2026年10月4日(日)京都11R・芝2400m。この記事は9月28日時点の登録馬を対象に、京都大賞典と京都芝2400mで語られてきた傾向がデータで支持されるかを確かめたものです。予想ではありません。
数字にはすべて「何頭ぶんの話か」を添えています。頭数が少ない数字は、たまたまでも簡単に動くからです。
京都大賞典の過去の決着傾向とコース傾向の検証は 京都大賞典のデータ にまとめています。
この記事では「◯倍」という言い方をよく使います。比べる相手を1.0としたときの比率のことで、1.37倍なら4割ほど高い、0.79倍なら2割ほど低い、1.02倍ならほぼ同じ、という意味です。差の大きさを「何ポイント低い」で比べると、もともとの割合が違う区分どうしで大小が逆転するため、このサイトでは倍率で揃えています。
先に結論

- レースの側で差が出たのは、前走宝塚記念だけでした。 京都大賞典の過去10回で、前走宝塚記念の馬は28頭中12頭が3着以内(42.9%)。同じレースに出ていた残りの馬は17.1%でした。今年の登録馬で前走が宝塚記念なのは4頭です。
- コースの側では、5枠と1〜3番人気が高い側、4〜6番人気が低い側に出ました。 京都芝2400mの5枠は複勝率33.1%(181頭ぶん)で全国の同じコース型24.1%の1.37倍、1〜3番人気は62.1%(372頭ぶん)で54.4%の1.14倍(1割あまり高い)、4〜6番人気は22.9%(371頭ぶん)で29.0%の0.79倍でした。⚠ 1つ目とは比べている集団が違います(同じレースに出ていた残りの馬 / 全国の同じコース型)。軸をまたいで大小を比べないでください。
- 4〜6番人気は、買って報われなかった区分にも入りました。 回収率でも2枠・6枠とともに全国の同じ区分より低い側です(第3節)。
- 残りは、支持されませんでした。 京都芝2400mについて32件を検定して、差が出たのは6件です。休み明けは走らない・内枠が有利・外枠は不利・前走で大敗した馬は消していい・前走を勝ってきた馬が強い・追い込みは届かない。いずれも確かめられていません。
ここで使っている勝率・期待値は、JRA全レース分を毎週計算して公開しています。
1. はっきり差が出た軸
前走のレース名 — 宝塚記念組だけが高い側
京都大賞典の過去10回を集計しています。2021年と2022年は阪神芝2400mで行われたため、コースが違うとして除いています。
レースの側で差が出たのは前走のレース名だけで、それも宝塚記念の1つです。前走宝塚記念は28頭中12頭が3着以内(42.9%)で、同じレースに出ていた残りの馬17.1%より高い側でした。前走天皇賞(春)・目黒記念・新潟記念・札幌記念などは、どれもこの頭数では差が出ていません。
今年の登録馬で前走が宝塚記念なのは4頭(ミステリーウェイ、マイネルエンペラー、ファミリータイム、ミクニインスパイア)です。4頭とも宝塚記念では6着以下でした。前走の着順の軸は、次に書くとおりこのレースでは差が出ていません。
前走天皇賞(春)の登録馬は3頭(ヴェルテンベルク、アクアヴァーナル、ヘデントール)で、過去13頭中3頭が3着以内(23.1%)。残りの馬との差があるとは言えません。前走新潟記念の2頭(サヴォーナ、ダノンシーマ)、前走目黒記念の2頭(ヴェルミセル、キングスコール)、前走オールカマーの1頭(リビアングラス)も、過去の実績では差が出ていません。残る9頭の前走は、過去にこのレースへ来た頭数が少なく、比べる相手が取れませんでした。
枠 — 5枠が高い側

京都芝2400mでは、125レース・1396頭ぶんの集計から32件を検定して、6件で差が出ました。好走率で差が出た枠は5枠だけで、複勝率33.1%(181頭ぶん)、全国の同じコース型24.1%の1.37倍です。
⚠ 枠順は当日まで決まりません。ここで書いているのは、このコースの過去の傾向です。
人気 — 上位人気が高く、4〜6番人気が低い

京都芝2400mの1〜3番人気は複勝率62.1%(372頭ぶん)で、全国の同じコース型54.4%の1.14倍。4〜6番人気は22.9%(371頭ぶん)で、29.0%の0.79倍と低い側でした。このコースでは上位人気がよく走り、そのすぐ下の人気が全国の同型コースより走っていません。
⚠ レース単位では話が別です。京都大賞典の過去10回では、人気別の4つの区分すべてで差は確認できていません。4〜6番人気は3着以内率36.7%(30頭ぶん)で1.36倍と、コースの側とは率の向きがむしろ逆でした。上位人気(1〜3番人気)は51.7%(29頭ぶん)で0.95倍。この頭数の範囲では、荒れやすい・堅いのどちらとも言えません。レースの傾向とコースの傾向は別物です。
脚質 — どちらの側でも差なし

