秋華賞を過去の結果から集計したページです。舞台は京都芝2000m。掲載している数値はすべて JRA の確定成績から機械的に集計したもので、着順予想ではありません。
今年の登録馬については 秋華賞 今年のプレビュー をご覧ください。
結論
京都芝2000mについて 32 件を統計的に検定し、差が確認できたのは 7 件でした(356 レース・4083 頭ぶんの集計)。
残りは、この頭数の範囲では差があるとは言えませんでした。差が確認できなかったことも結果です。内訳は次のとおりで、比較相手が違うので軸をまたいで見比べないでください。
よく走った / 走らなかった区分(好走率)
脚質・枠順・人気の 16 区分を検定し、差が確認できたのは 5 区分です。
| 判定 | 区分 | 実績 | 比較相手 |
|---|---|---|---|
| ↑ 有利 | 追込(脚質) | 複勝率 20.0%・1324頭 | 全国の同型コースの同区分 15.1% の 1.32倍 |
| ↑ 有利 | 8枠(枠順) | 複勝率 26.4%・637頭 | 全国の同型コースの同区分 21.1% の 1.25倍 |
| ↑ 有利 | 4枠(枠順) | 複勝率 29.9%・485頭 | 全国の同型コースの同区分 24.5% の 1.22倍 |
| ↑ 有利 | 7枠(枠順) | 複勝率 27.0%・604頭 | 全国の同型コースの同区分 23.0% の 1.17倍 |
| ↑ 有利 | 差し(脚質) | 複勝率 26.7%・1294頭 | 全国の同型コースの同区分 24.3% の 1.1倍 |
残る 11 区分では、この頭数の範囲で差を確認できませんでした。
評価は複勝率の統計判定です。↑有利/↓不利は基準線 (全国の同型コースの同区分、取れない場合はコース全体) との差が偶然では説明しにくい水準にあることを、「— 差なし」はサンプル数の範囲では差があると言えないことを、「判定対象外」は検定が成立する頭数に届かず差の有無を述べていないことを示します。この判定に回収率は使っていません (回収率は別の節で、独立した基準で判定しています)。
買って報われた / 報われなかった区分(回収率)
同じ区分を回収率でも 16 区分検定し、差が確認できたのは 2 区分です。⚠ 判定は全国との比較で、100% を超えているかどうかではありません。
| 判定 | 区分 | 実績 | 比較相手 |
|---|---|---|---|
| ↑ 全国より高い | 逃げ(脚質) | 単複平均 198.6%・560頭 | 全国の同型コースの同区分 133.6% |
| ↑ 全国より高い | 5枠(枠順) | 単複平均 105.4%・520頭 | 全国の同型コースの同区分 68.1% |
残る 14 区分では、この頭数の範囲で差を確認できませんでした。
回収率は投じた額に対する払戻の割合です。判定は単勝と複勝の平均を全国の同型コースの同区分と比べた統計判定 (Welch 検定・片側 5%) で、「↑ 全国より高い」「↓ 全国より低い」は差が偶然では説明しにくい水準にあることを、「— 差なし」はサンプル数の範囲では差があると言えないことを示します。⚠ 判定は全国との比較であって、100% を超えているかどうかではありません(100% を超えていても全国の同区分より低いことがあります)。⚠ これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。また好走率とは別の軸なので、よく走る区分が買って報われる区分とは限りません。
差が出なかった区分を含む全区分の成績は 京都芝2000m のコース傾向データ に掲載しています。
ここで使っている勝率・期待値は、JRA全レース分を毎週計算して公開しています。
1. 秋華賞というレースの決着傾向
過去10回(2014年〜2025年)の結果を集計しました。平均17.7頭立てで、着順がついた延べ174頭が集計対象です(出走取消・競走中止は分母に入れていません)。このほかに2開催が該当しましたが、2021年(阪神芝2000m)・2022年(阪神芝2000m)は開催コースが異なるため除外しています。
過去の結果
| 年 | 頭数 | 馬場 | 勝ち馬 | 人気 | 勝ちタイム | 勝ち馬の脚質 | 3着以内の人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 18 | 良 | エンブロイダリー | 2番人気 | 1:58.3 | 先行 | 2-5-6 |
| 2024 | 15 | 良 | チェルヴィニア | 1番人気 | 1:57.1 | 差し | 1-5-2 |
| 2023 | 18 | 稍重 | リバティアイランド | 1番人気 | 2:01.1 | 先行 | 1-3-2 |
| 2020 | 18 | 稍重 | デアリングタクト | 1番人気 | 2:00.6 | 追込 | 1-10-9 |
