差し |
| タイセイボーグ | インディチャンプ | 6戦6好走 | チューリップ賞 1着(2人気) | — | 4戦4好走 | 4戦4好走 | 差し |
| アンジュドジョワ | キタサンブラック | 3戦2好走 | 優駿牝馬 9着(7人気) | 1戦1好走 | 2戦2好走 | 1戦0好走 | 追込 |
| ナムラコスモス | ダノンプレミアム | 8戦5好走 | 中京記念 15着(3人気) | — | 4戦2好走 | 3戦1好走 | 先行 |
| スマートプリエール | エピファネイア | 8戦5好走 | 優駿牝馬 15着(8人気) | 1戦1好走 | 7戦5好走 | 4戦2好走 | 差し |
| イクシード | キタサンブラック | 3戦3好走 | カーネーションカップ 1着(1人気) | — | 3戦3好走 | 1戦1好走 | 追込 |
| ファストフォワード | ハービンジャー | 7戦2好走 | 五頭連峰特別 1着(9人気) | — | 7戦2好走 | — | 先行 |
| アンディムジーク | アドマイヤマーズ | 9戦4好走 | チューリップ賞 1着(6人気) | — | 7戦4好走 | 1戦0好走 | 差し |
| オモイヲノセテ | ベンバトル | 6戦2好走 | 前走 1着(7人気) | — | 6戦2好走 | — | 追込 |
| ミリタリータトゥー | デクラレーションオブウォー | 2戦2好走 | 前走 1着(2人気) | — | 2戦2好走 | — | 差し |
6. 6つの見方に当てはめる
このレースでは、出走した馬のうち18.8%が3着以内に入っています。その平均と比べて各馬が当てはまる区分が良かったか悪かったかを、6つの見方で並べました。どの馬が勝つかを予想したものではありません。
まず、6つの見方のどれかに判定が出た馬だけを抜き出します。
| 馬名 | 父 | 過去の傾向との重なり |
|---|---|---|
| エンネ | キズナ | 良い: 追込 40頭ぶん・血統(回収率) 3504走ぶん / 悪い: 前走6着以下 51頭ぶん |
| スマートプリエール | エピファネイア | 良い: 血統(この距離が得意) 4086走ぶん・血統(回収率) 4086走ぶん / 悪い: 前走6着以下 51頭ぶん |
| イクシード | キタサンブラック | 良い: 追込 40頭ぶん |
| オモイヲノセテ | ベンバトル | 良い: 追込 40頭ぶん |
| タイセイボーグ | インディチャンプ | 良い: 血統(この距離が得意) 93走ぶん |
| モンローウォーク | キズナ | 良い: 血統(回収率) 3504走ぶん |
| アンジュドジョワ | キタサンブラック | 良い: 追込 40頭ぶん / 悪い: 前走6着以下 51頭ぶん |
| ファストフォワード | ハービンジャー | 良い: 血統(この距離が得意) 4764走ぶん / 悪い: 血統(回収率) 4764走ぶん |
| ナムラコスモス | ダノンプレミアム | 悪い: 前走6着以下 51頭ぶん |
「◯頭ぶん」はレース史の出走頭数、「◯走ぶん」はその父の産駒の出走数です。件数が少ない判定は、たまたまでも動きます。ここに出ていない4頭は、どの見方でも判定が出ていません。全体は次の表のとおりです。
| 馬名 | 前走レース | 前走の着順 | 出走間隔 | 脚質 | 血統(距離) | 血統(妙味) | まとめ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| エンネ | ↗ やや良い(優駿牝馬) | ↓ 悪い(前走6着以下) | → 平均並み(13週以上) | ↑ 良い(追込) | → 平均並み | ↑ 良い(回収率95.6%) | 良い: 追込・血統(回収率) / 悪い: 前走6着以下 |
| スマートプリエール | ↗ やや良い(優駿牝馬) | ↓ 悪い(前走6着以下) | → 平均並み(13週以上) | ↘ やや悪い(差し) | ↑ 良い(この距離が得意) | ↑ 良い(回収率84.2%) | 良い: 血統(この距離が得意)・血統(回収率) / 悪い: 前走6着以下 |
| イクシード | —(カーネーションカップ・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | → 平均並み(13週以上) | ↑ 良い(追込) | → 平均並み | → 平均並み | 良い: 追込 |
| オモイヲノセテ | —(—・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | ↘ やや悪い(3週以内) | ↑ 良い(追込) | → 平均並み | → 平均並み | 良い: 追込 |
