2026年10月24日(土)東京11R・芝1600m。この記事は10月19日時点の登録馬を対象に、東京芝1600mとアルテミスステークスで語られてきた傾向がデータで支持されるかを確かめたものです。予想ではありません。
数字にはすべて「何頭ぶんの話か」を添えています。頭数が少ない数字は、たまたまでも簡単に動くからです。
アルテミスステークスの過去の決着傾向とコース傾向の検証は アルテミスステークスのデータ にまとめています。
この記事では「◯倍」という言い方をよく使います。比べる相手を1.0としたときの比率のことで、1.17倍なら2割弱高い、1.06倍や0.98倍ならほぼ同じ、という意味です。差の大きさを「何ポイント低い」で比べると、もともとの割合が違う区分どうしで大小が逆転するため、このサイトでは倍率で揃えています。
先に結論

- 東京芝1600mでは、8枠が高い側に出ました。「外枠は不利」という定説とは逆向きです。8枠の複勝率は24.1%(1529頭ぶん)で、全国の同型コースの8枠20.6%の1.17倍(2割弱高い)でした。
- アルテミスステークス自身では、前走6着以下の馬が過去17頭ぶんで1頭も3着以内に入っていません。同じレースの残りの馬は25.7%で、「前走で大敗した馬は消していい」という定説は、このレースでは支持されました。ただし今年の登録馬に、前走6着以下の馬はいません。
- 前走が未勝利戦だった馬も高い側に出ました。 3着以内率36.1%(36頭ぶん)で、残りの馬は19.0%です。こちらも今年の登録馬に、この経路の馬はいません。
- 「内枠が有利」「追い込みは届かない」「休み明けは走らない」「前走を勝ってきた馬が強い」は、いずれも支持されませんでした。 数字の向きは別として、この頭数では、たまたまの範囲を出ていません。
⚠ 枠順は当日まで決まりません。ここで書いているのは、このコースの過去の傾向です。⚠ 好走率の判定は、比べている相手が区分ごとに違います。軸をまたいで倍率の大小を比べないでください。
ここで使っている勝率・期待値は、JRA全レース分を毎週計算して公開しています。
1. コースで差が出た軸
東京芝1600mでは、704レース・9794頭ぶんの集計から32件を検定して、差が確認できたのは7件です。好走率で見た脚質・枠順・人気の16区分では4区分、回収率で見た16区分では3区分でした。

8枠 — 「外枠は不利」とは逆だった
8枠の複勝率は24.1%(1529頭ぶん)で、全国の同型コースの8枠20.6%の1.17倍でした。外枠は不利、という言い方とは逆向きに出ています。

人気 — 上位人気はわずかに高く、人気薄は低い
1〜3番人気の複勝率は56.5%(2108頭ぶん)で、全国の同型コースの同区分53.5%の1.06倍(ほぼ同じ)です。一方、7〜9番人気は10.3%(2053頭ぶん)で12.7%の0.81倍(2割弱低い)、10番人気以下は3.3%(3526頭ぶん)で4.2%の0.79倍(2割ほど低い)でした。人気の側に寄って決まる傾向が、全国の同じようなコースよりわずかに強い、という読み方です。
2. アルテミスステークス自身の傾向 — 前走の着順と前走のレース
過去12回(2014〜2025年)の集計です。登録馬のキャリアは1〜2戦が中心なので、前走の着順と前走のレースが数少ない手がかりになります。
| 区分 | 頭数 | 3着内 | 3着内率 | 基準 | 倍率 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 前走1着 | 108 | 28 | 25.9% | 16.3% | 1.59倍 | — 差なし |
| 前走2〜3着 | 21 | 6 | 28.6% | 22.1% | 1.29倍 | — 差なし |
| 前走4〜5着 | 10 | 2 | 20.0% | 23.1% | 0.87倍 | — 差なし |
| 前走6着以下 | 17 | 0 | 0.0% | 25.7% | 0.0倍 | ↓ 低い |
「基準」は同じレースに出ていた残りの馬の3着内率です。
はっきり差が出たのは前走6着以下だけで、17頭ぶんで3着以内は0頭でした。今年の登録馬は、前走の着順が分かる馬がいずれも前走5着以内です。今年のレースを読む材料にはなりません。
前走のレースでは、未勝利戦から来た馬が36頭中13頭(36.1%)で3着以内、残りの馬は19.0%と高い側でした。新馬戦から来た馬は58頭中12頭(20.7%)で、残りの馬24.2%と差はありません。ただし今年の登録馬に、前走が未勝利戦の馬はいません。今年のレースを読む材料にはなりません。
