東京ハイジャンプ(G2)のデータ

東京ハイジャンプを過去の結果から集計したページです。舞台は東京障害3110m。掲載している数値はすべて JRA の確定成績から機械的に集計したもので、着順予想ではありません。

今年の登録馬については 東京ハイジャンプ 今年のプレビュー をご覧ください。

結論

東京障害3110mについて 4 件を統計的に検定し、差が確認できたのは 2 件でした(30 レース・341 頭ぶんの集計)。

残りは、この頭数の範囲では差があるとは言えませんでした。差が確認できなかったことも結果です。内訳は次のとおりで、比較相手が違うので軸をまたいで見比べないでください。

よく走った / 走らなかった区分(好走率)

脚質・枠順・人気の 2 区分を検定し、差が確認できたのは 1 区分です。

判定区分実績比較相手
↑ 有利追込(脚質)複勝率 14.2%・106頭全国の同型コースの同区分 7.2% の 1.97倍

残る 1 区分では、この頭数の範囲で差を確認できませんでした。

評価は複勝率の統計判定です。↑有利/↓不利は基準線 (全国の同型コースの同区分、取れない場合はコース全体) との差が偶然では説明しにくい水準にあることを、「— 差なし」はサンプル数の範囲では差があると言えないことを、「判定対象外」は検定が成立する頭数に届かず差の有無を述べていないことを示します。この判定に回収率は使っていません (回収率は別の節で、独立した基準で判定しています)。

買って報われた / 報われなかった区分(回収率)

同じ区分を回収率でも 2 区分検定し、差が確認できたのは 1 区分です。⚠ 判定は全国との比較で、100% を超えているかどうかではありません。

判定区分実績比較相手
↑ 全国より高い追込(脚質)単複平均 133.5%・106頭全国の同型コースの同区分 23.2%

残る 1 区分では、この頭数の範囲で差を確認できませんでした。

回収率は投じた額に対する払戻の割合です。判定は単勝と複勝の平均を全国の同型コースの同区分と比べた統計判定 (Welch 検定・片側 5%) で、「↑ 全国より高い」「↓ 全国より低い」は差が偶然では説明しにくい水準にあることを、「— 差なし」はサンプル数の範囲では差があると言えないことを示します。⚠ 判定は全国との比較であって、100% を超えているかどうかではありません(100% を超えていても全国の同区分より低いことがあります)。⚠ これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。また好走率とは別の軸なので、よく走る区分が買って報われる区分とは限りません。

差が出なかった区分を含む全区分の成績は 東京障害3110m のコース傾向データ に掲載しています。

ここで使っている勝率・期待値は、JRA全レース分を毎週計算して公開しています。

1. 東京ハイジャンプというレースの決着傾向

過去12回(2014年〜2025年)の結果を集計しました。平均10.7頭立てで、着順がついた延べ124頭が集計対象です(出走取消・競走中止は分母に入れていません)。

過去の結果

年頭数馬場勝ち馬人気勝ちタイム勝ち馬の脚質3着以内の人気
202510良ジューンベロシティ1番人気3:26.8先行1-2-3
20249良ジューンベロシティ1番人気3:24.8逃げ1-3-4
202312重マイネルグロン8番人気3:32.0先行8-4-5
202212良ゼノヴァース3番人気3:25.9逃げ3-1-10
202112稍重ラヴアンドポップ6番人気3:28.8逃げ6-3-1
20208稍重メイショウダッサイ1番人気3:31.1差し1-7-3
20199稍重シングンマイケル3番人気3:28.1先行3-2-1
201811稍重サーストンコラルド4番人気3:28.3先行4-3-2
201710重オジュウチョウサン1番人気3:32.5先行1-2-6
201610良オジュウチョウサン1番人気3:27.6先行1-3-2
201511良サナシオン3番人気3:25.8逃げ3-2-1
201414良サンレイデューク13番人気3:27.1差し13-1-5