| タイセイボーグ | —(チューリップ賞・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | → 平均並み(13週以上) | ↘ やや悪い(差し) | ↑ 良い(この距離が得意) | → 平均並み | 良い: 血統(この距離が得意) |
| モンローウォーク | —(かもめ島特別・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | ↗ やや良い(7〜12週) | ↗ やや良い(逃げ) | → 平均並み | ↑ 良い(回収率95.6%) | 良い: 血統(回収率) |
| アンジュドジョワ | ↗ やや良い(優駿牝馬) | ↓ 悪い(前走6着以下) | → 平均並み(13週以上) | ↑ 良い(追込) | → 平均並み | → 平均並み | 良い: 追込 / 悪い: 前走6着以下 |
| ファストフォワード | —(五頭連峰特別・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | ↗ やや良い(4〜6週) | ↘ やや悪い(先行) | ↑ 良い(この距離が得意) | ↓ 悪い(回収率65.8%) | 良い: 血統(この距離が得意) / 悪い: 血統(回収率) |
| アンディムジーク | —(チューリップ賞・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | ↗ やや良い(4〜6週) | ↘ やや悪い(差し) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| スウィートハピネス | ↗ やや良い(優駿牝馬) | ↗ やや良い(前走4〜5着) | → 平均並み(13週以上) | ↘ やや悪い(先行) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| ミリタリータトゥー | —(—・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | ↗ やや良い(7〜12週) | ↘ やや悪い(差し) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| レイクラシック | ↗ やや良い(優駿牝馬) | ↗ やや良い(前走1着) | ↗ やや良い(4〜6週) | ↘ やや悪い(差し) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| ナムラコスモス | —(中京記念・例が少ない) | ↓ 悪い(前走6着以下) | ↗ やや良い(4〜6週) | ↘ やや悪い(先行) | → 平均並み | → 平均並み | 悪い: 前走6着以下 |
↑↓ は、たまたまでは説明しにくい差が出た区分です。↗↘→ は差があるとまでは言えない範囲の目安で、「—」は過去に例が少なく比べられないという意味です。
結局どう見るか
過去に成績が良かった区分に最も多く当てはまるのはエンネとスマートプリエールの2頭で、いずれも2つずつです。ただし同じ2頭が、前走6着以下という悪い側の判定も受けています。このレースで最も大きな差が出た2つの軸が、同じ馬の上でぶつかっている形です。割れたまま書いておきます。
追込で良い側に入るのはエンネ・アンジュドジョワ・イクシード・オモイヲノセテの4頭、父単位の判定で良い側に入るのはスマートプリエール・タイセイボーグ・モンローウォーク・ファストフォワードです。ファストフォワードは父ハービンジャーの距離適性で良い側、回収率で悪い側と、こちらも割れています。
残る4頭は、どの見方でもはっきりした差が出ていません。差が出ないことは、弱いという意味ではありません。 過去のデータでは判断材料にならない、というだけです。
このレースで事前に効いた軸は、脚質(追込)と前走の着順の2つです。前走のレース別と出走間隔はどの区分でも差が出ず、コースの側で見つかった枠と人気の差は、当日の枠順が出るまで各馬に割り当てられません。そして脚質は当日の展開で変わります。
最後に
各馬の勝率と期待値は、前日のオッズが出てから計算してWebアプリに掲載します。この記事は、その前段として「このレースで言われてきたことが本当か」を確かめるためのものです。
たまたま出た差を「傾向」と書かないために、判定は統計の検定を通したものだけに限っています。差が出なかった区分を含む全区分の成績は 阪神芝1800m のコース傾向データ に掲載しています。
この記事の集計は、JRA全レースの勝率・複勝率・適正オッズ・期待値を毎週計算しているデータをもとにしています。自分の予想や印と重ねて、買う条件と見送る条件を検証したい方は、15日間の無料トライアルがあります。