3. よく言われるけれど、確かめられなかったこと
差が出なかったことは「調べていない」という意味ではありません。調べたうえで、たまたまの範囲を出なかった、ということです。
- 「内枠が有利」 — 1枠は複勝率22.4%(1004頭ぶん)で、全国の同型コースの1枠20.5%の1.09倍。2枠は20.5%(1052頭ぶん)で21.0%の0.98倍。この頭数では差とまでは言えません。
- 「このコースで追い込みは届かない」 — 東京芝1600mの追込は11.1%(3075頭ぶん)で、11.4%の0.97倍(ほぼ同じ)。アルテミスステークスの過去12回でも、追込は13.0%(46頭ぶん)で17.2%の0.76倍(4分の1ほど低い)。数字は低い側ですが、46頭ぶんでは、たまたまの範囲を出ません。
- 「休み明けは走らない」 — 前走から13週以上あいた馬は33.3%(18頭ぶん)で、21.6%の1.54倍(5割ほど高い)。数字はむしろ高い側ですが、この頭数では差とまでは言えません。⚠ ただしこの区分は前走のレースと重なっています(13週以上の主な前走は新馬12頭)。間隔そのものの効果としては読めません。
- 「前走を勝ってきた馬が強い」 — 前走1着は25.9%(108頭ぶん)で、16.3%の1.59倍(6割ほど高い)。同じく、差とまでは言えません。
- 荒れやすいか、堅いか — アルテミスステークスの1〜3番人気は55.6%(36頭ぶん)で、全国の同型重賞の基準51.7%の1.08倍。この頭数の範囲では、荒れやすい・堅いのどちらとも言えません。

脚質については、東京芝1600mで差が出た区分は1つもありませんでした。
このほか、定説と結びつかない31区分も検定しています。差が出たものは上の節に含まれています。全区分の成績は 東京芝1600m のコース傾向データ に掲載しています。
4. 馬券妙味はあるか
好走率の話と、買って報われるかの話は別です。ここまでは「よく走ってきたか」の話でした。
回収率でも東京芝1600mの16区分を検定して、差が確認できたのは3区分で、いずれも全国の同区分より低い側でした。
- 4枠:単複平均50.0%(1153頭ぶん)、全国の同型コースの4枠68.4%
- 6枠:単複平均55.6%(1273頭ぶん)、同じく70.0%
- 7〜9番人気:単複平均60.4%(2053頭ぶん)、同じく75.5%
⚠ 判定は全国の同じ区分との比較であって、100%を超えているかどうかではありません。⚠ これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。
回収率の「高い」「低い」は、同じ条件と比べての話です。控除率があるので平均は100%を下回り、芝1400〜1800mに出た馬全体の単複平均回収率は71.5%でした。100%を超えて儲かるという意味ではありません。
好走率で高い側に出た8枠と1〜3番人気は、回収率では差が出た区分に入っていません。よく走る区分が、そのまま買って報われる区分になるとは限りません。
5. 血統から見る
父ごとの成績を芝1400〜1800mで見ます(2016年10月19日以降・全国109086走、うち東京は25503走)。この舞台に出た馬全体では3着以内が22.1%、単勝と複勝を1点ずつ買ったときの平均回収率は71.5%でした。
| 父 | 今年の登録馬 | 全国 出走 | 3着内率 | 距離が合うか | 単複平均回収率 | 妙味 | 東京 出走 | 3着内率 | 東京が合うか |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| キズナ | ファミーリエ | 2745 | 29.3% | — 他の距離と変わらない | 94.5% | ↑ 回収率が高い | 475 | 32.0% | — 他場と変わらない |
| モーリス | ピコベリー・プルヴィナル | 2493 | 28.5% | ↑ この距離が得意 | 84.1% | — 差なし | 550 | 32.4% | — 他場と変わらない |
| シルバーステート | サトノスプレマシー・マリアンデール | 1368 | 25.0% | — 他の距離と変わらない | 70.9% | — 差なし | 307 | 18.9% | — 他場と変わらない |
| キタサンブラック | ホウオウプレマ | 1092 | 30.3% | — 他の距離と変わらない | 77.5% | — 差なし | 240 | 30.8% | — 他場と変わらない |