京都芝2400mでは、脚質による差は確認できませんでした。京都大賞典の過去10回でも、逃げ・先行・差し・追込の4つすべてで差は出ていません。勝ち馬10頭のうち6頭が先行ですが、先行全体の3着以内率33.3%(33頭ぶん)は1.37倍で、この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。⚠ 「勝ち馬の脚質」はそのレースで実際に取った位置取りで、事前に分かるものではありません。
2. よく言われるけれど、確かめられなかったこと
差が出なかったことは「調べていない」という意味ではありません。調べたうえで、たまたまの範囲を出なかった、ということです。
- 「休み明けは走らない」 — 過去10回の13週以上は3着以内率27.8%(79頭ぶん)で、同じレースに出ていた残りの馬14.8%の1.88倍。低い側どころか数字は上でしたが、判定は「差があるとは言えない」です。⚠ ただしこの区分は前走のレースと重なっています(主な前走は宝塚記念28頭・天皇賞(春)13頭)。間隔そのものの効果としては読めません。宝塚記念組が高い側に出ていることを、間隔の側から見ているだけの可能性があります。
- 「内枠が有利」 — 京都芝2400mの1枠は26.1%(138頭ぶん)で1.03倍、2枠は30.8%(146頭ぶん)で1.16倍。どちらも差は出ていません。
- 「外枠は不利」 — 8枠は23.9%(222頭ぶん)で1.02倍。差は出ていません。
- 「前走で大敗した馬は消していい」 — 過去10回の前走6着以下は3着以内率19.2%(73頭ぶん)で、同じレースに出ていた残りの馬26.7%の0.72倍。
- 「前走を勝ってきた馬が強い」 — 前走1着は29.4%(17頭ぶん)で1.36倍。
- 「このコースで追い込みは届かない」 — 京都芝2400mの追込は19.5%(457頭ぶん)で1.12倍。
- 「追い込みは届かない」(レース単位) — 過去10回の追込は3着以内率11.9%(42頭ぶん)で0.67倍。
前走6着以下の0.72倍や追込の0.67倍は、率だけ見ると「やはり消しでいい」と読めます。それでも判定は「差があるとは言えない」です。73頭ぶん・42頭ぶんでは、この幅の差を確かめるには足りませんでした。この記事で率に必ず頭数を添えているのは、こういう数字を「傾向」と書かないためです。
前走の着順は、前走1着・前走2〜3着・前走4〜5着・前走6着以下の4つの区分すべてで差が出ていません。この軸はどのレースから来たかに依存しない分、差が出ていれば使いやすい軸でしたが、今回はそうなりませんでした。
3. 馬券妙味はあるか
好走率の話と、買って報われるかの話は別です。ここまでは「よく走ってきたか」の話でした。
京都芝2400mの16区分を回収率でも検定して、差が確認できたのは3区分です。いずれも低い側でした。2枠が単複平均43.2%(146頭ぶん)で全国の同じコース型の2枠81.3%より、6枠が39.2%(186頭ぶん)で65.6%より、4〜6番人気が62.1%(371頭ぶん)で77.0%より低い側です。⚠ 判定は全国の同じ区分との比較であって、100%を超えているかどうかではありません。⚠ これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。
4〜6番人気は、好走率でも回収率でも低い側に出ました。一方、2枠と6枠は好走率では差が出ていないのに、回収率では低い側です。好走率で高い側に出た5枠と1〜3番人気は、回収率では差が出ていません。よく走る区分が、そのまま買って報われる区分になっているわけではありませんでした。
父単位では、この舞台の平均より高い回収率が1つ出ています。キズナの単複平均99.0%(781走ぶん)です。低い側はキタサンブラックの55.8%(304走ぶん)でした。回収率の「高い」は、この舞台に出た馬全体の単複平均回収率71.5%と比べての話です。控除率があるので平均は100%を下回ります。99.0%でも、100%を超えて儲かるという意味ではありません。⚠ 父単位の集計であって、出走する個々の馬の適性を示すものではありません。
4. 血統から見る
父ごとの成績を芝2200〜2600mで見ます(2016年9月28日以降・全国23014走、うち京都は2802走)。この舞台に出た馬全体では3着以内が24.2%、単勝と複勝を1点ずつ買ったときの平均回収率は71.5%でした。
| 父 | 今年の登録馬 | 全国 出走 | 3着内率 | 距離が合うか | 単複平均回収率 | 妙味 | 京都 出走 | 3着内率 | 京都が合うか |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ディープインパクト | ディープモンスター | 1828 | 32.3% | ↓ この距離は苦手 | 79.0% | — 差なし | 225 | 36.9% | — 他場と変わらない |
