サウジアラビアロイヤルカップ2026|過去データを統計検証、本当に意味があった傾向は?

2026年10月10日(土)東京11R・芝1600m。この記事は10月5日時点の登録馬を対象に、サウジアラビアロイヤルカップと東京芝1600mで語られてきた傾向がデータで支持されるかを確かめたものです。予想ではありません。

数字にはすべて「何頭ぶんの話か」を添えています。頭数が少ない数字は、たまたまでも簡単に動くからです。

サウジアラビアロイヤルカップの過去の決着傾向とコース傾向の検証は サウジアラビアロイヤルカップのデータ にまとめています。


この記事では「◯倍」という言い方をよく使います。比べる相手を1.0としたときの比率のことで、0.45倍なら半分ほど、1.0倍ならほぼ同じ、2.28倍なら2倍あまり高い、という意味です。差の大きさを「何ポイント低い」で比べると、もともとの割合が違う区分どうしで大小が逆転するため、このサイトでは倍率で揃えています。


先に結論

サウジアラビアロイヤルカップ2026で差が出たファクターの要約
サウジアラビアロイヤルカップ2026で差が出たファクターの要約
  • 「休み明けは走らない」は、このレースでは逆でした。 過去11回の前走から13週以上は3着以内率58.8%(17頭ぶん)で、同じレースに出ていた残りの馬25.8%の2.28倍(2倍あまり高い)。⚠ ただしこの区分は前走のレースと重なっています(主な前走は新馬14頭・未勝利3頭)。間隔そのものの効果としては読めません。
  • 「前走を勝ってきた馬が強い」は、このレースでは支持されました。 前走1着は3着以内率44.1%(68頭ぶん)で、残りの馬7.9%の5.58倍(5倍あまり高い)。ただし今年の登録馬12頭のうち、前走1着の馬が10頭います。差は大きくても、馬を絞る材料にはなりにくい区分です。
  • コースの側では、外枠が不利という説が逆でした。 東京芝1600mの8枠は複勝率23.8%(1535頭ぶん)で、全国の同型コースの8枠20.5%の1.16倍。1〜3番人気は56.4%(2108頭ぶん)で1.05倍、7〜9番人気は10.4%(2053頭ぶん)で0.82倍、10番人気以下は3.3%(3558頭ぶん)で0.79倍でした。⚠ 上の2つとは比べている集団が違います(同じレースに出ていた残りの馬 / 全国の同型コース)。軸をまたいで大小を比べないでください。
  • 残りは、支持されませんでした。 東京芝1600mについて32件を検定して、差が出たのは8件です。このコースで追い込みは届かない・内枠が有利・前走6着以下は消していい、はいずれも確かめられていません。

ここで使っている勝率・期待値は、JRA全レース分を毎週計算して公開しています。

1. レースの側で差が出た軸 — 前走と出走間隔

前走1着 — 数少ない「定説どおり」だった軸

前走の着順では、前走1着が3着以内率44.1%(68頭ぶん)で、残りの馬7.9%の5.58倍でした。前走2〜3着は0.0倍(11頭ぶん・3着以内なし)で、低い側に出ています。前走4〜5着(11頭ぶん)と前走6着以下(15頭ぶん)は、率は低い側ですが、この頭数では、たまたまの範囲を出ていません。この軸は前走のレース名や出走間隔と違い、どのレースから来たかに依存しません。

今年の登録馬でこの区分に入るのは、ハンサム・フィリオソラーレ・デミアン・サトノハクマイ・ベルウッドディープ・アイファーマーリン・グルーヴェンス・ジップスパーク・ギブリ・ニシノトラノスケの10頭です。12頭のうち10頭が当てはまるので、この軸だけで馬を分けることはできません。前走2〜3着に当てはまるのはアゴルディーノの1頭(前走コスモス賞2着)です。

