京都大賞典を過去の結果から集計したページです。舞台は京都芝2400m。掲載している数値はすべて JRA の確定成績から機械的に集計したもので、着順予想ではありません。
今年の登録馬については 京都大賞典 今年のプレビュー をご覧ください。
結論
京都芝2400mについて 32 件を統計的に検定し、差が確認できたのは 6 件でした(125 レース・1396 頭ぶんの集計)。
残りは、この頭数の範囲では差があるとは言えませんでした。差が確認できなかったことも結果です。内訳は次のとおりで、比較相手が違うので軸をまたいで見比べないでください。
よく走った / 走らなかった区分(好走率)
脚質・枠順・人気の 16 区分を検定し、差が確認できたのは 3 区分です。
| 判定 | 区分 | 実績 | 比較相手 |
|---|---|---|---|
| ↑ 有利 | 5枠(枠順) | 複勝率 33.1%・181頭 | 全国の同型コースの同区分 24.1% の 1.37倍 |
| ↓ 不利 | 4〜6番人気(人気) | 複勝率 22.9%・371頭 | 全国の同型コースの同区分 29.0% の 0.79倍 |
| ↑ 有利 | 1〜3番人気(人気) | 複勝率 62.1%・372頭 | 全国の同型コースの同区分 54.4% の 1.14倍 |
残る 13 区分では、この頭数の範囲で差を確認できませんでした。
評価は複勝率の統計判定です。↑有利/↓不利は基準線 (全国の同型コースの同区分、取れない場合はコース全体) との差が偶然では説明しにくい水準にあることを、「— 差なし」はサンプル数の範囲では差があると言えないことを、「判定対象外」は検定が成立する頭数に届かず差の有無を述べていないことを示します。この判定に回収率は使っていません (回収率は別の節で、独立した基準で判定しています)。
買って報われた / 報われなかった区分(回収率)
同じ区分を回収率でも 16 区分検定し、差が確認できたのは 3 区分です。⚠ 判定は全国との比較で、100% を超えているかどうかではありません。
| 判定 | 区分 | 実績 | 比較相手 |
|---|---|---|---|
| ↓ 全国より低い | 2枠(枠順) | 単複平均 43.2%・146頭 | 全国の同型コースの同区分 81.3% |
| ↓ 全国より低い | 6枠(枠順) | 単複平均 39.2%・186頭 | 全国の同型コースの同区分 65.6% |
| ↓ 全国より低い | 4〜6番人気(人気) | 単複平均 62.1%・371頭 | 全国の同型コースの同区分 77.0% |
残る 13 区分では、この頭数の範囲で差を確認できませんでした。
回収率は投じた額に対する払戻の割合です。判定は単勝と複勝の平均を全国の同型コースの同区分と比べた統計判定 (Welch 検定・片側 5%) で、「↑ 全国より高い」「↓ 全国より低い」は差が偶然では説明しにくい水準にあることを、「— 差なし」はサンプル数の範囲では差があると言えないことを示します。⚠ 判定は全国との比較であって、100% を超えているかどうかではありません(100% を超えていても全国の同区分より低いことがあります)。⚠ これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。また好走率とは別の軸なので、よく走る区分が買って報われる区分とは限りません。
差が出なかった区分を含む全区分の成績は 京都芝2400m のコース傾向データ に掲載しています。
ここで使っている勝率・期待値は、JRA全レース分を毎週計算して公開しています。
1. 京都大賞典というレースの決着傾向
過去10回(2014年〜2025年)の結果を集計しました。平均13.5頭立てで、着順がついた延べ133頭が集計対象です(出走取消・競走中止は分母に入れていません)。このほかに2開催が該当しましたが、2021年(阪神芝2400m)・2022年(阪神芝2400m)は開催コースが異なるため除外しています。
過去の結果
| 年 | 頭数 | 馬場 | 勝ち馬 | 人気 | 勝ちタイム | 勝ち馬の脚質 | 3着以内の人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 18 | 稍重 | ディープモンスター | 5番人気 | 2:23.9 | 先行 | 5-2-15 |
| 2024 | 11 | 良 | シュヴァリエローズ | 8番人気 | 2:22.9 | 差し | 8-4-11 |
| 2023 | 14 | 重 | プラダリア | 5番人気 | 2:25.3 | 先行 | 5-3-1 |
| 2020 | 17 | 稍重 | グローリーヴェイズ | 3番人気 | 2:25.6 | 先行 | 3-1-2 |
| 2019 | 17 | 良 | ドレッドノータス | 11番人気 | 2:23.5 | 先行 | 11-6-5 |