| ハーツクライ | サフィラ | 1533 | 25.6% | ↓ この距離は苦手 | 71.3% | — 差なし | 175 | 28.6% | — 他場と変わらない |
| ルーラーシップ | ヘデントール | 1072 | 28.4% | — 他の距離と変わらない | 69.1% | — 差なし | 96 | 28.1% | — 他場と変わらない |
| ゴールドシップ | マイネルエンペラー・メイショウブレゲ・ヴェルミセル | 1071 | 22.8% | — 他の距離と変わらない | 80.9% | — 差なし | 84 | 28.6% | — 他場と変わらない |
| キズナ | ウエストナウ・サヴォーナ・ショウナンラプンタ・リビアングラス | 781 | 32.1% | — 他の距離と変わらない | 99.0% | ↑ 回収率が高い | 121 | 40.5% | — 他場と変わらない |
| エピファネイア | アクアヴァーナル | 639 | 30.4% | — 他の距離と変わらない | 75.5% | — 差なし | 77 | 27.3% | — 他場と変わらない |
| ドゥラメンテ | キングスコール・ブレイヴロッカー | 573 | 32.8% | — 他の距離と変わらない | 71.9% | — 差なし | 63 | 22.2% | — 他場と変わらない |
| ジャスタウェイ | ミステリーウェイ | 357 | 26.6% | — 他の距離と変わらない | 85.7% | — 差なし | 41 | 31.7% | — 他場と変わらない |
| キタサンブラック | エコロディノス・ダノンシーマ・ヴェルテンベルク | 304 | 28.9% | — 他の距離と変わらない | 55.8% | ↓ 回収率が低い | 47 | 38.3% | — 他場と変わらない |
| ブリックスアンドモルタル | ラスカンブレス | 189 | 18.5% | ↓ この距離は苦手 | 52.3% | — 差なし | 19 | 26.3% | 19走では判定できません |
| リアルスティール | ナムラエイハブ・ファミリータイム | 175 | 26.9% | — 他の距離と変わらない | 141.3% | — 差なし | 24 | 33.3% | 24走では判定できません |
| アドマイヤマーズ | ミクニインスパイア | 31 | 19.4% | — 他の距離と変わらない | 179.8% | — 差なし | 1 | 100.0% | 1走では判定できません |
「距離が合うか」は父の優秀さではなく、同じ父の産駒どうしで、この距離帯と他の距離を比べた結果です。判定は全国の芝2200〜2600mで行っています。京都に絞ると1つの父につき数十走しかなく、ほとんどの父で差を確かめられないためです(京都の欄は参考値)。
- この距離では落ちる父: ディープインパクト(この距離32.3% / 他の距離37.0%・ディープモンスター)、ハーツクライ(この距離25.6% / 他の距離28.4%・サフィラ)、ブリックスアンドモルタル(この距離18.5% / 他の距離26.4%・ラスカンブレス)
- 京都に限って判定できたのは9父ですが、いずれも他場と差はありませんでした。血統から「京都が得意」とは言いにくい、というのがこのデータの答えです。
ディープインパクトは、この距離帯でも3着内率32.3%(1828走ぶん)と数字そのものは高い部類です。「苦手」は同じ父の他の距離37.0%と比べての話で、他の父より劣るという意味ではありません。
リアルスティールの141.3%とアドマイヤマーズの179.8%は、率だけ見ると目を引きます。それでも判定は「差なし」です。175走・31走では、少数の高配当で回収率が大きく動くためです。少ない走数の高い回収率を「妙味」とは呼びません。
5. 今年の登録馬
21頭が登録しています(出走馬はまだ確定していません)。集計は2026年9月28日より前の出走のみです。
| 馬名 | 父 | 通算 | 前走 | 当コース | 同距離帯 | 重賞 | 主な脚質 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ヴェルテンベルク | キタサンブラック | 27戦12好走 | 天皇賞(春) 2着(12人気) | 2戦0好走 | 5戦2好走 | 7戦2好走 | 追込 |
| ヘデントール | ルーラーシップ | 11戦8好走 | 天皇賞(春) 5着(3人気) | — | 4戦2好走 | 6戦3好走 | 追込 |
| アクアヴァーナル | エピファネイア | 18戦11好走 | 天皇賞(春) 4着(4人気) | 2戦2好走 | 7戦5好走 | 2戦1好走 | 先行 |