出走間隔 — 空くほど走ってきたが、前走の格と重なっている

前走からの間隔は、4つの区分すべてで差が出ました。

  • 3週以内:3着以内率0.0%(15頭ぶん)、残りの馬36.3%の0.0倍。低い側です。
  • 4〜6週:18.8%(48頭ぶん)、残りの馬41.4%の0.45倍(半分ほど)。低い側です。
  • 7〜12週:53.8%(26頭ぶん)、残りの馬23.8%の2.26倍(2倍あまり高い)。高い側です。
  • 13週以上:58.8%(17頭ぶん)、残りの馬25.8%の2.28倍。高い側です。

⚠ ただし間隔は前走のレース格と重なっています。短い側の主な前走はオープン特別・未勝利・1勝クラス、長い側の主な前走は新馬・未勝利です。間隔そのものの効果としては読めません。「休み明けが走る」というより、「新馬戦から間隔を空けて使われてきた馬が走ってきた」と読む方が、このデータには合っています。

今年の登録馬では、3週以内がハンサムとギブリ、4〜6週がアイファーマーリンとサトノハクマイ、7〜12週がグルーヴェンス・ジップスパーク・ニシノトラノスケ・アゴルディーノ・ライーリーアース、13週以上がフィリオソラーレ・デミアン・ベルウッドディープです。

前走のレース別 — 差が出たが、今年の登録馬には当てはまらない

前走のレース別では、新馬が3着以内率57.1%(35頭ぶん)で、残りの馬18.3%より高い側、1勝クラスが0.0%(12頭ぶん)で、残りの馬35.1%より低い側に出ました。⚠ ただし今年の登録馬に、この2つの経路から来た馬はいません。今年のレースを読む材料にはなりません。

未勝利は30.0%(30頭ぶん)、オープン特別は7.1%(14頭ぶん)、新潟2歳ステークスは33.3%(9頭ぶん)、札幌2歳ステークスは0.0%(5頭ぶん)で、いずれもこの頭数では、たまたまの範囲を出ていません。


2. コースの側で差が出た軸 — 枠と人気

東京芝1600mでは、704レース・9826頭ぶんの集計から32件を検定して、8件で差が出ました。好走率で見た脚質・枠順・人気の16区分では4区分、回収率で見た16区分でも4区分です。

東京芝1600m 枠順別の成績
東京芝1600m 枠順別の成績

8枠 — 「外枠は不利」の逆

8枠の複勝率は23.8%(1535頭ぶん)で、全国の同型コースの8枠20.5%の1.16倍でした。外枠の中でも、このコースでは数字が高い側に出ています。一方で、内枠の1枠は22.5%(1010頭ぶん)で1.1倍、2枠は20.5%(1058頭ぶん)で0.98倍。どちらもこの頭数では、たまたまの範囲を出ていません。

⚠ 枠順は当日まで決まりません。ここで書いているのは、このコースの過去の傾向です。

東京芝1600m 人気別の成績
東京芝1600m 人気別の成績

人気 — 上位が高く、中穴以下が低い

1〜3番人気は56.4%(2108頭ぶん)で、全国の同型コースの同区分53.5%の1.05倍。7〜9番人気は10.4%(2053頭ぶん)で12.7%の0.82倍、10番人気以下は3.3%(3558頭ぶん)で4.2%の0.79倍と、どちらも低い側に出ました。人気薄の馬が3着以内に入る割合は、全国の同じようなコースより低い、ということです。

なお、サウジアラビアロイヤルカップそのものの過去11回では、人気別の判定は4区分すべてで差が出ていません。上位人気(1〜3番人気)の3着内率は72.7%(33頭ぶん)で、同型の重賞の基準59.0%の1.23倍。この頭数の範囲では、荒れやすい・堅いのどちらとも言えません。勝ち馬の人気は11回のうち3番人気以内が10回、4〜6番人気が1回でした。⚠ コース単位では1〜3番人気が高い側に出ています。比べている集団が違うので、並べて大小を見ないでください。