| 2019 | 18 | 稍重 | クロノジェネシス | 4番人気 | 1:59.9 | 先行 | 4-2-10 |
| 2018 | 18 | 良 | アーモンドアイ | 1番人気 | 1:58.5 | 差し | 1-5-3 |
| 2017 | 18 | 重 | ディアドラ | 3番人気 | 2:00.2 | 追込 | 3-4-5 |
| 2016 | 18 | 良 | ヴィブロス | 3番人気 | 1:58.6 | 差し | 3-4-8 |
| 2015 | 18 | 良 | ミッキークイーン | 1番人気 | 1:56.9 | 差し | 1-5-8 |
| 2014 | 18 | 良 | ショウナンパンドラ | 3番人気 | 1:57.0 | 差し | 3-1-4 |
勝ち馬の人気は、10回のうち3番人気以内が9回、4〜6番人気が1回です。勝ち馬の脚質は先行3回・差し5回・追込2回。馬場は良6回・稍重3回・重1回。勝ちタイムは良が1:56.9〜1:58.6、稍重が1:59.9〜2:01.1、重が2:00.2〜2:00.2です。勝ちタイムは馬場状態で大きく変わるため、年をまたいだ比較はしていません(馬場を併記)。「勝ち馬の脚質」はそのレースで実際に取った位置取りで、事前に分かるものではありません。
人気別の決着
| 区分 | 頭数 | 3着内 | 3着内率 | 基準 | 倍率 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1〜3番人気 | 30 | 15 | 50.0% | 43.3% | 1.15倍 | — 差なし |
| 4〜6番人気 | 30 | 10 | 33.3% | 26.6% | 1.25倍 | — 差なし |
| 7〜9番人気 | 30 | 3 | 10.0% | 15.4% | 0.65倍 | — 差なし |
| 10番人気以下 | 84 | 2 | 2.4% | 5.3% | 0.45倍 | — 差なし |
基準は全国の重賞・芝1800〜2200m(出走頭数の構成をこのレースに合わせて調整)の同じ区分(8089頭)です。3着内率は出走頭数だけで機械的に上下する(12頭立てなら無作為でも25%、18頭立てなら16.7%)ため、頭数の構成をこのレースに合わせて調整したうえで比べています。倍率が1.0倍なら基準どおり、評価は正確確率検定(両側5%)です。多くの区分を同時に見ているので、1つの判定だけを強く受け取らないでください。
脚質別の決着
| 区分 | 頭数 | 3着内 | 3着内率 | 基準 | 倍率 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 21 | 2 | 9.5% | 21.7% | 0.44倍 | — 差なし |
| 先行 | 47 | 7 | 14.9% | 18.7% | 0.8倍 | — 差なし |
| 差し | 57 | 15 | 26.3% | 19.2% | 1.37倍 | — 差なし |
| 追込 | 49 | 6 | 12.2% | 11.6% | 1.05倍 | — 差なし |
基準・評価の読み方は前の表と同じです。
前走レース別
| 前走 | 頭数 | 3着内 | 3着内率 | 残りの馬 | 着順の内訳 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ローズステークス | 64 | 11 | 17.2% | 17.3% | 1着・2着・2着・2着・2着・3着・3着・3着・3着・3着・3着 | — 差なし |
| 紫苑ステークス | 38 | 6 | 15.8% | 17.6% | 1着・1着・2着・2着・2着・2着 | — 差なし |
| 優駿牝馬 | 22 | 8 | 36.4% | 14.5% | 1着・1着・1着・1着・1着・1着・3着・3着 | ↑ 高い |
| 2勝クラス | 18 | 2 | 11.1% | 17.9% | 2着・3着 | — 差なし |
| オープン特別 | 11 | 1 | 9.1% | 17.8% | 1着 | — 差なし |
| 1勝クラス | 8 | 1 | 12.5% | 17.5% | 3着 | — 差なし |
| クイーンステークス | 6 | 0 | 0.0% | 17.9% | — | — 差なし |
| ラジオNIKKEI賞 | 2 | 0 | 0.0% | 17.4% | — | — 差なし |
「3着内率」はその前走から来た馬のうち3着以内に入った割合、評価は同じレースに出ていた残りの馬と比べた統計判定です(レース全体では174頭中30頭 = 17.2%)。頭数が少ない5通りの前走(合計5頭)は表から省いています。前走別は1区分あたりの頭数が小さいため、判定が出ていない区分でも「差が無い」ではなく「この頭数では差を示せない」と読んでください。多くの区分を同時に見ている点にも注意が必要です。