| ショウナンラプンタ | キズナ | 13戦6好走 | 京都大賞典 5着(3人気) | 1戦0好走 | 7戦4好走 | 11戦4好走 | 追込 |
| ダノンシーマ | キタサンブラック | 11戦11好走 | 新潟記念 3着(1人気) | 1戦1好走 | 5戦5好走 | 3戦3好走 | 差し |
| ディープモンスター | ディープインパクト | 27戦14好走 | ジャパンカップ 11着(11人気) | 1戦1好走 | 8戦4好走 | 16戦5好走 | 差し |
| ミステリーウェイ | ジャスタウェイ | 40戦17好走 | 宝塚記念 16着(16人気) | 1戦0好走 | 28戦14好走 | 5戦1好走 | 逃げ |
| サヴォーナ | キズナ | 20戦9好走 | 新潟記念 4着(8人気) | 1戦1好走 | 9戦6好走 | 12戦2好走 | 差し |
| マイネルエンペラー | ゴールドシップ | 25戦12好走 | 宝塚記念 10着(13人気) | 2戦2好走 | 13戦7好走 | 8戦2好走 | 差し |
| ミクニインスパイア | アドマイヤマーズ | 9戦7好走 | 宝塚記念 12着(9人気) | — | 5戦4好走 | 2戦1好走 | 差し |
| メイショウブレゲ | ゴールドシップ | 43戦10好走 | 阪神大賞典 7着(6人気) | 3戦1好走 | 16戦4好走 | 13戦1好走 | 追込 |
| ヴェルミセル | ゴールドシップ | 26戦8好走 | 目黒記念 12着(12人気) | 1戦1好走 | 16戦6好走 | 8戦2好走 | 追込 |
| リビアングラス | キズナ | 23戦7好走 | オールカマー 10着(8人気) | 3戦1好走 | 14戦5好走 | 12戦3好走 | 先行 |
| サフィラ | ハーツクライ | 18戦7好走 | 小倉記念 11着(8人気) | — | 3戦0好走 | 13戦2好走 | 差し |
| ウエストナウ | キズナ | 15戦6好走 | 小倉記念 8着(5人気) | — | 4戦3好走 | 6戦1好走 | 差し |
| ブレイヴロッカー | ドゥラメンテ | 31戦13好走 | 丹頂ステークス 13着(13人気) | 2戦1好走 | 16戦8好走 | 9戦1好走 | 差し |
| ファミリータイム | リアルスティール | 17戦10好走 | 宝塚記念 6着(18人気) | 2戦2好走 | 11戦8好走 | 4戦1好走 | 差し |
| ナムラエイハブ | リアルスティール | 24戦11好走 | 小倉記念 5着(12人気) | — | — | 7戦0好走 | 先行 |
| ラスカンブレス | ブリックスアンドモルタル | 15戦9好走 | 札幌日経賞 4着(10人気) | — | 6戦4好走 | 2戦0好走 | 追込 |
| キングスコール | ドゥラメンテ | 15戦7好走 | 目黒記念 5着(7人気) | 1戦0好走 | 6戦2好走 | 4戦1好走 | 逃げ |
| エコロディノス | キタサンブラック | 10戦7好走 | 函館記念 9着(3人気) | — | 2戦2好走 | 4戦1好走 | 先行 |
「主な脚質」は過去のレースで最も多かった脚質です。当日の展開で変わるため、そのまま当日の脚質になるとは限りません。
6. 6つの見方に当てはめる
このレースでは、出走した馬のうち22.6%が3着以内に入っています。その平均と比べて各馬が当てはまる区分が良かったか悪かったかを、6つの見方で並べました。どの馬が勝つかを予想したものではありません。
まず、6つの見方のどれかに判定が出た馬だけを抜き出します。
| 馬名 | 父 | 過去の傾向との重なり |
|---|---|---|
| ウエストナウ | キズナ | 良い: 血統(回収率) 781走ぶん |
| サヴォーナ | キズナ | 良い: 血統(回収率) 781走ぶん |
| ショウナンラプンタ | キズナ | 良い: 血統(回収率) 781走ぶん |
| ファミリータイム | リアルスティール | 良い: 宝塚記念 28頭ぶん |
| マイネルエンペラー | ゴールドシップ | 良い: 宝塚記念 28頭ぶん |
| ミクニインスパイア | アドマイヤマーズ | 良い: 宝塚記念 28頭ぶん |
| ミステリーウェイ | ジャスタウェイ | 良い: 宝塚記念 28頭ぶん |
| リビアングラス | キズナ | 良い: 血統(回収率) 781走ぶん |
| エコロディノス | キタサンブラック | 悪い: 血統(回収率) 304走ぶん |
| サフィラ | ハーツクライ | 悪い: 血統(この距離は苦手) 1533走ぶん |
| ダノンシーマ | キタサンブラック | 悪い: 血統(回収率) 304走ぶん |