3. よく言われるけれど、確かめられなかったこと

差が出なかったことは「調べていない」という意味ではありません。調べたうえで、たまたまの範囲を出なかった、ということです。

  • 「このコースで追い込みは届かない」 — 東京芝1600mの追込は11.2%(3090頭ぶん)で、全国の同型コースの11.5%の0.97倍。レース単位でも、追込は33.3%(33頭ぶん)で、同型の重賞の26.3%の1.27倍。どちらも差とは言えませんでした。
  • 「内枠が有利」 — 1枠は1.1倍(1010頭ぶん)、2枠は0.98倍(1058頭ぶん)。
  • 「前走で大敗した馬は消していい」 — 過去11回の前走6着以下は3着以内率13.3%(15頭ぶん)で、残りの馬34.1%の0.39倍。率だけ見ると大きく低いのですが、15頭ぶんは、この幅の差を確かめるには足りません。
東京芝1600m 脚質別の成績
東京芝1600m 脚質別の成績

レースの脚質別(過去11回)でも、逃げ0.74倍(14頭ぶん)、先行0.93倍(20頭ぶん)、差し0.95倍(39頭ぶん)、追込1.27倍(33頭ぶん)のどれも、この頭数では、たまたまの範囲を出ていません。勝ち馬の脚質は逃げ1回・先行4回・差し1回・追込5回でしたが、勝ち馬の脚質は事前に分かるものではなく、判定の根拠にはなりません。

この記事で率に必ず頭数を添えているのは、0.39倍のような数字を「傾向」と書かないためです。


4. 馬券妙味はあるか

好走率の話と、買って報われるかの話は別です。ここまでは「よく走ってきたか」の話でした。

東京芝1600mの16区分を回収率でも検定して、差が確認できたのは4区分です。4枠が単複平均49.8%(1157頭ぶん)で、全国の同型コースの4枠68.2%より低い側、5枠が106.0%(1225頭ぶん)で、全国の5枠67.3%より高い側、6枠が55.4%(1273頭ぶん)で69.4%より低い側、7〜9番人気が61.1%(2053頭ぶん)で75.3%より低い側でした。⚠ 判定は全国の同じ区分との比較であって、100%を超えているかどうかではありません。⚠ これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。

回収率の「高い」「低い」は、同じ条件と比べての話です。控除率があるので平均は100%を下回り、この舞台に出た馬全体の単複平均回収率は71.4%でした。100%を超えて儲かるという意味ではありません。

好走率で高い側に出た8枠と1〜3番人気は、回収率では差が出ていません。逆に、回収率で高い側に出た5枠は、好走率では差が出ていません。よく走る区分が、そのまま買って報われる区分になっているわけではありませんでした。枠が当日まで決まらない点も変わりません。

父単位では、カラヴァッジオの単複平均46.8%(51頭ぶん)とハイランドリールの10.9%(16頭ぶん)が低い側でした。サンライズノヴァは645.0%で高い側ですが、2頭ぶんしかなく、何かを言える数字ではありません。⚠ 父単位の集計であって、出走する個々の馬の適性を示すものではありません。


5. 血統から見る

父ごとの成績を芝1400〜1800mで見ます(2016年10月5日以降・全国109126走、うち東京は25557走)。この舞台に出た馬全体では3着以内が22.1%、単勝と複勝を1点ずつ買ったときの平均回収率は71.4%でした。