前走からの間隔別
| 区分 | 頭数 | 3着内 | 3着内率 | 残りの馬 | 倍率 | 主な前走 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3週以内 | 5 | 0 | 0.0% | 17.8% | 0.0倍 | 1勝クラス2頭・2勝クラス2頭 | — 差なし |
| 4〜6週 | 125 | 20 | 16.0% | 20.4% | 0.78倍 | ローズステークス64頭・紫苑ステークス38頭 | — 差なし |
| 7〜12週 | 16 | 2 | 12.5% | 17.7% | 0.71倍 | クイーンステークス6頭・2勝クラス5頭 | — 差なし |
| 13週以上 | 28 | 8 | 28.6% | 15.1% | 1.89倍 | 優駿牝馬22頭・2勝クラス2頭 | — 差なし |
「残りの馬」は同じレースに出ていたそれ以外の馬の3着内率で、評価はこれとの比較です。ただし出走間隔は前走のレース格と重なります(「主な前走」列を参照)。間隔そのものの効果として読むことはできません。
前走の着順別
| 区分 | 頭数 | 3着内 | 3着内率 | 基準 | 倍率 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 前走1着 | 50 | 11 | 22.0% | 15.3% | 1.44倍 | — 差なし |
| 前走2〜3着 | 41 | 11 | 26.8% | 14.3% | 1.87倍 | — 差なし |
| 前走4〜5着 | 23 | 4 | 17.4% | 17.2% | 1.01倍 | — 差なし |
| 前走6着以下 | 60 | 4 | 6.7% | 22.8% | 0.29倍 | ↓ 低い |
「基準」は同じレースに出ていた残りの馬の3着内率です。前走のレース名や出走間隔と違い、この軸はどのレースから来たかに依存しません。
3着以内が複数回ある厩舎
| 厩舎 | 出走 | 勝利 | 3着内 |
|---|---|---|---|
| 国枝栄 | 7 | 1 | 4 |
| 中内田充正 | 9 | 1 | 3 |
| 友道康夫 | 6 | 1 | 2 |
| 杉山晴紀 | 5 | 1 | 2 |
この表は過去の実績の記録で、統計的な判定はしていません(1厩舎あたりの出走数が数頭のため、検定が成立しません)。
3着以内が複数回ある騎手
| 騎手 | 出走 | 勝利 | 3着内 |
|---|---|---|---|
| C.ルメール | 9 | 4 | 5 |
| 武豊 | 9 | 0 | 4 |
| 川田将雅 | 10 | 1 | 3 |
| 浜中俊 | 6 | 2 | 2 |
| M.デムーロ | 7 | 0 | 2 |
騎乗馬は当日まで確定しないため、この表は過去の記録としてのみ示しています。
2. よく言われる説の検証
一般に語られる 7 個の説を、このレースとこのコースのデータで検証しました。
| 説 | 結果 | 根拠にした区分 | 実績 | 比較相手 |
|---|---|---|---|---|
| このコースで追い込みは届かない | ⇄ 逆だった | 追込(京都芝2000mの脚質) | 20.0%・1324頭 | 15.1% の 1.32倍 |
| 休み明けは走らない | — 支持されず | 13週以上(秋華賞の過去10年の前走からの間隔) | 28.6%・28頭 | 15.1% の 1.89倍 |
| 内枠が有利だ | — 支持されず | 1枠(京都芝2000mの枠) | 24.7%・409頭 | 24.8% の 1.0倍 |
| 内枠が有利だ | — 支持されず | 2枠(京都芝2000mの枠) | 25.5%・431頭 | 23.3% の 1.09倍 |
| 前走で大敗した馬は消していい | ↑ 支持された | 前走6着以下(秋華賞の過去10年の前走の着順) | 6.7%・60頭 | 22.8% の 0.29倍 |
| 前走を勝ってきた馬が強い | — 支持されず | 前走1着(秋華賞の過去10年の前走の着順) | 22.0%・50頭 | 15.3% の 1.44倍 |
| 外枠は不利だ | ⇄ 逆だった | 8枠(京都芝2000mの枠) | 26.4%・637頭 | 21.1% の 1.25倍 |
| 追い込みは届かない | — 支持されず | 追込(秋華賞の過去10年の脚質) | 12.2%・49頭 | 11.6% の 1.05倍 |
⚠ ただしこの区分は前走のレースと重なっています。間隔そのものの効果としては読めません
このほか、定説と結びつかない 32 区分も検定しています。差が出たものは冒頭の結論に、全区分はレース史とコース傾向の表に出ています。
よくある質問
秋華賞で統計的に確かめられた傾向はありますか?