| ディープモンスター | ディープインパクト | 悪い: 血統(この距離は苦手) 1828走ぶん |
| ラスカンブレス | ブリックスアンドモルタル | 悪い: 血統(この距離は苦手) 189走ぶん |
| ヴェルテンベルク | キタサンブラック | 悪い: 血統(回収率) 304走ぶん |
「◯頭ぶん」はレース史の出走頭数、「◯走ぶん」はその父の産駒の出走数です。件数が少ない判定は、たまたまでも動きます。ここに出ていない7頭は、どの見方でも判定が出ていません。全体は次の表のとおりです。
| 馬名 | 前走レース | 前走の着順 | 出走間隔 | 脚質 | 血統(距離) | 血統(妙味) | まとめ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ウエストナウ | —(小倉記念・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↘ やや悪い(7〜12週) | → 平均並み(差し) | → 平均並み | ↑ 良い(回収率99.0%) | 良い: 血統(回収率) |
| サヴォーナ | ↗ やや良い(新潟記念) | → 平均並み(前走4〜5着) | → 平均並み(4〜6週) | → 平均並み(差し) | → 平均並み | ↑ 良い(回収率99.0%) | 良い: 血統(回収率) |
| ショウナンラプンタ | —(京都大賞典・例が少ない) | → 平均並み(前走4〜5着) | ↗ やや良い(13週以上) | ↘ やや悪い(追込) | → 平均並み | ↑ 良い(回収率99.0%) | 良い: 血統(回収率) |
| ファミリータイム | ↑ 良い(宝塚記念) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↗ やや良い(13週以上) | → 平均並み(差し) | → 平均並み | → 平均並み | 良い: 宝塚記念 |
| マイネルエンペラー | ↑ 良い(宝塚記念) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↗ やや良い(13週以上) | → 平均並み(差し) | → 平均並み | → 平均並み | 良い: 宝塚記念 |
| ミクニインスパイア | ↑ 良い(宝塚記念) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↗ やや良い(13週以上) | → 平均並み(差し) | → 平均並み | → 平均並み | 良い: 宝塚記念 |
| ミステリーウェイ | ↑ 良い(宝塚記念) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↗ やや良い(13週以上) | ↘ やや悪い(逃げ) | → 平均並み | → 平均並み | 良い: 宝塚記念 |
| リビアングラス | ↘ やや悪い(オールカマー) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↘ やや悪い(3週以内) | ↗ やや良い(先行) | → 平均並み | ↑ 良い(回収率99.0%) | 良い: 血統(回収率) |
| アクアヴァーナル | → 平均並み(天皇賞(春)) | → 平均並み(前走4〜5着) | ↗ やや良い(13週以上) | ↗ やや良い(先行) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| キングスコール | → 平均並み(目黒記念) | → 平均並み(前走4〜5着) | ↗ やや良い(13週以上) | ↘ やや悪い(逃げ) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| ナムラエイハブ | —(小倉記念・例が少ない) | → 平均並み(前走4〜5着) | ↘ やや悪い(7〜12週) | ↗ やや良い(先行) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| ブレイヴロッカー | —(丹頂ステークス・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | → 平均並み(4〜6週) | → 平均並み(差し) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| ヘデントール | → 平均並み(天皇賞(春)) | → 平均並み(前走4〜5着) | ↗ やや良い(13週以上) | ↘ やや悪い(追込) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| メイショウブレゲ | —(阪神大賞典・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | → 平均並み(4〜6週) | ↘ やや悪い(追込) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| ヴェルミセル | → 平均並み(目黒記念) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↗ やや良い(13週以上) | ↘ やや悪い(追込) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| エコロディノス | —(函館記念・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↗ やや良い(13週以上) | ↗ やや良い(先行) | → 平均並み | ↓ 悪い(回収率55.8%) | 悪い: 血統(回収率) |
| サフィラ | —(小倉記念・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↘ やや悪い(7〜12週) | → 平均並み(差し) | ↓ 悪い(この距離は苦手) | → 平均並み | 悪い: 血統(この距離は苦手) |
| ダノンシーマ | ↗ やや良い(新潟記念) | ↗ やや良い(前走2〜3着) | → 平均並み(4〜6週) | → 平均並み(差し) | → 平均並み | ↓ 悪い(回収率55.8%) | 悪い: 血統(回収率) |
| ディープモンスター | —(ジャパンカップ・例が少ない) | ↘ やや悪い(前走6着以下) | ↗ やや良い(13週以上) | → 平均並み(差し) | ↓ 悪い(この距離は苦手) | → 平均並み | 悪い: 血統(この距離は苦手) |
| ラスカンブレス | —(札幌日経賞・例が少ない) | → 平均並み(前走4〜5着) | ↘ やや悪い(7〜12週) | ↘ やや悪い(追込) | ↓ 悪い(この距離は苦手) | → 平均並み | 悪い: 血統(この距離は苦手) |
| ヴェルテンベルク | → 平均並み(天皇賞(春)) | ↗ やや良い(前走2〜3着) | ↗ やや良い(13週以上) | ↘ やや悪い(追込) | → 平均並み | ↓ 悪い(回収率55.8%) | 悪い: 血統(回収率) |
↑↓ は、たまたまでは説明しにくい差が出た区分です。↗↘→ は差があるとまでは言えない範囲の目安で、「—」は過去に例が少なく比べられないという意味です。
結局どう見るか
過去に成績が良かった区分に当てはまるのは8頭で、いずれも1つずつです。2つ以上に当てはまる馬はいません。根拠は2種類に分かれます。
- 前走宝塚記念(好走率の判定): ファミリータイム・マイネルエンペラー・ミクニインスパイア・ミステリーウェイ
- 父キズナの回収率(買って報われたかの判定): ウエストナウ・サヴォーナ・ショウナンラプンタ・リビアングラス
この2つは別の軸です。前者は「よく走ってきたか」、後者は「人気のわりに報われてきたか」で、同じ「良い」でも意味が違います。どちらを重く見るかで評価が割れるので、割れたまま書いておきます。
悪い側に出た6頭は、すべて父の判定です。エコロディノス・ダノンシーマ・ヴェルテンベルクは父キタサンブラックの回収率、サフィラ・ディープモンスター・ラスカンブレスは父の距離適性で、どちらもレース史の判定ではありません。⚠ 父単位の集計であって、出走する個々の馬の適性を示すものではありません。
このレースで事前に効いた軸は、前走宝塚記念と父の判定だけです。前走の着順・出走間隔・脚質はどの区分でも差が出ず、コースの側で見つかった枠と人気の差は、当日の枠順とオッズが出るまで各馬に割り当てられません。
残る7頭(アクアヴァーナル、キングスコール、ナムラエイハブ、ブレイヴロッカー、ヘデントール、メイショウブレゲ、ヴェルミセル)は、どの見方でもはっきりした差が出ていません。差が出ないことは、弱いという意味ではありません。 過去のデータでは判断材料にならない、というだけです。
最後に
各馬の勝率と期待値は、前日のオッズが出てから計算してWebアプリに掲載します。この記事は、その前段として「このレースで言われてきたことが本当か」を確かめるためのものです。
たまたま出た差を「傾向」と書かないために、判定は統計の検定を通したものだけに限っています。差が出なかった区分を含む全区分の成績は 京都芝2400m のコース傾向データ に掲載しています。
この記事の集計は、JRA全レースの勝率・複勝率・適正オッズ・期待値を毎週計算しているデータをもとにしています。自分の予想や印と重ねて、買う条件と見送る条件を検証したい方は、15日間の無料トライアルがあります。