父今年の登録馬全国 出走3着内率距離が合うか単複平均回収率妙味東京 出走3着内率東京が合うか
エピファネイアフィリオソラーレ331428.3%↑ この距離が得意80.0%— 差なし73031.0%— 他場と変わらない
オルフェーヴルジップスパーク195321.0%↓ この距離は苦手75.8%— 差なし37617.8%— 他場と変わらない
シルバーステートサトノハクマイ135724.8%— 他の距離と変わらない70.9%— 差なし30218.2%↓ この競馬場は苦手
リオンディーズハンサム133325.0%↑ この距離が得意72.1%— 差なし25920.5%— 他場と変わらない
アドマイヤマーズニシノトラノスケ32122.1%↓ この距離は苦手55.4%— 差なし6624.2%— 他場と変わらない
ニューイヤーズデイギブリ20225.7%— 他の距離と変わらない111.5%— 差なし4221.4%— 他場と変わらない
エフフォーリアアゴルディーノ・ベルウッドディープ5457.4%判定対象外(出走数が少ない)109.1%— 差なし771.4%7走では判定できません
カラヴァッジオグルーヴェンス5129.4%— 他の距離と変わらない46.8%↓ 回収率が低い1127.3%11走では判定できません
ハイランドリールライーリーアース1612.5%判定対象外(出走数が少ない)10.9%↓ 回収率が低い30.0%3走では判定できません
フライトラインデミアン785.7%判定対象外(出走数が少ない)102.9%— 差なし2100.0%2走では判定できません
サンライズノヴァアイファーマーリン2100.0%判定対象外(出走数が少ない)645.0%↑ 回収率が高い0—この競馬場での出走なし

判定は全国の芝1400〜1800mで行っています。東京に絞ると1つの父につき数十走しかなく、ほとんどの父で差を確かめられないためです(東京の欄は参考値)。「距離が合うか」は父の優秀さではなく、同じ父の産駒どうしで、この距離帯と他の距離を比べた結果です。出走頭数の違いはそろえて計算しています。「妙味」は単勝と複勝を1点ずつ買ったときの平均回収率が、この舞台の平均(71.4%)より高いかどうかです。

  • この距離が向いている父: エピファネイア(この距離28.3% / 他の距離26.5%・フィリオソラーレ)、リオンディーズ(この距離25.0% / 他の距離22.6%・ハンサム)
  • この距離では落ちる父: オルフェーヴル(この距離21.0% / 他の距離23.2%・ジップスパーク)、アドマイヤマーズ(この距離22.1% / 他の距離28.9%・ニシノトラノスケ)
  • 人気のわりに報われていない父(回収率が平均より低い): カラヴァッジオ(単複平均46.8%・グルーヴェンス)
  • 東京で他場と差が出た父: シルバーステート(東京18.2% / 他場23.3%・サトノハクマイ)

6. 今年の登録馬

12頭が登録しています(出走馬はまだ確定していません)。集計は2026年10月5日より前の出走のみです。通算は1〜3戦の馬ばかりです。

馬名父通算前走当コース同距離帯重賞主な脚質
ハンサムリオンディーズ2戦2好走前走 1着(4人気)—2戦2好走—差し
アゴルディーノエフフォーリア2戦2好走コスモス賞 2着(1人気)—1戦1好走—差し
フィリオソラーレエピファネイア1戦1好走前走 1着(1人気)1戦1好走1戦1好走—先行
デミアンフライトライン1戦1好走前走 1着(2人気)—1戦1好走—差し
サトノハクマイシルバーステート1戦1好走前走 1着(1人気)—1戦1好走—先行
ベルウッドディープエフフォーリア1戦1好走前走 1着(2人気)1戦1好走1戦1好走—差し
アイファーマーリンサンライズノヴァ2戦2好走前走 1着(3人気)—2戦2好走—追込
グルーヴェンスカラヴァッジオ2戦2好走前走 1着(1人気)—1戦1好走—先行
ジップスパークオルフェーヴル1戦1好走前走 1着(1人気)—1戦1好走—先行
ライーリーアースハイランドリール3戦1好走クローバー賞 13着(11人気)—1戦0好走—先行
ギブリニューイヤーズデイ1戦1好走前走 1着(10人気)—1戦1好走—先行
ニシノトラノスケアドマイヤマーズ1戦1好走前走 1着(8人気)—1戦1好走—差し