| 2018 | 11 | 良 | サトノダイヤモンド | 2番人気 | 2:25.4 | 差し | 2-4-3 |
| 2017 | 15 | 良 | スマートレイアー | 4番人気 | 2:23.0 | 追込 | 4-6-1 |
| 2016 | 10 | 良 | キタサンブラック | 1番人気 | 2:25.5 | 先行 | 1-6-2 |
| 2015 | 10 | 良 | ラブリーデイ | 1番人気 | 2:23.6 | 差し | 1-2-5 |
| 2014 | 12 | 良 | ラストインパクト | 3番人気 | 2:24.2 | 先行 | 3-6-1 |
勝ち馬の人気は、10回のうち3番人気以内が5回、4〜6番人気が3回、7〜9番人気が1回、10番人気以下が1回です。勝ち馬の脚質は先行6回・差し3回・追込1回。馬場は良7回・稍重2回・重1回。勝ちタイムは良が2:22.9〜2:25.5、稍重が2:23.9〜2:25.6、重が2:25.3〜2:25.3です。勝ちタイムは馬場状態で大きく変わるため、年をまたいだ比較はしていません(馬場を併記)。「勝ち馬の脚質」はそのレースで実際に取った位置取りで、事前に分かるものではありません。
人気別の決着
| 区分 | 頭数 | 3着内 | 3着内率 | 基準 | 倍率 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1〜3番人気 | 29 | 15 | 51.7% | 54.7% | 0.95倍 | — 差なし |
| 4〜6番人気 | 30 | 11 | 36.7% | 26.9% | 1.36倍 | — 差なし |
| 7〜9番人気 | 30 | 1 | 3.3% | 11.8% | 0.28倍 | — 差なし |
| 10番人気以下 | 44 | 3 | 6.8% | 3.7% | 1.84倍 | — 差なし |
基準は全国の重賞・芝2200〜2600m(出走頭数の構成をこのレースに合わせて調整)の同じ区分(3107頭)です。3着内率は出走頭数だけで機械的に上下する(12頭立てなら無作為でも25%、18頭立てなら16.7%)ため、頭数の構成をこのレースに合わせて調整したうえで比べています。倍率が1.0倍なら基準どおり、評価は正確確率検定(両側5%)です。多くの区分を同時に見ているので、1つの判定だけを強く受け取らないでください。
脚質別の決着
| 区分 | 頭数 | 3着内 | 3着内率 | 基準 | 倍率 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 16 | 3 | 18.8% | 25.5% | 0.74倍 | — 差なし |
| 先行 | 33 | 11 | 33.3% | 24.3% | 1.37倍 | — 差なし |
| 差し | 42 | 11 | 26.2% | 24.2% | 1.08倍 | — 差なし |
| 追込 | 42 | 5 | 11.9% | 17.8% | 0.67倍 | — 差なし |
基準・評価の読み方は前の表と同じです。
前走レース別
| 前走 | 頭数 | 3着内 | 3着内率 | 残りの馬 | 着順の内訳 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 宝塚記念 | 28 | 12 | 42.9% | 17.1% | 1着・1着・1着・1着・2着・2着・2着・3着・3着・3着・3着・3着 | ↑ 高い |
| オープン特別 | 21 | 3 | 14.3% | 24.1% | 1着・2着・3着 | — 差なし |
| 天皇賞(春) | 13 | 3 | 23.1% | 22.5% | 2着・2着・2着 | — 差なし |
| 目黒記念 | 13 | 3 | 23.1% | 22.5% | 1着・3着・3着 | — 差なし |
| 新潟記念 | 12 | 4 | 33.3% | 21.5% | 1着・1着・1着・2着 | — 差なし |
| 札幌記念 | 6 | 0 | 0.0% | 23.6% | — | — 差なし |
| 3勝クラス | 5 | 2 | 40.0% | 21.9% | 2着・3着 | — 差なし |
| オールカマー | 4 | 0 | 0.0% | 23.3% | — | — 差なし |
| チャレンジカップ | 4 | 0 | 0.0% | 23.3% | — | — 差なし |
| 七夕賞 | 4 | 0 | 0.0% | 23.3% | — | — 差なし |
「3着内率」はその前走から来た馬のうち3着以内に入った割合、評価は同じレースに出ていた残りの馬と比べた統計判定です(レース全体では133頭中30頭 = 22.6%)。頭数が少ない13通りの前走(合計23頭)は表から省いています。前走別は1区分あたりの頭数が小さいため、判定が出ていない区分でも「差が無い」ではなく「この頭数では差を示せない」と読んでください。多くの区分を同時に見ている点にも注意が必要です。
前走からの間隔別
| 区分 | 頭数 | 3着内 | 3着内率 | 残りの馬 | 倍率 | 主な前走 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3週以内 | 3 | 0 | 0.0% | 23.1% | 0.0倍 | オールカマー3頭 | — 差なし |
| 4〜6週 | 30 | 6 | 20.0% | 23.3% | 0.86倍 | オープン特別13頭・新潟記念12頭 | — 差なし |
| 7〜12週 | 21 | 2 | 9.5% | 25.0% | 0.38倍 | 札幌記念6頭・オープン特別4頭 | — 差なし |
| 13週以上 | 79 | 22 | 27.8% | 14.8% | 1.88倍 | 宝塚記念28頭・天皇賞(春)13頭 | — 差なし |
「残りの馬」は同じレースに出ていたそれ以外の馬の3着内率で、評価はこれとの比較です。ただし出走間隔は前走のレース格と重なります(「主な前走」列を参照)。間隔そのものの効果として読むことはできません。
前走の着順別
| 区分 | 頭数 | 3着内 | 3着内率 | 基準 | 倍率 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 前走1着 | 17 | 5 | 29.4% | 21.6% | 1.36倍 | — 差なし |
| 前走2〜3着 | 20 | 6 | 30.0% | 21.2% | 1.42倍 | — 差なし |
| 前走4〜5着 | 21 | 5 | 23.8% | 22.3% | 1.07倍 | — 差なし |
| 前走6着以下 | 73 | 14 | 19.2% | 26.7% | 0.72倍 | — 差なし |
「基準」は同じレースに出ていた残りの馬の3着内率です。前走のレース名や出走間隔と違い、この軸はどのレースから来たかに依存しません。
3着以内が複数回ある厩舎
| 厩舎 | 出走 | 勝利 | 3着内 |
|---|---|---|---|
| 池江泰寿 | 9 | 3 | 6 |
| 大久保龍志 | 4 | 1 | 3 |
| 清水久詞 | 3 | 2 | 2 |
| 藤原英昭 | 3 | 0 | 2 |
この表は過去の実績の記録で、統計的な判定はしていません(1厩舎あたりの出走数が数頭のため、検定が成立しません)。
3着以内が複数回ある騎手
| 騎手 | 出走 | 勝利 | 3着内 |
|---|---|---|---|
| 浜中俊 | 8 | 1 | 5 |
| 川田将雅 | 8 | 4 | 4 |
| 武豊 | 4 | 2 | 3 |
| 池添謙一 | 10 | 1 | 3 |
| 岩田康誠 | 5 | 0 | 2 |
騎乗馬は当日まで確定しないため、この表は過去の記録としてのみ示しています。
2. よく言われる説の検証
一般に語られる 7 個の説を、このレースとこのコースのデータで検証しました。
| 説 | 結果 | 根拠にした区分 | 実績 | 比較相手 |
|---|---|---|---|---|
| このコースで追い込みは届かない | — 支持されず | 追込(京都芝2400mの脚質) | 19.5%・457頭 | 17.4% の 1.12倍 |
| 休み明けは走らない | — 支持されず | 13週以上(京都大賞典の過去10年の前走からの間隔) | 27.8%・79頭 | 14.8% の 1.88倍 |
| 内枠が有利だ | — 支持されず | 1枠(京都芝2400mの枠) | 26.1%・138頭 | 25.4% の 1.03倍 |
| 内枠が有利だ | — 支持されず | 2枠(京都芝2400mの枠) | 30.8%・146頭 | 26.5% の 1.16倍 |
| 前走で大敗した馬は消していい | — 支持されず | 前走6着以下(京都大賞典の過去10年の前走の着順) | 19.2%・73頭 | 26.7% の 0.72倍 |
| 前走を勝ってきた馬が強い | — 支持されず | 前走1着(京都大賞典の過去10年の前走の着順) | 29.4%・17頭 | 21.6% の 1.36倍 |
| 外枠は不利だ | — 支持されず | 8枠(京都芝2400mの枠) | 23.9%・222頭 | 23.4% の 1.02倍 |
| 追い込みは届かない | — 支持されず | 追込(京都大賞典の過去10年の脚質) | 11.9%・42頭 | 17.8% の 0.67倍 |
⚠ ただしこの区分は前走のレースと重なっています。間隔そのものの効果としては読めません
このほか、定説と結びつかない 34 区分も検定しています。差が出たものは冒頭の結論に、全区分はレース史とコース傾向の表に出ています。
よくある質問
京都大賞典で統計的に確かめられた傾向はありますか?