| ブリックスアンドモルタル | ジーティーキャリー | 831 | 27.1% | ↑ この距離が得意 | 62.6% | — 差なし | 174 | 28.7% | — 他場と変わらない |
| リアルスティール | シュヴァルツペルレ | 827 | 29.5% | ↑ この距離が得意 | 86.7% | — 差なし | 195 | 35.9% | — 他場と変わらない |
| サートゥルナーリア | リスグロワール | 666 | 30.6% | — 他の距離と変わらない | 90.4% | — 差なし | 151 | 37.1% | — 他場と変わらない |
| コントレイル | シティオブドリーム | 304 | 31.6% | — 他の距離と変わらない | 54.3% | ↓ 回収率が低い | 49 | 28.6% | — 他場と変わらない |
| ロジャーバローズ | ローズサルーテ | 242 | 20.7% | — 他の距離と変わらない | 87.6% | — 差なし | 82 | 24.4% | — 他場と変わらない |
| ダノンスマッシュ | タプティ | 168 | 13.7% | ↓ この距離は苦手 | 94.5% | — 差なし | 44 | 13.6% | — 他場と変わらない |
| ステルヴィオ | カナデルペガサス | 20 | 10.0% | 判定対象外(出走数が少ない) | 39.8% | — 差なし | 6 | 16.7% | 6走では判定できません |
判定は全国の芝1400〜1800mで行っています。東京に絞ると1つの父につき数十走しかなく、ほとんどの父で差を確かめられないためです(東京の欄は参考値)。「距離が合うか」は父の優秀さではなく、同じ父の産駒どうしで、この距離帯と他の距離を比べた結果です。出走頭数の違いはそろえて計算しています。「妙味」は単勝と複勝を1点ずつ買ったときの平均回収率が、この舞台の平均(71.5%)より高いかどうかです。
- この距離が向いている父: モーリス(この距離28.5% / 他の距離24.5%・ピコベリー・プルヴィナル)、ブリックスアンドモルタル(この距離27.1% / 他の距離23.1%・ジーティーキャリー)、リアルスティール(この距離29.5% / 他の距離25.5%・シュヴァルツペルレ)
- この距離では落ちる父: ダノンスマッシュ(この距離13.7% / 他の距離20.1%・タプティ)
- 買って報われてきた父(回収率が平均より高い): キズナ(単複平均94.5%・ファミーリエ)
- 人気のわりに報われていない父(回収率が平均より低い): コントレイル(単複平均54.3%・シティオブドリーム)
コントレイルは3着内率31.6%(304走ぶん)で、この舞台に出た馬全体の22.1%より高い水準です。低いのは回収率の方で、よく走ってきたが、人気になる分だけ報われていない、という読み方になります。
東京に限って判定できた父は、いずれも他場と差がありませんでした。血統から「東京が得意」とは言いにくい、というのがこのデータの答えです。
6. 今年の登録馬
14頭が登録しています(出走馬はまだ確定していません)。集計は2026年10月19日より前の出走のみです。
| 馬名 | 父 | 通算 | 前走 | 当コース | 同距離帯 | 重賞 | 主な脚質 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シティオブドリーム | コントレイル | 2戦2好走 | 野路菊ステークス 2着(4人気) | — | 2戦2好走 | — | 差し |
| マリアンデール | シルバーステート | 2戦2好走 | 前走 1着(2人気) | — | 2戦2好走 | — | 追込 |
| タプティ | ダノンスマッシュ | 2戦1好走 | 前走 1着(4人気) | — | 2戦1好走 | — | 逃げ |
| サトノスプレマシー | シルバーステート | 2戦1好走 | 前走 1着(2人気) | — | 2戦1好走 | — | 差し |
| ピコベリー | モーリス | 1戦1好走 | 前走 1着(2人気) | — | 1戦1好走 | — | 差し |
| リスグロワール | サートゥルナーリア | 1戦1好走 | 前走 1着(2人気) | — | 1戦1好走 | — | 差し |