「主な脚質」は過去のレースで最も多かった脚質です。当日の展開で変わるため、そのまま当日の脚質になるとは限りません。


7. 6つの見方に当てはめる

このレースでは、出走した馬のうち31.1%が3着以内に入っています。その平均と比べて各馬が当てはまる区分が良かったか悪かったかを、6つの見方で並べました。どの馬が勝つかを予想したものではありません。

まず、6つの見方のどれかに判定が出た馬だけを抜き出します。

馬名父過去の傾向との重なり
フィリオソラーレエピファネイア良い: 前走1着 68頭ぶん・13週以上 17頭ぶん・血統(この距離が得意) 3314走ぶん
デミアンフライトライン良い: 前走1着 68頭ぶん・13週以上 17頭ぶん
ベルウッドディープエフフォーリア良い: 前走1着 68頭ぶん・13週以上 17頭ぶん
アイファーマーリンサンライズノヴァ良い: 前走1着 68頭ぶん・血統(回収率) 2走ぶん / 悪い: 4〜6週 48頭ぶん
グルーヴェンスカラヴァッジオ良い: 前走1着 68頭ぶん・7〜12週 26頭ぶん / 悪い: 血統(回収率) 51走ぶん
ジップスパークオルフェーヴル良い: 前走1着 68頭ぶん・7〜12週 26頭ぶん / 悪い: 血統(この距離は苦手) 1953走ぶん
ニシノトラノスケアドマイヤマーズ良い: 前走1着 68頭ぶん・7〜12週 26頭ぶん / 悪い: 血統(この距離は苦手) 321走ぶん
ハンサムリオンディーズ良い: 前走1着 68頭ぶん・血統(この距離が得意) 1333走ぶん / 悪い: 3週以内 15頭ぶん
アゴルディーノエフフォーリア良い: 7〜12週 26頭ぶん / 悪い: 前走2〜3着 11頭ぶん
ギブリニューイヤーズデイ良い: 前走1着 68頭ぶん / 悪い: 3週以内 15頭ぶん
サトノハクマイシルバーステート良い: 前走1着 68頭ぶん / 悪い: 4〜6週 48頭ぶん
ライーリーアースハイランドリール良い: 7〜12週 26頭ぶん / 悪い: 血統(回収率) 16走ぶん