勝ち馬の人気は、12回のうち3番人気以内が8回、4〜6番人気が2回、7〜9番人気が1回、10番人気以下が1回です。勝ち馬の脚質は逃げ4回・先行6回・差し2回。馬場は良6回・稍重4回・重2回。勝ちタイムは良が3:24.8〜3:27.6、稍重が3:28.1〜3:31.1、重が3:32.0〜3:32.5です。勝ちタイムは馬場状態で大きく変わるため、年をまたいだ比較はしていません(馬場を併記)。「勝ち馬の脚質」はそのレースで実際に取った位置取りで、事前に分かるものではありません。

人気別の決着

区分頭数3着内3着内率基準倍率評価
1〜3番人気362569.4%53.9%1.29倍— 差なし
4〜6番人気33721.2%32.4%0.65倍判定対象外(比較対象なし)
7〜9番人気3425.9%11.6%0.51倍— 差なし
10番人気以下2129.5%5.9%1.61倍— 差なし

基準は全国の重賞・障害2910〜3310m(出走頭数の構成をこのレースに合わせて調整)の同じ区分(534頭)です(うち出走頭数が一致する重賞がなく比較に使えなかった分が21%)。3着内率は出走頭数だけで機械的に上下する(12頭立てなら無作為でも25%、18頭立てなら16.7%)ため、頭数の構成をこのレースに合わせて調整したうえで比べています。倍率が1.0倍なら基準どおり、評価は正確確率検定(両側5%)です。多くの区分を同時に見ているので、1つの判定だけを強く受け取らないでください。

脚質別の決着

区分頭数3着内3着内率基準倍率評価
逃げ151173.3%36.1%2.03倍判定対象外(比較対象なし)
先行271555.6%44.0%1.26倍判定対象外(比較対象なし)
差し40615.0%31.9%0.47倍↓ 低い
追込4249.5%8.6%1.1倍— 差なし

基準・評価の読み方は前の表と同じです。

前走レース別

前走頭数3着内3着内率残りの馬着順の内訳評価
オープン特別39512.8%36.5%1着・1着・2着・3着・3着↓ 低い
新潟ジャンプステークス181161.1%23.6%1着・2着・2着・2着・2着・3着・3着・3着・3着・3着・3着↑ 高い
東京ジャンプステークス16743.8%26.9%1着・1着・1着・1着・1着・1着・3着— 差なし
中山グランドジャンプ15533.3%28.4%1着・1着・2着・2着・3着— 差なし
阪神ジャンプステークス14535.7%28.2%1着・2着・2着・3着・3着— 差なし
京都ハイジャンプ700.0%30.8%—— 差なし
小倉サマージャンプ5360.0%27.7%2着・2着・2着— 差なし
未勝利400.0%30.0%—— 差なし
1勝クラス200.0%29.5%—— 差なし
東京ハイジャンプ200.0%29.5%—— 差なし

「3着内率」はその前走から来た馬のうち3着以内に入った割合、評価は同じレースに出ていた残りの馬と比べた統計判定です(レース全体では124頭中36頭 = 29.0%)。頭数が少ない2通りの前走(合計2頭)は表から省いています。前走別は1区分あたりの頭数が小さいため、判定が出ていない区分でも「差が無い」ではなく「この頭数では差を示せない」と読んでください。多くの区分を同時に見ている点にも注意が必要です。

前走からの間隔別

区分頭数3着内3着内率残りの馬倍率主な前走評価
3週以内400.0%30.0%0.0倍オープン特別4頭— 差なし
4〜6週31516.1%33.3%0.48倍オープン特別13頭・阪神ジャンプステークス13頭— 差なし
7〜12週321546.9%22.8%2.06倍新潟ジャンプステークス17頭・オープン特別8頭↑ 高い
13週以上571628.1%29.9%0.94倍東京ジャンプステークス16頭・中山グランドジャンプ15頭— 差なし

「残りの馬」は同じレースに出ていたそれ以外の馬の3着内率で、評価はこれとの比較です。ただし出走間隔は前走のレース格と重なります(「主な前走」列を参照)。間隔そのものの効果として読むことはできません。

前走の着順別

区分頭数3着内3着内率基準倍率評価
前走1着402050.0%19.0%2.63倍↑ 高い
前走2〜3着28932.1%28.1%1.14倍— 差なし
前走4〜5着18316.7%31.1%0.54倍— 差なし
前走6着以下36411.1%36.4%0.3倍↓ 低い