| プルヴィナル | モーリス | 1戦1好走 | 前走 1着(1人気) | — | 1戦1好走 | — | 先行 |
| ジーティーキャリー | ブリックスアンドモルタル | 2戦2好走 | 前走 1着(1人気) | 1戦1好走 | 2戦2好走 | — | 逃げ |
| カナデルペガサス | ステルヴィオ | 1戦1好走 | 前走 1着(5人気) | — | 1戦1好走 | — | 差し |
| ファミーリエ | キズナ | 1戦1好走 | 前走 1着(2人気) | — | 1戦1好走 | — | 差し |
| シュヴァルツペルレ | リアルスティール | 2戦1好走 | サフラン賞 5着(5人気) | — | 2戦1好走 | — | 追込 |
| ローズサルーテ | ロジャーバローズ | 1戦1好走 | 前走 1着(3人気) | — | 1戦1好走 | — | 差し |
| ホウオウプレマ | キタサンブラック | 1戦1好走 | 前走 1着(1人気) | — | 1戦1好走 | — | 先行 |
| ベストプラージュ | — | — | — | — | — | — | — |
「主な脚質」は過去のレースで最も多かった脚質です。当日の展開で変わるため、そのまま当日の脚質になるとは限りません。
7. 注目登録馬 — 6つの見方に当てはめる
このレースでは、出走した馬のうち22.9%が3着以内に入っています。その平均と比べて、各馬が当てはまる区分が良かったか悪かったかを並べました。どの馬が勝つかを予想したものではありません。
| 馬名 | 父 | 過去の傾向との重なり |
|---|---|---|
| シュヴァルツペルレ | リアルスティール | 良い: 血統(この距離が得意) 827走ぶん |
| ジーティーキャリー | ブリックスアンドモルタル | 良い: 血統(この距離が得意) 831走ぶん |
| ピコベリー | モーリス | 良い: 血統(この距離が得意) 2493走ぶん |
| ファミーリエ | キズナ | 良い: 血統(回収率) 2745走ぶん |
| プルヴィナル | モーリス | 良い: 血統(この距離が得意) 2493走ぶん |
| シティオブドリーム | コントレイル | 悪い: 血統(回収率) 304走ぶん |
| タプティ | ダノンスマッシュ | 悪い: 血統(この距離は苦手) 168走ぶん |
6つの見方すべての内訳は次のとおりです。
| 馬名 | 前走レース | 前走の着順 | 出走間隔 | 脚質 | 血統(距離) | 血統(妙味) | まとめ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シュヴァルツペルレ | —(サフラン賞・例が少ない) | → 平均並み(前走4〜5着) | ↘ やや悪い(4〜6週) | ↘ やや悪い(追込) | ↑ 良い(この距離が得意) | → 平均並み | 良い: 血統(この距離が得意) |
| ジーティーキャリー | —(—・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | → 平均並み(7〜12週) | ↗ やや良い(逃げ) | ↑ 良い(この距離が得意) | → 平均並み | 良い: 血統(この距離が得意) |
| ピコベリー | —(—・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | → 平均並み(7〜12週) | ↘ やや悪い(差し) | ↑ 良い(この距離が得意) | → 平均並み | 良い: 血統(この距離が得意) |
| ファミーリエ | —(—・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | → 平均並み(7〜12週) | ↘ やや悪い(差し) | → 平均並み | ↑ 良い(回収率94.5%) | 良い: 血統(回収率) |
| プルヴィナル | —(—・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | ↘ やや悪い(4〜6週) | ↗ やや良い(先行) | ↑ 良い(この距離が得意) | → 平均並み | 良い: 血統(この距離が得意) |
| カナデルペガサス | —(—・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | → 平均並み(7〜12週) | ↘ やや悪い(差し) | —(出走が少ない) | → 平均並み | はっきりした差なし |