秋華賞の過去10年の前走の着順「前走6着以下」の3着以内率は6.7%(60頭ぶん)、比較相手は22.8%で0.29倍。たまたまでは説明しにくい差です。秋華賞の過去10年の前走のレース「優駿牝馬」の3着以内率は36.4%(22頭ぶん)、比較相手は14.5%で2.51倍。たまたまでは説明しにくい差です。京都芝2000mの脚質「差し」の3着以内率は26.7%(1294頭ぶん)、比較相手は24.3%で1.1倍。たまたまでは説明しにくい差です。ほかに同じ水準の区分が 2 件あります(本文の表に出ています)。
秋華賞で「このコースで追い込みは届かない」は本当ですか?
京都芝2000mの脚質「追込」の3着以内率は20.0%(1324頭ぶん)、比較相手は15.1%で1.32倍。たまたまでは説明しにくい差です。
秋華賞で「外枠は不利だ」は本当ですか?
京都芝2000mの枠「8枠」の3着以内率は26.4%(637頭ぶん)、比較相手は21.1%で1.25倍。たまたまでは説明しにくい差です。
秋華賞で「前走を勝ってきた馬が強い」は本当ですか?
秋華賞の過去10年の前走の着順「前走1着」の3着以内率は22.0%(50頭ぶん)、比較相手は15.3%で1.44倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。
秋華賞で「休み明けは走らない」は本当ですか?
秋華賞の過去10年の前走からの間隔「13週以上」の3着以内率は28.6%(28頭ぶん)、比較相手は15.1%で1.89倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。
秋華賞で「内枠が有利だ」は本当ですか?
京都芝2000mの枠「2枠」の3着以内率は25.5%(431頭ぶん)、比較相手は23.3%で1.09倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。京都芝2000mの枠「1枠」の3着以内率は24.7%(409頭ぶん)、比較相手は24.8%で1.0倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。
秋華賞で「追い込みは届かない」は本当ですか?
秋華賞の過去10年の脚質「追込」の3着以内率は12.2%(49頭ぶん)、比較相手は11.6%で1.05倍。この頭数では、たまたまの範囲を出ませんでした。
秋華賞で買って報われてきた区分はありますか?
京都芝2000mの脚質「逃げ」の単複平均回収率は198.6%(560頭ぶん)で、同じ舞台の平均133.6%を上回っています。京都芝2000mの枠「5枠」の単複平均回収率は105.4%(520頭ぶん)で、同じ舞台の平均68.1%を上回っています。これは過去の集計であって、将来の的中や利益を示すものではありません。
このページについて
好走率の判定には正確確率検定(両側 5%)を、回収率の判定には Welch 検定(片側 5%)を用いています。2 つは別の軸なので、判定も分けて出しています。内容は同じ URL のまま毎年更新します。
舞台となるコースの全区分の成績は 京都芝2000m のコース傾向データ に掲載しています。
この記事の集計は、JRA全レースの勝率・複勝率・適正オッズ・期待値を毎週計算しているデータをもとにしています。自分の予想や印と重ねて、買う条件と見送る条件を検証したい方は、15日間の無料トライアルがあります。