「◯頭ぶん」はレース史の出走頭数、「◯走ぶん」はその父の産駒の出走数です。件数が少ない判定は、たまたまでも動きます。全体は次の表のとおりです。

馬名前走レース前走の着順出走間隔脚質血統(距離)血統(妙味)まとめ
フィリオソラーレ—(—・例が少ない)↑ 良い(前走1着)↑ 良い(13週以上)→ 平均並み(先行)↑ 良い(この距離が得意)→ 平均並み良い: 前走1着・13週以上・血統(この距離が得意)
デミアン—(—・例が少ない)↑ 良い(前走1着)↑ 良い(13週以上)→ 平均並み(差し)—(出走が少ない)→ 平均並み良い: 前走1着・13週以上
ベルウッドディープ—(—・例が少ない)↑ 良い(前走1着)↑ 良い(13週以上)→ 平均並み(差し)—(出走が少ない)→ 平均並み良い: 前走1着・13週以上
アイファーマーリン—(—・例が少ない)↑ 良い(前走1着)↓ 悪い(4〜6週)↗ やや良い(追込)—(出走が少ない)↑ 良い(回収率645.0%)良い: 前走1着・血統(回収率) / 悪い: 4〜6週
グルーヴェンス—(—・例が少ない)↑ 良い(前走1着)↑ 良い(7〜12週)→ 平均並み(先行)→ 平均並み↓ 悪い(回収率46.8%)良い: 前走1着・7〜12週 / 悪い: 血統(回収率)
ジップスパーク—(—・例が少ない)↑ 良い(前走1着)↑ 良い(7〜12週)→ 平均並み(先行)↓ 悪い(この距離は苦手)→ 平均並み良い: 前走1着・7〜12週 / 悪い: 血統(この距離は苦手)
ニシノトラノスケ—(—・例が少ない)↑ 良い(前走1着)↑ 良い(7〜12週)→ 平均並み(差し)↓ 悪い(この距離は苦手)→ 平均並み良い: 前走1着・7〜12週 / 悪い: 血統(この距離は苦手)
ハンサム—(—・例が少ない)↑ 良い(前走1着)↓ 悪い(3週以内)→ 平均並み(差し)↑ 良い(この距離が得意)→ 平均並み良い: 前走1着・血統(この距離が得意) / 悪い: 3週以内
アゴルディーノ—(コスモス賞・例が少ない)↓ 悪い(前走2〜3着)↑ 良い(7〜12週)→ 平均並み(差し)—(出走が少ない)→ 平均並み良い: 7〜12週 / 悪い: 前走2〜3着
ギブリ—(—・例が少ない)↑ 良い(前走1着)↓ 悪い(3週以内)→ 平均並み(先行)→ 平均並み→ 平均並み良い: 前走1着 / 悪い: 3週以内
サトノハクマイ—(—・例が少ない)↑ 良い(前走1着)↓ 悪い(4〜6週)→ 平均並み(先行)→ 平均並み→ 平均並み良い: 前走1着 / 悪い: 4〜6週
ライーリーアース—(クローバー賞・例が少ない)↘ やや悪い(前走6着以下)↑ 良い(7〜12週)→ 平均並み(先行)—(出走が少ない)↓ 悪い(回収率10.9%)良い: 7〜12週 / 悪い: 血統(回収率)

↑↓ は、たまたまでは説明しにくい差が出た区分です。↗↘→ は差があるとまでは言えない範囲の目安で、「—」は過去に例が少なく比べられないという意味です。率と頭数は前の節の表に出ています。「脚質」は過去に最も多かった脚質で、当日の脚質ではありません。

結局どう見るか

過去に成績が良かった区分に最も多く当てはまるのはフィリオソラーレの1頭で、前走1着・13週以上・血統(この距離が得意)の3つです。デミアンとベルウッドディープが、前走1着と13週以上の2つで続きます。ただし13週以上は前走のレースと重なる区分なので、前走1着との2つは別々の根拠とは言えません。前走1着は12頭のうち10頭に当てはまるため、そこでも差はつきません。

悪い側が出ている馬は、良い側と割れたままです。アイファーマーリン(4〜6週)、ハンサムとギブリ(3週以内)、サトノハクマイ(4〜6週)は、間隔が悪い側。ジップスパークとニシノトラノスケは父の距離適性、グルーヴェンスとライーリーアースは父の回収率が悪い側です。アゴルディーノは前走2〜3着が悪い側に出ていますが、この区分は過去11頭ぶんしかありません。悪い判定が出ていることは、勝てないという意味ではありません。 頭数の少ない区分は、たまたまでも動きます。

このレースで事前に効いた軸は、前走の着順と出走間隔の2つです。前走のレース別で差が出た新馬と1勝クラスは、今年の登録馬に当てはまりません。脚質で差は出ず、コースの側で見つかった枠と人気の差は、当日の枠順が出るまで各馬に割り当てられません。


最後に

各馬の勝率と期待値は、前日のオッズが出てから計算してWebアプリに掲載します。この記事は、その前段として「このレースで言われてきたことが本当か」を確かめるためのものです。

たまたま出た差を「傾向」と書かないために、判定は統計の検定を通したものだけに限っています。差が出なかった区分を含む全区分の成績は 東京芝1600m のコース傾向データ に掲載しています。

この記事の集計は、JRA全レースの勝率・複勝率・適正オッズ・期待値を毎週計算しているデータをもとにしています。自分の予想や印と重ねて、買う条件と見送る条件を検証したい方は、15日間の無料トライアルがあります。

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