| サトノスプレマシー | —(—・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | → 平均並み(7〜12週) | ↘ やや悪い(差し) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| ベストプラージュ | —(—・例が少ない) | —(—・例が少ない) | —(—・例が少ない) | —(—・例が少ない) | —(データなし) | —(データなし) | はっきりした差なし |
| ホウオウプレマ | —(—・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | → 平均並み(7〜12週) | ↗ やや良い(先行) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| マリアンデール | —(—・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | ↘ やや悪い(4〜6週) | ↘ やや悪い(追込) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| リスグロワール | —(—・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | → 平均並み(7〜12週) | ↘ やや悪い(差し) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| ローズサルーテ | —(—・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | ↘ やや悪い(4〜6週) | ↘ やや悪い(差し) | → 平均並み | → 平均並み | はっきりした差なし |
| シティオブドリーム | —(野路菊ステークス・例が少ない) | ↗ やや良い(前走2〜3着) | ↘ やや悪い(4〜6週) | ↘ やや悪い(差し) | → 平均並み | ↓ 悪い(回収率54.3%) | 悪い: 血統(回収率) |
| タプティ | —(—・例が少ない) | ↗ やや良い(前走1着) | → 平均並み(7〜12週) | ↗ やや良い(逃げ) | ↓ 悪い(この距離は苦手) | → 平均並み | 悪い: 血統(この距離は苦手) |
↑↓ は、たまたまでは説明しにくい差が出た区分です。↗↘→ は差があるとまでは言えない範囲の目安で、「—」は過去に例が少なく比べられないという意味です。
結局どう見るか
- 今年の登録馬について、はっきりした差が出ているのは血統の見方だけです。前走の着順・前走のレース・出走間隔・脚質では、↑↓ が付いた馬はいません。
- シュヴァルツペルレ・ジーティーキャリー・ピコベリー・プルヴィナルは、父の距離適性が良い側に出ています。これは同じ父の産駒どうしで距離を比べた話で、その馬自身の能力を測ったものではありません。
- ファミーリエは父キズナの回収率が良い側です。好走率ではなく「買って報われてきたか」の話です。
- タプティは父ダノンスマッシュの距離適性が、シティオブドリームは父コントレイルの回収率が、悪い側に出ています。シティオブドリームの方は好走率の話ではありません。
- 残る7頭は、どの見方でもはっきりした差が出ていません。差が出ないことは、弱いという意味ではありません。過去のデータでは判断材料にならなかった、というだけです。
このレースで事前に言えたのは、コースの側の8枠と人気の傾向、そして父の距離適性です。レース自身で差が出た前走6着以下・前走未勝利は、どちらも今年の登録馬に当てはまる馬がいません。枠は当日の枠順が出るまで各馬に割り当てられず、脚質は当日の展開で変わります。
最後に
各馬の勝率と期待値は、前日のオッズが出てから計算してWebアプリに掲載します。この記事は、その前段として「このレースで言われてきたことが本当か」を確かめるためのものです。
たまたま出た差を「傾向」と書かないために、判定は統計の検定を通したものだけに限っています。差が出なかった区分を含む全区分の成績は 東京芝1600m のコース傾向データ に掲載しています。
この記事の集計は、JRA全レースの勝率・複勝率・適正オッズ・期待値を毎週計算しているデータをもとにしています。自分の予想や印と重ねて、買う条件と見送る条件を検証したい方は、15日間の無料トライアルがあります。