京都芝2400mの枠「5枠」の3着以内率は33.1%(181頭ぶん)、比較相手は24.1%で1.37倍。たまたまでは説明しにくい差です。京都大賞典の過去10年の前走のレース「宝塚記念」の3着以内率は42.9%(28頭ぶん)、比較相手は17.1%で2.51倍。たまたまでは説明しにくい差です。京都芝2400mの人気「1〜3番人気」の3着以内率は62.1%(372頭ぶん)、比較相手は54.4%で1.14倍。たまたまでは説明しにくい差です。人気は市場の評価そのものなので、コースの性質というより配当の付き方の話になります。ほかに同じ水準の区分が 1 件あります(本文の表に出ています)。
京都大賞典で「休み明けは走らない」は本当ですか?
京都大賞典の過去10年の前走からの間隔「13週以上」の3着以内率は27.8%(79頭ぶん)、比較相手は14.8%で1.88倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。
京都大賞典で「前走で大敗した馬は消していい」は本当ですか?
京都大賞典の過去10年の前走の着順「前走6着以下」の3着以内率は19.2%(73頭ぶん)、比較相手は26.7%で0.72倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。
京都大賞典で「追い込みは届かない」は本当ですか?
京都大賞典の過去10年の脚質「追込」の3着以内率は11.9%(42頭ぶん)、比較相手は17.8%で0.67倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。
京都大賞典で「前走を勝ってきた馬が強い」は本当ですか?
京都大賞典の過去10年の前走の着順「前走1着」の3着以内率は29.4%(17頭ぶん)、比較相手は21.6%で1.36倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。
京都大賞典で「このコースで追い込みは届かない」は本当ですか?
京都芝2400mの脚質「追込」の3着以内率は19.5%(457頭ぶん)、比較相手は17.4%で1.12倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。
京都大賞典で「外枠は不利だ」は本当ですか?
京都芝2400mの枠「8枠」の3着以内率は23.9%(222頭ぶん)、比較相手は23.4%で1.02倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。
京都大賞典で「内枠が有利だ」は本当ですか?
京都芝2400mの枠「2枠」の3着以内率は30.8%(146頭ぶん)、比較相手は26.5%で1.16倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。京都芝2400mの枠「1枠」の3着以内率は26.1%(138頭ぶん)、比較相手は25.4%で1.03倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。
京都大賞典で買って報われてきた区分はありますか?
京都芝2400mの枠「2枠」の単複平均回収率は43.2%(146頭ぶん)で、同じ舞台の平均81.3%を下回っています。京都芝2400mの枠「6枠」の単複平均回収率は39.2%(186頭ぶん)で、同じ舞台の平均65.6%を下回っています。京都芝2400mの人気「4〜6番人気」の単複平均回収率は62.1%(371頭ぶん)で、同じ舞台の平均77.0%を下回っています。これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。
このページについて
好走率の判定には正確確率検定(両側 5%)を、回収率の判定には Welch 検定(片側 5%)を用いています。2 つは別の軸なので、判定も分けて出しています。内容は同じ URL のまま毎年更新します。
舞台となるコースの全区分の成績は 京都芝2400m のコース傾向データ に掲載しています。
この記事の集計は、JRA全レースの勝率・複勝率・適正オッズ・期待値を毎週計算しているデータをもとにしています。自分の予想や印と重ねて、買う条件と見送る条件を検証したい方は、15日間の無料トライアルがあります。