先週はGPEがイマイチ…上位馬好走も、買い目はハマらず。
まず先週のGPE印・単複成績を振り返ります。
レース推奨度4以上・GPE印上位の単複成績自体は良かったものの…
組み合わせがハマらず馬券的には不発。
期待値を最重要視した指数とはいえ、もう少し穴馬の活躍が欲しかったです。
まずはGPE印の全体成績から!
■GPE印
そのままだと良い所なしですが…
レース推奨度4以上のみを対象にするとやはり良くなります。
■GPE印・レース推奨度4以上
買い目がハマらない週があるのは指数の性質上仕方ない
と、割り切る姿勢が必要という事だと思います。
総合偏差値と波乱度が、GPEの低調をカバー出来る?
GPEだけに注目すると、好不調の波が大きくなってしまうのは否めません。
馬券成績全体を安定させるためにどうしたら良いか?
そのカギを
「総合偏差値」と「波乱度」
が握っているかも知れません。
総合偏差値は言わずもがな、アンサンブル競馬予想・看板指数の1つです!
波乱度は読んで字の如く、そのレースが堅いか荒れるかを予測している指標です。
※以下のように、予想表に記載があります。
爆発力のGPEに対し、安定性の総合偏差値!
なぜ総合偏差値と波乱度がGPEの低調をカバーできるか?
総合偏差値は期待値重視のGPEより、その馬の強さ・競走能力自体を重視した指数です。
印上位には人気のある馬が入りやすく、組み立てる買い目も的中率の高いものが中心となります。
GPEほどの爆発力がなくても、高い的中率を維持しながら回収率を狙っていける。
爆発力のGPE、安定性の総合偏差値。
という形で、双方の欠点を補完し合えると考えます!
まず波乱度の精度をチェック!
波乱度は「堅い・荒れ・大荒」の3段階評価となってます!
まず今年7月1日~10月9日の期間における、波乱度の精度をチェックします。
全てのレースで全頭の単勝・複勝を購入した場合の回収率を見ます!
穴馬が好走するほど回収率は高くなり、人気決着になるほど低くなります。
この通り、波乱度に応じた結果となっています!
※波乱度について、アンサンブル競馬予想をよく分析されてるシラベルさん(Twitter)がより詳しく触れています。
もしかして、「堅い」レースではGPEが低調…?
ここで1つ頭をよぎるのが、波乱度とGPEの関係です。
GPE最大の強みは中~高配当の爆発力。
という事は…
波乱度「堅い」レースではその強みが発揮されにくいのでは?
GPEの最終アップデート以降の期間である「9月9日~10月9日」の成績で確認してみます。
以下は馬連・ワイドのGPE印上位5頭BOXの成績です。
やはり堅いレースは回収率が悪く、荒れ・大荒のレースが好成績です。
また、レース推奨度4以上に絞るとより顕著です。
波乱度が「堅い」レースでは、GPEを使った買い目は低調かも知れません。
GPEはこれまで「荒れ・大荒」のレースで回収率を稼いでいます。
…では「堅い」レースで威力を発揮するのは?
波乱度が「堅い」レース、総合偏差値が大きな力を発揮!
続いて総合偏差値と波乱度の関係を見ていきます!
まず、総合偏差値のアップデートが落ち着いた7月1日から10月9日の期間における、印別の成績をご覧下さい。
1位馬は軸として非常に頼りがいある成績を記録!
以下の馬達も、印順の好走率になっています。
次に総合印◎の成績を、波乱度別にチェックします!
波乱度が「堅い」レースで、より成績が上がるのではないか?
ここに要注目です!
波乱度による成績の差が想像以上でした…。
「堅い」レースの総合印◎、好走率だけでなく妙味まで併せ持つ軸馬となっています!
対して「大荒」のレースは成績がかなり落ちます。
「荒れ」のレースは微妙なところですが、複勝回収率に妙味を感じます。
総合印◎から、単純に流すだけでも光ある回収率に
「堅い , 荒れ」のレースで、総合印◎からざっと流した場合の成績をチェックします!
総合印◎が軸馬として優秀なのは分かりましたが、馬券に展開するとどうなのか?
馬連・ワイド・3連複を対象に「総合印◎→○▲△×」の流しでいってみます!
3連複112.9%はさすがに上振れに思えますが…
やはり軸の優秀さを表すかのように、各券種好成績となっています!
続いて、波乱度堅い・荒れそれぞれに分けた成績をチェックします!
■波乱度・荒れ
■波乱度・堅い
やはり波乱度「堅い」レースがより好成績。
しかし、「荒れ」のレースもこれなら絞り込むことによって、プラス回収率となりそうです!
波乱度に応じたGPE・総合偏差値の使い分けを!
これまであまり注目していなかった「波乱度」という指標。
ここまで顕著な傾向が出ているなら、今後の馬券戦略に大いに役立ちそうです!
ポイントは「レースの波乱度に応じて、GPE・総合偏差値など指数を使い分ける」ことだと思います。
とはいえ、あくまでも短期間での傾向。
今後もその変化を見守りながら、最適な買い方を構築していかなければなりません。
GPE・総合偏差値・最終評価、そしてレース推奨度と波乱度。
アンサンブル競馬予想活用のカギは、これらの使い方にある事は間違いなさそうです!