「基準」は同じレースに出ていた残りの馬の3着内率です。前走のレース名や出走間隔と違い、この軸はどのレースから来たかに依存しません。

3着以内が複数回ある厩舎

厩舎出走勝利3着内
和田正一郎423
岩戸孝樹313
清水久詞403
松元茂樹303
武英智322
高橋義忠512
飯田祐史212
中竹和也402
矢作芳人202

この表は過去の実績の記録で、統計的な判定はしていません(1厩舎あたりの出走数が数頭のため、検定が成立しません)。

3着以内が複数回ある騎手

騎手出走勝利3着内
高田潤725
森一馬625
石神深一1034
北沢伸也613
平沢健治603
難波剛健712
西谷誠612
草野太郎502
黒岩悠302

騎乗馬は当日まで確定しないため、この表は過去の記録としてのみ示しています。

2. よく言われる説の検証

一般に語られる 5 個の説を、このレースとこのコースのデータで検証しました。

説結果根拠にした区分実績比較相手
このコースで追い込みは届かない⇄ 逆だった追込(東京障害3110mの脚質)14.2%・106頭7.2% の 1.97倍
休み明けは走らない— 支持されず13週以上(東京ハイジャンプの過去12年の前走からの間隔)28.1%・57頭29.9% の 0.94倍
前走で大敗した馬は消していい↑ 支持された前走6着以下(東京ハイジャンプの過去12年の前走の着順)11.1%・36頭36.4% の 0.3倍
前走を勝ってきた馬が強い↑ 支持された前走1着(東京ハイジャンプの過去12年の前走の着順)50.0%・40頭19.0% の 2.63倍
追い込みは届かない— 支持されず追込(東京ハイジャンプの過去12年の脚質)9.5%・42頭8.6% の 1.1倍

⚠ ただしこの区分は前走のレースと重なっています。間隔そのものの効果としては読めません

このほか、定説と結びつかない 34 区分も検定しています。差が出たものは冒頭の結論に、全区分はレース史とコース傾向の表に出ています。

よくある質問

東京ハイジャンプで統計的に確かめられた傾向はありますか?

東京ハイジャンプの過去12年の前走の着順「前走1着」の3着以内率は50.0%(40頭ぶん)、比較相手は19.0%で2.63倍。たまたまでは説明しにくい差です。東京ハイジャンプの過去12年の前走の着順「前走6着以下」の3着以内率は11.1%(36頭ぶん)、比較相手は36.4%で0.3倍。たまたまでは説明しにくい差です。東京ハイジャンプの過去12年の脚質「差し」の3着以内率は15.0%(40頭ぶん)、比較相手は31.9%で0.47倍。たまたまでは説明しにくい差です。ほかに同じ水準の区分が 3 件あります(本文の表に出ています)。

東京ハイジャンプで「このコースで追い込みは届かない」は本当ですか?

東京障害3110mの脚質「追込」の3着以内率は14.2%(106頭ぶん)、比較相手は7.2%で1.97倍。たまたまでは説明しにくい差です。

東京ハイジャンプで「休み明けは走らない」は本当ですか?

東京ハイジャンプの過去12年の前走からの間隔「13週以上」の3着以内率は28.1%(57頭ぶん)、比較相手は29.9%で0.94倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

東京ハイジャンプで「追い込みは届かない」は本当ですか?

東京ハイジャンプの過去12年の脚質「追込」の3着以内率は9.5%(42頭ぶん)、比較相手は8.6%で1.1倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。

東京ハイジャンプで買って報われてきた区分はありますか?

東京障害3110mの脚質「追込」の単複平均回収率は133.5%(106頭ぶん)で、同じ舞台の平均23.2%を上回っています。これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。

このページについて

好走率の判定には正確確率検定(両側 5%)を、回収率の判定には Welch 検定(片側 5%)を用いています。2 つは別の軸なので、判定も分けて出しています。内容は同じ URL のまま毎年更新します。

舞台となるコースの全区分の成績は 東京障害3110m のコース傾向データ に掲載しています。

この記事の集計は、JRA全レースの勝率・複勝率・適正オッズ・期待値を毎週計算しているデータをもとにしています。自分の予想や印と重ねて、買う条件と見送る条件を検証したい方は、15日間の無料トライアルがあります。

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